要約 面積と生産物の両視点を組み入れた評価のフレームワークを作成し、収量と面積当たり環境影響のトレード・オフと生産物当たりの環境影響を同時に考慮することにより、有機輪作体系と慣行輪作体系を比較評価す...
バンカー植物を用いた捕食性天敵タバコカスミカメ利用技術マニュアル
要約 バンカー植物としてスカエボラとバーベナを利用することで、捕食性天敵であるタバコカスミカメの密度を安定して維持することが可能になり、キュウリのアザミウマ類とトマトのコナジラミ類を低密度に抑制でき...
国内における農業機械の制御通信共通化のための基礎的な技術要件
要約 CAN方式による農業機械の制御通信ネットワークにおいて、メーカー間の壁を越えて相互接続互換性を実現する基礎的な技術要件である。本技術要件を採用することにより、国際規格ISO 11783や国内規格AG-PORTに...
要約 薬剤タンク前側を突出させ、肩ベルトの取付け位置と材質を改良した背負型動力噴霧機は、背負う時に肩ベルトと背当てとの間にスペースができて、従来機より腕を通しやすく背負いやすい。 キーワード 動力噴霧...
要約 殺虫剤ピメトロジンに対する感受性は、微量局所施用法による次世代幼虫数抑制効果を指標として検定できる。この検定法によってイネウンカ類の半数効果薬量(ED50値)が算出可能になり、イネウンカ類の本殺虫剤...
要約 酵母 Pseudozyma antarctica が生産し、優れた界面活性効果を示す糖脂質のマンノシルエリスリトールリピッド(MEL)が、植物葉面に処理した有用微生物の細胞を広く定着させる効果を見出しました。...
要約 ダイズ黒根腐病発生圃場において、播種時期を標準より2~3週間程度遅らせることで黒根腐病の発病を3割程度抑制でき、収量については同等かもしくは若干増加する。 キーワード ダイズ、黒根腐病、晩播 背景・...
関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
「【技術マニュアル】農薬の生態リスク評価のための種の感受性分布解析」の公開
要約 化学物質の生態リスク評価のための新たな解析手法である「種の感受性分布(SSD)」について、わが国における農薬の水圏生態リスク評価に適用するための基本的解説、実際の解析方法、活用方法等をとりまとめ...
ホルクロルフェニュロン添加によるナシ「豊水」の溶液受粉における結実率向上
要約 ニホンナシ「豊水」において、ナシの溶液受粉用の液体増量剤にホルクロルフェニュロン(CPPU)2ppmを添加することによって、溶液受粉による結実率を向上させることができる。 キーワード ニホンナシ、溶液受粉...
クエン酸鉄(III)錯体のキュウリ炭疽病に対する発病抑制効果
要約 光を吸収して活性酸素種を生成するクエン酸鉄(III)錯体は、キュウリ炭疽病菌分生子の発芽を阻害し、キュウリ炭疽病に対し高い発病抑制効果を示す。 キーワード クエン酸鉄(III)錯体、発病抑制、キュウリ炭疽...
要約 日本で発生しているトマト葉かび病菌のレースは、国内で独自の寄生性分化を遂げ、日本特有のレースが生じており、またそれぞれの地域で独立して別々の親系統から新レースが発生する。 キーワード トマト葉か...
環境保全型農業の取り組み効果を示す農業に有用な生物多様性指標
要約 [ポイント]
要約 全国から収集したトマト葉かび病菌は、新たなレースを含む12種類のレースに分化しており、そのうち5種類のレースは海外でも報告のない日本特有のレースである。これら多様なレースの全てに対して抵抗性を示...
要約 原木栽培および菌床栽培の乾シイタケについて、国産と中国産の炭素・窒素同位体比を比較し、栽培方法および産地による特徴的な分布から、国産と中国産の乾シイタケの産地が判別できる。 キーワード 産地判別...
バレイショの畝間リビングマルチ栽培は一部のゴミムシ類の生息数を増やす
要約 バレイショの畝間にエン麦野生種をリビングマルチとして栽培すると、慣行栽培と比較して広食性の天敵として期待されるキンナガゴミムシなど一部のゴミムシ類の生息数が増加する。 キーワード バレイショ、リ...
ISO11783に準じた通信フォーマットで作業機を操作できる共通リモートコントローラ
要約 農用車両通信規格ISO11783の通信フォーマットを用い、作業機ECU(電子制御装置)から、作業機制御用の数値入力項目とその通信様式などの設定情報を送ることで、異なる作業機の操作や情報表示ができる簡易で汎...
静電散布とエアアシストを併用した園芸施設向け自動走行式防除機
要約 静電散布技術とエアアシスト技術とを組合せた散布装置を自動走行台車に搭載し、施設栽培作物の畝間を自動的に走行しながら農薬を散布する防除機。手散布では避けられない農薬被曝を避けながら、手散布並みの...
要約 本装置は油空圧技術を用いたブーム上下振動低減装置であり、既存機のブーム昇降用油圧シリンダと交換して用いることで、車体の垂直方向の変位によるブーム上下振動を低減する。 キーワード ブームスプレーヤ...
北部九州におけるべんがらとモリブデン化合物で種子を被覆した水稲湛水直播
要約 北部九州において、べんがらとモリブデン化合物などの混合粉を被覆した水稲種子を湛水土壌中に直播することで、従来法に劣らない十分な苗立ちと収量が得られる。従来法に比べて被覆資材量が少ないため、被覆...