要約 採種は開花期から数え約8週間目に行う。水(比重1.0)で比重選した後、4℃の湿潤処理を40日程度行い、風乾、保存すると、発芽率、発芽速度、発芽の斉一性の高い種子が得られ、鉢花等の生産安定につながる。...
要約 イブキジャコウソウは匍匐性タイムの一種で、春~秋に植え付けが可能で、土壌改良資材の20%程度の土壌混合により早期に被覆率を高めることができる。また、5月の刈り込みで株生存率が高く、景観が良好と...
要約 ササユリの球根冷蔵により、抑制開花として7月上旬から11月上旬まで、また、早期保温により、促成開花として5月上旬から開花させることができる。 背景・ねらい 西日本に自生しているササユリは、 姿や...
要約 ‘アスカルビー’の果実は、成熟日数が比較的長いが、着色の速度が速く、これにともない果実硬度が低下しやすい。不完全着色果の収穫後の着色は良好である。高温期の収穫では8分着色果を追熟させると糖度・酸...
要約 スイートコーンは品種選択と育苗期間の設定によりセル成型苗を利用した機械移植栽培が可能である。 背景・ねらい スイートコーンの機械移植栽培はペーパーポットを利用した例があるが、セルトレイを用いる...
キャベツのセル成型苗育苗における腰水給水・マット排水による潅水方法
要約 夏どりキャベツの機械移植栽培におけるセル成型苗の潅水方法として、腰水により給水し、不織布のマットにより余剰水分を排水する。これにより培地が適湿に保たれ、高温期の発芽が安定しセル成型苗の安定生産...
要約 葉ネギのセル成型苗育苗において、セルトレイ下に不織布を敷き、一端を下垂させることで、セル間およびセル内の水分状態を良好に保つことができ、発芽不良および初期生育不良による欠株が減少する。 背景・...
要約 他の品種に比べて発芽率が低い丹波黒は、ひとつのセルに2粒まきすることで、発芽セル率が向上し、根鉢の形成が良好となり、全自動移植機の利用が可能となる。 背景・ねらい 根鉢ができにくく発芽率の低い...
要約 「ひとめぼれ」は、山間向き奨励品種「ホウレイ」とほぼ同熟期の早生の早から極早生で、いもち病抵抗性はやや劣るが、食味が優れているので、山間地帯(標高300m以上、いもち病常発地を除く)を対象に奨...
機械移植栽培におけるキャベツ根朽病のセルトレイ消毒及び薬剤散布による発病抑止
要約 キャベツ機械移植栽培において問題となるキャベツ根朽病はセルトレイの温湯消毒ならびに薬剤散布によって育苗期での発病を抑えることができる。 背景・ねらい キャベツの機械移植栽培における根朽病の発...
要約 降雨に基づいてキク白さび病の感染時期を推定し、キクの中位葉以上の葉表に7日以上の間隔で病斑抑制効果の高いDMI剤を散布すれば、慣行散布と同等の防除効果が認められ、薬量が約70%削減できる。 背景・...
要約 セル成型苗の生産においてセルトレイを再利用するとき、病害の伝染遮断のためセルトレイの温湯消毒が有効であるが、トレイ自身を集熱器として太陽熱を利用することにより、温湯消毒に必要な温度を得ることが...
要約 ハウス栽培刀根早生の新脱渋法は、脱渋処理時の果実温度を35℃とし、炭酸ガス50%にエタノ-ル1~2ml/果実1kgを併用すると、ハウスカキの軟化果実の発生を抑え、5日位で完全脱渋する。 背景・ねらい...
要約 遊休水田面積を被説明変数、生産要素要因を説明変数とする回帰モデルを推定し、回帰残差の大きい集落の作物別収穫面積の特化係数を計算する。そして、遊休水田の発生に影響を及ぼす生産要素要因および作物選...
せん茶製造時のボイラー水位と蒸機の撹拌軸回転数が製茶品質に及ぼす影響
要約 一番茶、二番茶の普通芽製造において、従来よりもボイラー水位を上げる、もしくは蒸機の撹拌軸回転数を上げることによって製茶品質が上昇する傾向にある。製茶品質に与える影響はボイラー水位のほうが大であ...
ショ糖及び殺菌剤を利用したハナモモおよびユキヤナギの促成開花
要約 生け水にショ糖10%を添加して促成開花させたハナモモ切り枝では促成終了後の開花率が向上する。ユキヤナギ切り枝では、8-HQS 200ppm 溶液を用いて促成開花させると吸水量が増加して開花が促進される。 背景...
要約 日本に自生する匍匐性タイム、イブキジャコウソウは、挿し芽後約1ヶ月で95%以上が発根し、鉢上げ可能となる(最低夜温4℃以上)。鉢上げ時に用土1リットルあたり緩効性肥料を2~4g混合し、腰水潅水...
要約 ササユリ小球の養成には、 用土にピートモスを用い、pH4.8程度に保ち、液肥を施用する。用土の気相を多くすれば、根の生育が良くなり、小球が安定的に肥大し、 腐敗率が下がる。 背景・ねらい 西日本に自...
鉢花シクラメンの観賞時の日持ち性向上のための出荷前施肥管理方法
要約 出荷前施肥の濃度を施肥の前歴に応じて変えることが、シクラメンの観賞時の日持ち性向上にとって有効である。低濃度管理の場合は出荷前施肥濃度を150ppm程度に高め、高濃度管理の場合は75ppm以下に下げると...
異科野菜の組み合わせによる土地利用型機械移植栽培における輪作体系の改善
要約 奈良県中山間地域の開発造成畑における、秋どりハクサイを中心とした機械移植体系の組立にあたり、アブラナ科野菜の連作障害軽減のため、夏キャベツにかわり初夏どりレタスを組み合わせた輪作が効果的である...