家畜ふん剪定残さ堆肥の肥効を勘案したレタス三作連続栽培における施肥法
要約 沖縄本島南部地域の未利用資源である剪定残さを原料として用いた牛ふん堆肥と豚ふん堆肥をレタス三作連続栽培でそれぞれ3.5t/10a、4.6t/10a施用することでカリの無化学肥料栽培が可能で、豚ふん堆肥について...
ネギ軟腐病に対する非病原性Erwinia carotovora水和剤の降雨後散布あるいは散布後潅水による防除効果の安定化
要約 シラス土壌における、発病前~少発生時の根深ネギ軟腐病に対して、非病原性Erwinia carotovora水和剤(商品名:バイオキーパー水和剤)を降雨後に散布、もしくは散布後に潅水することで、安定した防除効果が...
要約 ジャーガル土壌における年3作のレタス栽培では、被覆尿素入り窒素肥料を用いた一括全量基肥施用(40N-22.5P2O5kg/10a)、マルチ内15mm点滴かん水、株間30cm、畦幅45cmの1条植で大玉が得られ、且つ環境負荷が少...
要約 コナガ、ヨトウムシ等露地野菜害虫の天敵であるウヅキコモリグモ若齢幼体に対して、ネオニコチノイド系殺虫剤1種類、その他の合成殺虫剤2種類、BT剤3種類は悪影響が少ない殺虫剤であり、露地野菜のI...
LBVaVの外被タンパク質遺伝子を導入したレタスのビッグベイン病抵抗性
要約 LBVaV(レタスビッグベイン随伴ウイルス)の外被タンパク質遺伝子を導入した組換えレタス「LBVaV-CP#1」は、LBVaVだけでなくMiLV(ミラフィオリレタスウイルス)にも抵抗性を示し、レタスビッグベイン病に対し...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 作型に応じて適切な不織布資材を「べたがけ」又は「浮きがけ」することにより、キャベツ栽培での虫害を軽減でき、また、盛夏期の太陽熱処理を併用することで生育・収量が安定する。 キーワード 不織布、被覆...
要約 ソバスプラウトのアントシアニンを効率的に生成させるためには、300nm以下の 波長を含まないUVB領域の光を24~48時間照射することが有効である。 キーワード ソバスプラウト、UVB、アントシアニン、製造方...
ペレット鶏糞を用いた水稲後作冬春レタスの50%減化学肥料栽培
要約 冬春レタス栽培で化学肥料を50%削減しても、基肥時にペレット鶏糞1t/10aを全層施用することにより慣行と同等の生育・収量が得られる。有機配合を利用した50%減化学肥料栽培に比べ、ペレット鶏糞を利用する...
要約 内生細菌を減圧及びスプレー接種しコート剤で被覆後、低温・除湿条件で乾燥させることにより、ペレット種子内に定着化させることができる。貯蔵可能期間は約3ヶ月が見込まれる。本種子を用いるとレタスビッ...
要約 ホウレンソウの雨よけ栽培に対応するため軽量化・小型化を図ったセル成型苗用の半自動多条移植機である。作業精度は手植えとほぼ同等で、作業能率は4∼7s・人/株で同等かやや上回り、作業姿勢が改善し、移...
間伐材から抽出された植物生育促進物質1,2-プロパンジオール
要約 国内で生産される35種類の間伐材等から精油成分混合物を抽出し,その中から植物の生育促進物質として,1,2-プロパンジオールを同定した。本成分は,精油成分混合物中に0.4%含まれ,0.01ppmの低濃度でも,植...
要約 在来および外来植物,各28種のアレロパシー活性をサンドイッチ法で検定したところ,外来植物ニセアカシアの活性が強い。その作用物質はカテコール構造を持つフラボノイド類であり,とくに(-)-カテキンとロビ...
要約 ムクナの根から放出されるL-ドーパによる植物生育阻害作用には植物種間差があり,イネ科とマメ科植物には抵抗性を持つものがある。イネ科のペレニアルライグラスはL-ドーパをドーパミンに,マメ科のシロク...
要約 バラ科植物のユキヤナギは高活性の植物生育阻害物質であるシス-ケイ皮酸グルコシドを含んでいることを発見した。その活性は,天然の植物生育阻害物質としては最も強い部類に属する。また,活性本体はグルコ...
要約 強酸性電解水を用いたレタスの殺菌において、加温した(50°C)強アルカリ性電解水を前処理に用いることで顕著な殺菌効果および褐変抑制効果を得ることができた。また,バイオフィルムの殺菌においても強アルカ...
ネギ類由来のスルフィドよる褐変抑制及びアクリルアミドの生成抑制
要約 ネギ属野菜から生成するスルフィド類には、高温加工食品におけるアクリルアミドの 生成を大幅に低減する作用、カットレタスやカットリンゴの酵素的褐変を抑制する作用及び糖とアミノ酸による非酵素的褐変を...
要約 年内どりレタス栽培において、硝酸化成抑制剤入り肥料を用い窒素施肥量を慣行の40%削減した施肥法は慣行と同程度の収量が得られ、植物体中の硝酸含量も低減できる。 キーワード レタス、硝酸化成抑制、硝酸...
カンショ「ジェイレッド」は後作ニンジンのネコブセンチュウ害を抑える
要約 線虫抵抗性カンショ品種の「ジェイレッド」を栽培すると、畦間や土層の深さに関係なく、生育期間を通じてサツマイモネコブセンチュウの密度が低く抑えられる。後作としてニンジンを栽培すると、ニンジンの線...
要約 諫早湾干拓初期土壌における年内どりレタスの窒素施肥量は、2.0~3.0kg/aの範囲で総収量、品質に大差なく、窒素施用量2.0kg/aまで減らしても営農計画の目標収量を確保できる。 キーワード 諫早湾干拓地、初...