高温登熟時の用水掛け流し処理による水田地温の低下と玄米品質の向上
要約 高温登熟時の用水掛け流し処理(用水温18.5~20.0℃)を出穂始から20日間実施することにより、水田地温の低下と玄米品質の向上がはかられる。 背景・ねらい 平成12年度は、幼穂形成期以降高温で経過したこと...
要約 水稲「福島1号」は、熟期が“中生の晩”の粳種で、耐倒伏性が“やや強”、耐冷性が“極強”の良質、良食味系統である。2001年から福島県で奨励品種に採用し、「農林21号」および「チヨニシキ」、「初星」の一部に...
要約 福島県内の農業法人に対し、経営管理に関する自己認識のアンケート調査を実施した。結果、農業法人経営者は自己の経営を3.4点(5点満点)と自己採点し、総じて「経営基本」、「財務」に関しては高い意識を示し...
エゴマを給与し健康志向に応えられるα-リノレン酸の高い豚肉の生産技術
要約 出荷1ヶ月間3%粉砕エゴマ種実(エゴマ)添加飼料給与により、食肉中のα-リノレン酸(n-3系脂肪酸)が高くなり、筋肉中のn-6系脂肪酸/n-3系脂肪酸(n-6/n-3)≒5.0になった。無添加区は 12.6であり、添加区では半分...
要約 蚕座へのヨードホール製剤および木酢液の散布は、こうじかび病発病抑制に対して高い効果がある。また、蚕の計量形質に与える悪影響は認められないので、ヨードホール製剤および木酢液の散布によるこうじかび...
ウスタビガの新飼料樹・エゾノキヌヤナギによる野外生葉育と全齢人工飼料育
要約 野蚕の一種であるウスタビガ(Phodinia fugax)は、エゾノキヌヤナギ(Salix pet-setu)を用いての野外生葉育が可能である。また、エゾノキヌヤナギ粉末を使用した天蚕用人工飼料による全齢人工飼料育も有効であ...
要約 桑の椹の大きさ、重さは大唐桑、カタネオ、カナダ産桑A等の品種で優っており、糖度は多胡早生、自芽荊桑で高い。pHは白実が最も高く、イングリッシュブラックは低い。 背景・ねらい 最近、桑の多目的利用に...
要約 原蚕種「小石丸」の蒸煮飼料による1~4齢期人工飼料育は、普通蚕品種と比較して、化蛹歩合が高く、飼育成績も良好となる。また、収繭量は少ないが、給与する飼料も少なく、飼育期間が短いため、労力の低減化...
要約 優れた絹糸として期待の大きい小石丸生糸の、その力学および吸湿特性は顕著であり、絹繊維の高級性能とするしなやかでやわらかく、かつ安定した腰を持つ豊麗な風合いの絹素材である。 背景・ねらい 絹糸の高...
要約 ヒカリギセルの産卵は室内自然温度の状態では5月下旬から10月下旬まで産卵するが、気温が30度Cを越した真夏の時期には産卵しない。産卵から孵化までの日数は平均12.7日を要し、孵化歩合は早い時期に産卵した...
要約 ハイブリッドカラーの球根の腐敗に影響する要因は、腐敗しやすい品種、腐敗発生の多いほ場、切り花終了後から球根掘り上げまでの期間が短いこと、及び球根掘り上げ前に茎葉を除去した場合である。 背景・ね...
要約 8、9月出荷作型において、自然日長条件下でも品質の良い切花が得られる夏秋咲きスプレイギクの品種はアニタとテネシーである。電照を行うことで切花品質が改善される品種はセドリック、ピンクコンテスト、ピ...
要約 リンドウ培養時における照明時間が、花蕾形成に影響を及ぼし、照明時間が短いと、開花盛期の早い系統の花蕾形成が抑制され、開花盛期の遅い系統のそれは促進される。越冬芽と展開茎葉の茎頂部を培養した場合...
要約 トルコギキョウの直播きによる秋出し(9~10月)栽培は、切り花品質が向上し、中生~晩生種を用いて5月上旬~5月下旬に播種することで収穫率も向上する。また、播種床に播種直後から子葉展開期まで有孔ポリを...
要約 キャベツ萎黄病菌(Fusarium oxysporum f.sp.conglutinans)の病原性喪失菌株はキャベツ苗に無病徴感染して、キャベツ萎黄病の発病を抑制する。 背景・ねらい 環境保全型農業をめざした生物防除の一環として、...
枠試験での食菌性トビムシによるアブラナ科野菜の苗立枯れ症抑制効果
要約 苗立枯れ症の原因となる糸状菌Rhizoctonia solani を混和した枠土壌に、食菌性トビムシの一種Folsomia hidakana を導入することにより、ハクサイ、キャベツの苗立枯れ症を抑制することができる。 背景・ねら...
要約 秋冬ネギの葉鞘径の肥大は、日平均気温の積算との相関が高く、定植時の苗の大きさと、日平均気温の積算により予測が可能である。 背景・ねらい ネギの葉鞘の太さは、出荷時の規格の基準であるが、
その肥...
要約 5~6月どりネギのハウス栽培において、ネットとシルバーフィルム使用の軟白方法は従来の方法より生産性が向上。その際の栽植密度は条間20cmの6条植えが良く、品種は「長悦」「いさお」が適する。 背景・ねら...
要約 秋冬ニラとろけ症の発生には、収穫後の温度条件、輸送中の結露、包装形態等が関与している。軽減対策としては、収穫後の品温を低く保つ、包装にはメッシュ入りの鮮度保持袋を使用し通気を良くする、箱詰め形...
施設キュウリにおけるpF値に基づく潅水同時施肥システムの開発
要約 施設きゅうりの潅水同時施肥栽培において、ほ場のpFに基づき養液供給を制御するシステムを考案した。本システムを用いることで、生育に応じた養液供給することができ、また、減肥が可能である。 背景・ねら...