要約 ニホンナシ「にっこり」は、室温下で11月~1月の90日間の貯蔵が可能である。また、梅雨期に入る前に袋かけを行い、にっこり用カラーチャートの果色4.0程度で収穫した果実を2℃で貯蔵することで150...
要約 8月下旬頃から12月まで、透湿性フィルムを地表面に対して80~90%の割合で被覆すると、果実肥大を抑制することなく糖度が0.5~1高い果実が生産できる。酸含量もやや高くなるが食味は優れ、長期貯蔵後のす...
要約 無加温ハウス栽培による晩生カンキツ「南津海」の収穫適期は、3月中旬~4月中旬である。安定した果実品質を得るためには、葉果比は15~30とする。果実は湿度80~85%、温度8℃程度の条件下で約50日の貯蔵が可...
要約 食品産業廃棄物である麦茶残渣を有効に利用するため、飼料作物から分離された優良乳酸菌とセルラーゼを添加して、麦茶残渣サイレージの調製貯蔵技術を開発する。調製されるサイレージは長期に貯蔵でき、その...
要約 カキ「富有」を低湿度条件で貯蔵すると水分損失を起こしてエチレン生成量が増加し、果肉細胞壁のセルロースの減少とペクチンの低分子化が起こり果肉硬度が低下する。高湿度条件で貯蔵すると水分損失を抑制し...
冷温高湿貯蔵によるカボス、ニホンナシ、オウトウの長期鮮度保持
要約 冷温高湿度貯蔵では果実組織の水ポテンシャルや細胞膨圧が高く維持され、カボスの緑色保持、低温障害抑制、ニホンナシやオウトウの外観品質保持等に有効であり、これら果実を長期に鮮度保持できる。 キーワ...
要約 鮮度保持フィルムグレードB又は、キュウリ出荷用フィルムにM~L玉20果を入れ、開口部を折りたたんで包装し、摂氏5度の低温で貯蔵すると、内容成分などの減少が少なく4ヶ月程度の長期貯蔵が可能である。 キー...
要約 干柿(市田柿)は、酸素透過度が6~60ml/m2・24h・atm(20℃)、水蒸気透過度が6~7g/m2・24h・atm(90Rh・40℃)程度のナイロン系などのハイバリアーフィルムで密封包装し、10℃以下の低温で貯蔵すると、60日程...
要約 雪むろに、西洋ナシ「ラ・フランス」を収穫後入庫することで、冷蔵庫と同様10日程度の予冷処理に利用できる。また内部自然式雪むろでは冷蔵庫と同程度の60日程度の貯蔵に利用でき、その果実は冷蔵庫より外観...
要約 スダチは収穫後10℃~20℃の温度下及び光の存在で果皮の脱緑が促進され品質が低下する。高温予措(30℃、18時間)と高ガス透過性袋(トリメチルペンテン系 パック)を組み合わせた貯蔵(5℃)により4か月程度の...
アスチルベの株の低温処理、長期貯蔵による10〜5月出し栽培法
要約 アスチルベは、株を摂氏-2度で長期貯蔵したり、摂氏2度で低温処理または自然低温に遭遇させて無加温または加温栽培することにより、10月から5月まで開花させることができ、露地季咲きの6月と合わせ、切り花...
要約 カンキツ「清見」は、乾燥予措を施さずに、温度5~6℃、相対湿度 98% 以上と する冷温高湿貯蔵により果皮障害が抑制され、5ヶ月以上の長期間、商品価値の高い外観及び食味品質を保持することができる。貯...
宿根アスター「ジョリージャンパー」の心止まり防止と切り花品質向上
要約 宿根アスター「ジョリージャンパー」の11、12月出し栽培では、2月に株を掘り上げ、摂氏-2度で貯蔵した苗(長期貯蔵苗)を用い、8、9月に定植し、無摘心で栽培すると心止まりの発生を防止できる。12月出しで...
加温ハウス栽培のカンキツ「不知火」果実の予措・貯蔵温度と貯蔵性
要約 加温ハウス栽培のカンキツ「不知火」果実は、摂氏10~15度で予措することで果皮色及び糖度が高くなり、予措後果実をポリ個装し摂氏5度で貯蔵することで、減量が少なく貯蔵性が向上する。熊本県農業研究セン...
要約 スタイナーネマ クシダイはコガネムシ類幼虫に対して強い殺虫力を示す昆虫病原性線虫である。この線虫の液体培地による大量増殖法と増殖線虫の低温保存法を開発した。 背景・ねらい 1984年静岡県浜北市の樹...
要約 トウモロコシ原料を主体とした生分解性フィルムで「清見」果実を包装することにより、果皮の貯蔵障害は軽減される。開孔フィルムによってその効果は安定する。 背景・ねらい ポリエチレンフィルム(LDP...
イタリアンライグラスのラップサイレージ調製による硝酸態窒素含量の低減
要約 高濃度の硝酸態窒素を含むイタリアンライグラスを、ラップサイレージに調製する場合、水分含有率を65%程度以上にすることにより、硝酸態窒素含量を著しく低減することができる。福岡県農総試・畜産研究所・...
要約 麦類の短期貯蔵種子(2年5カ月)の栽培特性と収量性は、当該年度産種子(5カ月)と同程度で、貯蔵種子の発芽率が80%以上であれば種子としての適格性を具備しており、実用上問題はない。 背景・ねらい 採種計...
水稲採種栽培における穂肥施用量が長期貯蔵後の発芽率に及ぼす影響
要約 穂肥無施用では貯蔵初期の発芽勢が劣るが種子として問題はなく、穂肥多施用では、籾水分が高い場合に発芽率の低下を招きやすいことから、長期貯蔵を考慮した場合では穂 肥施用量は控えることが好ましい。 背...
こんにゃく精粉長期貯蔵のためのアルミ蒸着フィルム袋を利用した簡易な品質保持法
要約 こんにゃく精粉はポリ袋詰め後6ヶ月経過した時点で、粘度は20%程度低下する。貯蔵にアルミ蒸着フィルム袋を用いることにより、3年以上の長期保存においても現行のポリ袋に比べ粘度低下を抑えることができる...