要約 「キヌヒメ」は良質で、茎立ちが遅く、耐寒性が強い。出穂期、成熟期は「きぬいろは」より遅いが、外観品質は優れ、収量が安定しているので、標高300m以上の中山間地域向き奨励品種として採用した。 キーワ...
要約 prxC2(西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ遺伝子)あるいはRCC2(イネ由来キチナーゼ遺伝子)をアグロバクテリウム法でイチゴ「アスカルビー」へ導入した個体を、イチゴ萎黄病菌汚染土壌で検定することによっ...
要約 出荷3週間前からの炭酸ガス施用により、シクラメンの観賞時における日持ち性を改善することができる。 背景・ねらい 観葉植物をはじめ、花を観賞の主体とする鉢花でも、観賞時の葉色低下あるいは黄化葉の...
要約 イチゴの空中採苗苗を採苗・発根後、2次育苗せずに直接定植して、従来の土耕無仮植苗とほぼ同程度の収量・果実品質が得られる。展開葉数3枚以上の子苗を採苗し、発根培地に挿して21日程度育苗した苗を用いる...
ブルーベリーを加害する昆虫相とシャシャンボツバメスガに対する薬剤の防除効果
要約 ブルーベリーの幼木を加害する昆虫相の調査で採集されたのは、シャシャンボツバメスガ、マイマイガ、イラガ、リンゴドクガ、シャクガ類など、4目約30種である。シャシャンボツバメスガ幼虫に対するルフェヌ...
エンバク前作とマルチ栽培によるダイコンのキスジノミハムシの防除
要約 5月および9月播きダイコンの前作にエンバクを栽培すると、キスジノミハムシの被害が減少する。マルチを組み合わせるとさらに効果が高い。 背景・ねらい 宇陀郡内はかつてはダイコンの産地であったが、キス...
要約 軽作業化農業技術の多面的経営評価手法を開発した。イチゴの高設栽培技術を事例とし、労働快適化やリスク軽減がいくらの収益増加に相当し、いくらの投資価値をもつかを、選択型コンジョイント分析により農家...
要約 畜産堆肥等の水浸出液の形態別窒素イオン濃度を簡易型反射式光度計で測定することにより花壇苗等に対する生育阻害性を簡易に判定することができる。また、浸出液中のコムギ種子根の伸長量を測定するバイオア...
要約 ヤマトトウキの鉢花栽培は、根茎15mm以上の苗を用い、根は切断しないで定植する。元肥は用いず液肥等の追肥を行う。仕立て方は3本仕立が花の印象もよく適当である。 背景・ねらい ヤマト(オオブカ)ト...
要約 野菜の機械移植栽培における苗の老化を避け、根鉢形成の十分でない若苗の移植を可能にするため、ハクサイのセル育苗用土中に、根鉢の形成だけを目的とした植物(根鉢植物)の種子を混和する育苗方法を開発した...
要約 生分解性フィルムで根域制限することにより、若苗定植したトマトの初期生育を抑制し、正常果率を高めることができる。トマトの根はフィルムの分解にともなって伸長するので、慣行の成苗定植に近い生育を示す...
要約 養水分緩衝能の高いピートモスと排水用不織布、ポリフィルム等を組み合わせて、低コストなイチゴの高設栽培装置を開発した。固形肥料が主体の施肥管理により、土耕栽培の感覚で、容易に高設栽培を行うことが...
要約 西洋ワサビ由来のペルオキシダーゼ遺伝子を導入したナス属植物の葉を鱗翅目害虫(オオタバコガ、ハスモンヨトウ)に摂食させた結果、耐虫性を示す形質転換「ヒラナス」を確認した。 背景・ねらい 植物は害...
要約 温熱環境改善のために、完全遮光で熱反射性の高い遮光資材を雨よけハウスの外側に被覆すると、無遮光に比べ、温熱指標WBGTを5℃近く下げることができ、屋外よりも1℃以上低くなる。 背景・ねらい 雨除けハウ...
要約 黒ダイズのセル育苗用土にコムギの種子を混和して使用することにより、コムギによる根鉢が形成され全自動移植機による移植精度が向上する。植え付け後のコムギは、セトキシジムなどの選択性除草剤で枯殺する...
要約 「あきたこまち」は、山間向き奨励品種「ハナエチゼン」と同熟期の極早生で、いもち病抵抗性はやや劣るが、食味が優れているので、山間地帯(標高300m以上、いもち病常発地を除く)を対象に奨励品種に採用...
要約 キク挿し芽上のナミハダニ黄緑型は、雌成虫は展開葉すべてに、卵は4葉位以下、幼若虫は5葉位以下に多く寄生する。ハダニが寄生した挿し芽をミルベメクチンやエトキサゾールに浸漬すると、定植1か月後まで...
山村ツーリズムによる地域内所得・雇用創出効果の計測手法とその適用
要約 県産業連関表から山村地域産業連関表を生成し、ツーリズムの地域内所得・雇用創出効果を計測した。ツーリズム産業の地域外原材料仕入割合が高いため、地域内産業への波及効果が小さく、所得・雇用創出効果は...
要約 無側枝性ギクの摘心後の萌芽率を高めるには、ベンジルアミノプリン150ppmの茎葉散布処理で効果があり、薬害の発生も認められない。 背景・ねらい 無側枝性ギクは、従来のキクと比べ側芽の発生数が少なく、...
要約 着色塩ビシートの退色現象を利用した、積算日射量の簡易な測定法を開発した。積算日射量は、計測地点で暴露された園芸用のカラーラベルの明度を色差計で測定することによって求めることができる。 背景・ね...