摘要 本年度は初中期一発剤のフロアブル剤1剤、1キロ粒剤3剤、豆粒剤1剤、ジャンボ剤2剤の計7剤を試験した。すべての剤において、問題となる薬害は認められず、除草効果は高かった。
摘要 カンショ・落花生を対象に、新規登録及び適用拡大を目的とした除草剤3剤の効果と使用方法を調査した。カンショ対象のリニュロン水和剤は効果確認のため継続検討とし、AK-01液剤は実用性が認められた。落...
水田の魚類育成機能を活用した水産業と農業が両立できる新たな水稲栽培技術の開発
摘要 目的:水田を水稲作付け期間に魚類の種苗生産に活用する場合、水田の水管理や施肥管理等を変えることにより魚類の生産量が向上することが期待されるが、同時に水稲栽培にも影響することが想定される。環境こ...
作物栽培法改良試験 、 除草剤を使わない雑草管理技術と収量・品質安定化のための水田農業生態系管理技術の開発
摘要 目的:有機質資材の施用量が雑草発生に及ぼす影響、チェーン除草を検討する。 、成果:有機質資材には雑草抑制効果が認められた。チェーン除草の効果は明らかでなかった。
暖地麦作における地下水位制御システムを活用した埋土種子低減と土壌処理除草剤の効果向上による難防除イネ科雑草管理技術の開発
摘要 麦作の難防除イネ科雑草カズノコグサの動態に及ぼす地下水位制御の影響を地下水位制御システム圃場を用いて調査した。その結果、夏作大豆における地下水位制御によって小麦播種時の埋土種子が極端に減少する...
摘要 (1)ポット育苗の歩留まりについては、成苗率を高められる4月下旬までの鉢上げ時期において、鉢上げ時期や育苗管理法などからコストの細部を検証する。早期成園化が可能な栽植距離については、畝幅、ベッ...
麦省耕起播種技術を利用した除草剤抵抗性スズメノテッポウの持続的総合防除技術の開発
摘要 (1)水稲跡及び大豆跡の浅耕播種で栽培した小麦の収量は、慣行播種栽培と同等以上であることを確認した。(2)晩播でのスズメノテッポウの低減効果や麦及び大豆の生育・収量の年次変動を確認し、その実用...
生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
摘要 雑草動態モデルの汎用化に関しては、a)「耕地雑草の個体群動態モデルプロトタイプ」を拡張し,米ムギ二毛作及び水田輪作ダイズにおいて共存する2草種の動態を同時に試算するモデルを作成した。b)不確実性を...
摘要 バレイショの全粒種いも生産に関しては、バレイショの塊茎はジベレリン処理により小粒化し、20ppm処理により全粒規格内比率は、無処理に比べて5~14ポイント増加すること、株間を狭めた密植栽培により小粒塊...
摘要 汎用利用可能な表層散播機や、新規苗立ち促進素材等を用いた水稲直播栽培技術に関しては、a)乾田直播圃場の減水深を制御するため、直径60cm、作業幅2m、重さ約1tの鎮圧ローラを試作した。ロータリ耕起後に5...
摘要 節水型の水稲直播とムギ、ダイズの簡易耕を利用した中小規模水田の省力輪作体系に関しては、a)地下水位制御システムを利用した節水型の安定多収栽培技術について、ムギ収穫後の水稲耕起乾田直播栽培では、「...
地下水位制御システムを活用した温暖平坦地向け水田輪作システムの確立
摘要 不耕起や浅耕播種技術と地下水位制御システムを組み合わせた2年4作体系の開発に関しては、関東地域において、a)水稲品種「ほしじるし」は、乾田直播の標準期播種で600kg/10a程度の玄米収量を示したが、ムギ...
摘要 グレンドリルやチゼルプラウ等を活用した高能率な大規模水田輪作システムに関しては、a)条間25cmの真空播種機を開発し、水稲、ナタネが高精度に播種できることを明らかにした。また、試作したチゼルプラウシ...
a.農作業の高精度化・自動化等による高度生産システムの開発及び労働の質改善のための評価指標の策定
摘要 精密管理技術の開発では、1)簡易型収量計測装置で得られる収量センサデータと車両軌跡のGPSデータに、圃場区画データを加えて計算することにより自動で圃場収量マップを作成でき、大規模経営体での広域収...
地下水位制御システムを導入した寒冷地水田2年3作体系における雑草管理技術の開発
摘要 耕耘および土壌処理除草剤による抑草効果に対する地下水位制御および砕土法など播種床管理法の影響について初年目(第1ブロック)の検討を行い、地下水位および播種床管理法の違いにより抑草効果が異なる傾...
摘要 (1)バラ科植物等が産生する生理活性物質の機能解明多数のバラ科植物から選抜を行い、除草剤の前駆体として誘導体合成等の研究を進めているシス桂皮酸について、植物に対する作用機構を遺伝学的に解析し、リ...
(1) 外来生物及び遺伝子組換え生物の生態系影響評価とリスク管理技術の開発
摘要 ア 外来生物の生態系影響評価とリスク管理技術の開発(1)外来植物の特性解明と被害予測 特定外来生物ナガエツルノゲイトウについて、千葉県印旛沼周辺の水田を対象とした3年間にわたる現地調査結果から、...
k.地域条件を活かした高生産性水田・畑輪作のキーテクノロジーの開発と現地実証に基づく輪作体系の確立
摘要 地域の条件を活かした高生産性水田輪作体系を確立するため、最適耕起・播種技術を基軸とする効率的な施肥・除草・防除技術について、 北海道地域では、1)寒地水田転換畑のダイズ不耕起栽培の生産を安定化...
(2)農家所得の向上を目指した水利用の高度化による経営複合化
摘要 ・ 丘陵地に関しては、東北タイの伝統的集配水システムである「ファーイ」の水動態に関して、構築した水文モデルに過去30年間(1980~2009)の気象データを入力することによって、越流量、越流時期の年変動...
(3)熱帯・亜熱帯地域における家畜飼養技術の高度化とアジアの乾燥地における持続可能な農牧業生産システムの構築
摘要 ・ タイ畜産振興局のグループが中心となって、これまで同局が蓄積したデータならびに本プロジェクトで共同研究を行った各大学が分析した飼料成分データの取りまとめを行い、昨年度試作した肉用牛飼養標準に...