要約 ナスの果実が結露していない日中にも、強日射条件下で’ハの字型’の果皮障害が発生し、がくの裏面組織より浸出するヤニ状物質の果皮への付着がその発生を助長する。遮光資材の内張により、障害発生率が低下す...
ギョウジャニンニクに発生した新病害、白色疫病とすすかび病(新称)
要約 ギョウジャニンニクで2種の新病害の発生が確認された。1つは融雪後3月下旬頃から発生し、葉に白色の比較的大きな病斑を形成するPhytophthora porriによる白色疫病であり、2つ目は5月上旬より発生し、...
要約 トウガラシの辛味成分(カプサイシノイド)の含有量を、少量のサンプルから短時間で評価する簡易検定法を確立した。本方法は、ピーマン育種で辛味のない個体の選抜に有効である。 キーワード トウガラシ、...
要約 葉枯病菌を接種したコンニャク小葉を、シャーレに入れた水に浸しておく水浸法によって発病させると、その罹病面積率に品種間差が認められ、これを利用して葉枯病耐病性の早期簡易検定が行える。 背景・ねら...
要約 黄熟期以降におけるトウモロコシ(刈り高10cm)全体の硝酸態窒素濃度は茎の地際から高さ50cm部位(1cm切片)の硝酸態窒素濃度の汁液分析と子実のミルクライン降下度から推定できる。 背景・ねらい 家畜ふ...
とうもろこしのミルクライン降下度におけるフリント系及びデント系品種間の差異
要約 ミルクライン降下度によって、とうもろこし黄熟期の登熟程度を簡易に判定できる。ミルクライン降下度が小さいときには、フリント系品種は同じ降下度のデント系品種より登熟が進んでいる。 背景・ねらい サイ...
要約 海藻分解能の高い海洋細菌で海藻を分解して,魚介類の初期餌料として利用可能な単細胞状のデトリタス粒子に変換する技術を開発した。 背景・ねらい 海藻の細胞は硬い細胞壁で構成されているため,そのままで...
要約 フランスの条件不利地域に立地する粗放型畜産を対象とした直接所得補償措置は,中長期的な構造再編を阻害することなく,社会的な摩擦を短期的に緩和させるものとして機能した。 背景・ねらい 先進国農政にお...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...
非病原性フザリウム菌と移植栽培の組み合わせによるホウレンソウ萎凋病の防除
要約 ホウレンソウ萎凋病の発病抑制効果が高い非病原性フザリウム菌を選抜した。圃場レベルにおいて、この非病原性フザリウム菌を育苗中に接種した移植栽培は、移植栽培のみの発病抑制効果をさらに高める。 背景...
要約 野菜作経営、特に露地野菜における雇用導入は著しく増加している。施設野菜では年齢構成が多様で常雇中心だが、露地野菜では高齢女性を臨時に雇用する形態が極めて多い。雇用規模の大きな経営では、給与水準...
要約 アルストロメリアの地中冷却栽培において、収量増加のための好適地温は品種により大きく異なる。収量増は粗収入の増加につながるが,収量が増加しなくとも開花が早まり粗収入が増加する品種もあるので、地温...
要約 ナスの促成栽培においてセル成型接ぎ木苗の直接定植を行う場合、穂木のは種期を早め、接ぎ木時における穂木の採穂節位を上げ、本ぽでの第1果の着果位置を下げることで、初期生育の制御が可能である。第1果の...
乳牛への雑草(ワルナスビ)混合トウモロコシサイレージの給与が泌乳成績及び血液性状に及ぼす影響
要約 トウモロコシサイレージにワルナスビを現物の5~10%混合したサイレージを用いた混合飼料を乳牛に給与しても、ワルナスビ無給与の対照区に比べて採食量、乳量、乳成分、血中成分に有意な差は認められなかった...
GISH法によるアカナスとカレヘンの体細胞雑種における染色体の識別
要約 ビオチン標識したカレヘン全DNAをプローブに用い、アカナスとカレヘンの体細胞雑種の染色体標本上で、GISH(Genomic in situ hybridization)法により、両種の染色体を識別できる。 背景・ねらい ...
要約 牧草(オーチャードグラス)が生育しているコンテナに播種したワルナスビは出芽率、生存個体数及び生育が抑制された。また、圃場に移植したワルナスビも、牧草によって生育が阻害され、競合を利用した防除の...
夏秋ナスにおける天面部開放型農業用POフィルム被覆ハウスの利用技術
要約 農業用POフィルム被覆の天面部開放型ハウスは夏期の施設内気温の降温効果があり、ナスでは収量が多くなり、ハウス内作業環境も改善される。 背景・ねらい 生育期間が高温期となる夏秋ナスを対象に、従来の簡...
要約 コアオメクラガメLygocoris(Apolygus)lucorumは、年3回成虫が発生し、ヨモギ等の寄主植物の組織内に産み込まれた卵で越冬する。 背景・ねらい コアオメクラガメは、近似種ツマグロアオメクラガメと同様にウ...
要約 ワルナスビ種子が混入した飼料を牛が採食すると、約60%の種子が生存したまま排出された。ワルナスビ種子を採食した牛のふんを戸外に置くと、種子の約15%が出芽した。堆肥化により雑草種子を死滅させるには...
サイレージ用とうもろこし一代雑種親自殖系統「Na34」の育成
要約 「Na34」(エヌエイサンジュウヨン)は、デント種で、やや晩生に属し、ごま葉枯病抵抗性、紋枯病抵抗性及び組合せ能力に優れた自殖系統である。サイレ-ジ用 背景・ねらい 普及 わが国における環境...