要約 ユリ及びチューリップのコンテナ栽培は、発根・発芽処理や施設内外の移動が容易に行えるため、品質向上と施設占有期間の短縮ができ、ユリの年間4作、チューリップの冬期間6作の年間多回数生産や他品目との組...
要約 ユリ属の系統解析を、リボソームDNAのITS領域の塩基配列を用いて行い、属、節、ほとんどの亜節について系統関係を明らかにした。特に、テッポウユリの分類群がリーガルリリーの分類群やヤマユリの分類群より...
要約 10月~12月出し作型の定植時期は、'カサブランカ'では8月上旬~9月中旬の範囲で70~100日で到花する。'マルコポーロ'では、8月上旬~9月下旬の範囲で60~90日で到花する。 背景・ねらい オリエンタル系ハイ...
要約 オオナルコユリの自然栽培条件下での休眠覚醒は12月20日頃で、この時の10度C以下の低温遭遇日数は44日であった。休眠打破には、5度C60日ないし90日処理で効果がある。 背景・ねらい オオナルコユリは、ユリ...
オリエンタルハイブリッド系ユリの抑制栽培(9〜10月出荷)に適する品種
要約 オリエンタルハイブリッド系ユリの9~10月出荷に適した品種は、切り花品質や葉焼け等の障害発生程度からみて「カサブランカ」,「ロイヤルクラス」である。さらに、プレルーティング処理によって「アウバデ」...
要約 ギョウジャニンニク中華麺は、60℃熱風乾燥したギョウジャニンニク粉末を100メッシュの篩にかけ、小麦粉に対し1.0%の割合で加えるのが色や風味の点で勝れている。 背景・ねらい 中山間地域の換金作物...
シンテッポウユリ×スカシユリの切り花用新品種「若狭の歌姫」、「若狭の舞姫」
要約 小球開花性の品種育成を目標に、胚培養によって「若狭の歌姫」「若狭の舞姫」を育成した。これらの品種はシンテッポウユリとスカシユリの種間雑種で、球根養成1年で開花し、年内定植の無加温施設栽培によっ...
要約 食用ゆりの生理障害であるあんこ症は、りん茎(球)肥大の中後期におけるカルシウム、ホウ素の吸収不足によって発生する。当面の対策として、カルシウム、ホウ素の補給、作土の保水性向上、培土の改良による根...
要約 花き栽培土壌(作土対象)の化学性項目pH(H2O)、EC、有効態りん酸、硝酸態窒素、交換性塩基(CaO、MgO、K2O)、微量要素(Mn、Cu、Zn、B)について診断指標値を設定した。 背景・ねらい 北海道で未設定の、花き栽...
アジアティック系ユリの切り花用新品種「富ゆり13号」、「富ゆり14号」、「富ゆり15号」、「富ゆり16号」、「富ゆり17号」および花壇用新品種「富ゆり18号」
要約 切り花用のアジアティック系のユリで、中輪の「富ゆり13号」、「富ゆり14号」、覆輪の「富ゆり15号」、極小輪の「富ゆり16号」、「富ゆり17号」と、花壇用のアジアティック系のユリ 「富ゆり18号」の計6品...
積雪中山間地域のユリ切花経営におけるウルイ促成栽培を導入した周年型複合経営
要約 積雪中山間地域のユリ切花経営に山菜のウルイ促成栽培を導入することによって、冬期間の労働力の有効活用及び農業所得の拡大が可能となり、周年型複合経営が確立できる。 背景・ねらい 積雪中山間地域のユリ...
チューリップに発生する2種類のポティウィルスのRT−PCR法による同時検出技術
要約 RT-PCR法を利用して、設計したプライマーによってチューリップがTBV(チューリップモザイクウイルス)とTBVユリ系のどちらかに感染しているかを診断できる。本プライマーを用いるとTBVとTBVユリ...
要約 ササユリ低温処理球根を用い、無加温ハウスでの1月上旬定植、4月下旬~5月上旬切り花の作型では、栽培中の球根の消耗が少なく、連年切り花生産が可能であり、同一球根で3回以上切り花生産することができ...
要約 ササユリにおいて、低温処理球根を用いることによって開花調節が可能であり、無加温ハウスで定植時期を変えることによって周年にわたり開花させることができる。低温処理は3±1℃、暗黒下で90日間以上行う。...
要約 ササユリの球根冷蔵により、抑制開花として7月上旬から11月上旬まで、また、早期保温により、促成開花として5月上旬から開花させることができる。 背景・ねらい 西日本に自生しているササユリは、 姿や...
要約 ユリ葉焼け症の発生葉中では、低カルシウム、高リン酸含量の傾向がみられる。発生は品種間で差があり、大きい球根で発生が多い。プレルーティング処理は、発生抑制効果が高い。カルシウムの週3回葉面散布や...
要約 各地から採取したササユリの葉からDNAを抽出し、RAPD分析により比較すると、島根県内のササユリは自生地による遺伝的差異は認められず、また、これらと愛媛県産との間には差は認められなかったが、葉身長と...
オリエンタル系ハイブリットユリの葉焼け症の原因究明とリン片除去による軽減法
要約 ユリの葉焼け症は初期生育の盛んな大球で発生しやすく、上位葉のP/Ca値(リン/カルシウム)が高いほど症状が重い。また、定植時に球根からリン片を2~4枚剥離すると、上位葉のP/Ca値が低く、葉焼け症の発生...
要約 組織培養で養成したシオデにおいても食用利用できる萌芽茎が得られる。食用に適するものは成植物になった翌年から発達する傾向がある。なお、萌芽茎は塊状の茎根遷移部に複数形成されるが、茎数が多い株では...
要約 切り花用テッポウユリの新品種‘エンゼルホルン’を育成した。本品種は花が上向きに咲くという従来品種にない特徴を有し観賞性,輸送適性が高い。また促成栽培,半促成栽培,露地季咲き栽培いずれの作型にも適...