要約 市販の携帯型光センサーは、早生ウンシュウの収穫前2ヶ月頃から果実糖度の非破壊測定が可能であり、専用黒色フードで太陽光を遮光すれば樹上果実でも精度良く測定できる。付属の小型バッテリー利用により、...
要約 市販の園芸用プランターを利用したスターチス・シヌアータの簡易な養液栽培装置を開発した。この装置を用いて、フェノール発泡樹脂または杉皮・檜皮混合物培地を1プランター当たり15L入れ、培養液EC1.0~2...
要約 観光農園でリピーターを確保するには、収穫物の味や接客対応、付帯施設の整備状況などの水準を高め来園者に満足を与えることが重要である。来園者が満足すれば、観光農園の評判は口コミで消費者に拡がり、新...
小型反射式光度計を活用したウンシュウミカンの窒素葉面散布要否判定
要約 ウンシュウミカン葉柄磨砕液中の硝酸イオン濃度を小型反射式光度計で測定することにより、30ppmを境として簡易に夏期の窒素葉面散布の要否を判定でき、園地単位でのきめ細かな施肥管理や過剰な施肥の回避に...
要約 施設の外周に湛水溝を設置するとハダニ類、ハスモンヨトウ幼虫の歩行侵入を抑制できる。 キーワード 湛水溝、ハダニ類、ハスモンヨトウ幼虫、歩行、侵入防止 背景・ねらい 野菜や花き栽培ではハダニ類やハス...
要約 砂質土壌の施設太陽熱処理で被覆フィルムの間に空間を設けた二重被覆処理は、慣行処理と比較して、地表付近では最低地温を、地表下20cm以下では最高、最低地温を上昇させる。被覆フィルム間の距離は10~60cm...
ウメのDNAマーカーによるSf-RNase遺伝子型個体の早期選抜
要約 ウメの自家上和合性にはS-RNase遺伝子が関係し、この遺伝子の保存領域から設計したプライマーにより、自家和合性品種の判別が可能である。このプライマーをDNAマーカーとして、自家和合性と関係するSf-RNase...
要約 ウメ根中の物質またはその分解生成物により幼木の養分吸収が妨げられ、生育が阻害されるため、ウメにおいてもこれら物質による生育障害発生の危険性が高い。 背景・ねらい ウメと同じく核果類に属するモモで...
エチレン作用阻害剤 1-メチルシクロプロペンによるカキ「刀根早生」促成栽培果実の軟化抑制
要約 カキ「刀根早生」促成栽培果実の早期軟化抑制には、脱渋のための炭酸ガス処理時にエチレン作用阻害剤である1-メチルシクロプロペンの同時処理で効果がある。 キーワード 1-メチルシクロプロペン、エチレン、...
急傾斜階段ウンシュウミカン園でのヘッジングせん定と運搬機具利用による作業の軽労働化
要約 急傾斜階段ウンシュウミカン園において、各段の樹をヘッジングせん定することにより60cm程度の作業道を設置し、階段園内に導入できる運搬機具を使用することで、運搬作業が軽労働化できる。 キーワード ヘッ...
要約 「宮本早生」の珠心胚実生から育成された「紀秋早生」は、樹勢が中程度で、減酸が早い極早生ウンシュウである。育成地では、9月下旬~10月上旬が収穫適期である。 キーワード 品種、育種、極早生ウンシュウ...
要約 夏季に育苗を行うパンジー等10品目の花壇苗において冷房育苗を行うと発芽率および成苗率が向上する。冷房育苗の効果は7月中旬から9月上旬播種までの作型において認められ、高温回避による安定生産が望める。...
スイートピー新品種候補「ブライダル・ピンク」の育成経過と開花特性
要約 「ダイアナ(冬咲き・ピンク)」と「アーリーホワイト(冬咲き・白色)」の交雑を行い、その後代集団から選抜、固定を行い、「ブライダル・ピンク」を育成した。本品種は冬咲きで、花色は白色で花弁周縁部が...
要約 夏秋ギク型スプレーギクのシェード栽培では日長を13時間以下とすることで開花遅延やスプレーフォーメーションの乱れのない切り花が得られる。また、12時間日長で4週間以上として管理することで品質は安定す...
早生実エンドウ新系統「4-1-1-1-2」の育成経過とその特性
要約 実エンドウの品種「きしゅううすい」とキヌサヤエンドウの品種「美笹」を交配し、選抜をすすめ、「きしゅううすい」よりも早生で、大莢の系統「4-1-1-1-2」を育成した。 キーワード 実エンドウ、早生、大莢...
要約 分解性ポット(サブストレートポット)は小型・軽量で輸送性に優れ、そのまま定植できるため、イチゴの挿し苗に利用すれば育苗および定植作業を大幅に省力化できる。また、窒素中断がしやすく定植後の活着も...
要約 ウメ農家では、供給過剰に伴う価格低下が経営上大きな問題となっている。これに対し、多くの農家はウメの高品質生産や栽培規模拡大による対応を志向しているが、一部の農家は他品目への切り替えやウメの大量...
要約 観光農園来園者の多くは、観光農園への入場以外に、農園所在地町内の観光施設や直売所等に立ち寄っている。観光農園内での飲食物や土産品の充実とともに町内観光施設等と連携した運営が、観光農園の収益性と...
ウンシュウミカン搾りかすの微生物資材添加による短期堆肥化とその成分溶出速度
要約 ウンシュウミカン搾りかすへの微生物資材(VS34、NK-52)の添加は、堆肥化を促進する。できた堆肥を4月に土壌表面施用した場合、5ヵ月間で窒素成分のうち硝酸態窒素として9.1%、カリウムで43.0%が溶出する。...
要約 春どりキャベツの跡地では肥料の残存量が多いため、水稲の育苗箱内全量基肥施肥を用いたリン酸・加里無施用栽培が可能で、成熟期が2日程度早まる。また、被覆肥料の窒素は溶出が早いため、収量確保には水田...