着果と水分ストレスによるウメ樹体地下部への光合成同化産物分配抑制
要約 ウメ樹体の着果量が多いと同化養分の根への分配が抑制される。さらに、土壌の 乾燥および乾燥・過湿の繰り返しでその傾向が助長される。 背景・ねらい ウメ樹体は、土壌の乾燥、過湿および着果負担により、...
要約 生葉測定用に開発した可搬型近赤外分光器を用いて、ウンシュウミカンの葉中窒素含量を迅速に非破壊測定できる。1枚当たり約8秒の測定時間でノイズの少ない1300~2400 nmの連続スペクトルが得られ、実用可能...
萎凋細菌病に強いスターチス新品種「紀州ファインホワイト」および「紀州ファインイエロー」の育成
要約 萎凋細菌病に強く、花房が大きくてボリュームがあり、2L率が高いスターチス2品種を育成した。「紀州ファインホワイト」は、がくの色が純白に近い品種で、「紀州ファインイエロー」は、切り花長が長く、が...
要約 PMMoV罹病性のシシトウガラシの接ぎ木栽培では穂木・台木品種の組み合わせにより急性萎凋することがある。その要因の1つとしてPMMoV抵抗性台木を用いた場合のPMMoV(病原型P1,2)感染による過敏感反応があ...
要約 ウンシュウミカン作農家は従来からの隔年結果対策に加えて、隔年結果是正と高品質生産を両立する技術に期待するとともに、費用の節減、マルチ栽培等の高品質化、直売等の販売対応の工夫、品種更新や品目の転...
要約 ウメ生産農家の経営効率には、単位面積当たり収量や樹齢構成、白干ウメの品質などが影響している。効率的経営は樹齢構成を適正に保ちながら、施肥や防除等の基本的な栽培管理を毎年実践し、品質と収益の向上...
土壌改良資材の局所投入による極早生ウンシュウミカンの新梢と根の発育促進
要約 極早生ウンシュウミカン「ゆら早生」に対する樹冠直下の深耕と、土壌改良資材(パーライト:ピートモス=8:2)の土壌への投入は、活性の高い細根発生と地上部各器官の栄養成長を促し、樹勢向上対策として有...
要約 促成実エンドウの連作栽培において、被覆肥料100日タイプと速効性化成肥料を用いた全量基肥施用は、慣行と同等の収量、粗収益が得られる。窒素施肥量は2~3割、肥料費は1~3割削減できるとともに追肥を省略...
トルコギキョウにおける石油小型給湯機を用いた畦内の熱水土壌消毒法
要約 トルコギキョウの施設栽培において、石油小型給湯機を用いて畦内にドリップチューブにより145L/m2の熱水を処理すると、根腐病および立枯病が防除できる。 キーワード トルコギキョウ、石油小型給湯機、熱水...
要約 「イクヒカリ」は「キヌヒカリ」と同程度の熟期で外観品質が良く、良食味である。そこで「キヌヒカリ」の品質低下が問題となっている地域における代替品種として「イクヒカリ」を奨励品種に採用する。 キー...
背景・ねらい 本県にとって最も重要な魚種の一つであるタチウオTrichiurus lepturusは、2000年以降漁獲量が大きく減少し、漁業経営を圧迫している。本種の資源動向を把握するためには、漁獲物からの情報によると...
背景・ねらい 和歌山県では海面においてアユ稚魚を採捕し(海産稚アユ),河川放流および養殖用の種苗として利用している。海産稚アユの不漁年は他の種苗を手配する必要があるため,また資源量の事前把握により採...
養殖マダイの消化管内容物の時間的変化と給餌に伴う残餌・糞の負荷量について
背景・ねらい 養殖漁場の底質は養殖漁場の環境を反映する良い指標となるが、そこに大きな影響を及ぼす残餌や糞として負荷される懸濁物の量が明らかにされていない。そこで、マダイを用いて消化管内容物の時間的変...
1-メチルシクロプロペン処理によるカキ「平核無」果実の低温長期貯蔵
要約 脱渋のための炭酸ガスと1-メチルシクロプロペンの同時処理を行い、渋味消失確認後にポリ袋で密封包装し、予冷後0℃で貯蔵すると、果肉硬度は3か月維持できる。 キーワード カキ、「平核無」、1-メチルシクロ...
ヒリュウ台「丹生温州」の隔年交互結実栽培における若木でのML果生産
要約 ヒリュウ台「丹生温州」は、遊休年に除葉率40%の春季の刈り込みせん定を行うと、樹容積が5m3以上あれば摘果をせずにML果を50%以上生産できる。また、樹容積当たり収量が5kg/m3あれば、遊休年と生産年を平...
要約 ウンシュウミカン成葉の生葉の葉表1ケ所に光を照射し、拡散反射してきた近赤外スペクトルを測定する。1600~2300 nm波長域の二次微分吸光度と化学分析により実測した全窒素含量を使ってPLS回帰分析を行い、...
要約 排液独立循環式養液栽培システムにおけるバラ栽培では、基本培養液と補充用培養液にそれぞれ適した培養液処方を使用する。一方、循環給液する培養液の濃度は夏期EC1.1dS/m、冬期EC1.5dS/mに管理し、30日...
簡易養液栽培システムを用いたスターチス・シヌアータの定植適期および株養成期間
要約 スターチスのプランターを利用した養液栽培により、定植時期の前進化が図れ、8月中旬頃の定植で、定植後50日間抽台花茎を除去しながら株養成すると、年内に70cm以上の上物切り花が多く得られる。 キーワード...
要約 大型トウガラシ「松の舞」の半促成栽培における疫病抵抗性台木品種としては、上物収量が多い「スケットC」と「ベルホマレ」が適する。 キーワード トウガラシ、松の舞、接ぎ木、台木品種 背景・ねらい 和歌...
要約 イチゴの生分解性ポット育苗では、採苗時期を5月下旬~6月上旬とし、灌水はポット底に吸水性不織布を敷設した底面給水方法で行うことで、慣行ポット育苗と同等の良質な苗が育成できる。 背景・ねらい イチゴ...