要約 土壌が乾燥する夏期に樹冠下の地表面を有機物でマルチする栽培法は、土壌乾燥を抑制し、樹勢を良好に維持でき、収量も多くなる。 背景・ねらい ウメ樹の樹勢が低下する要因の一つとして、夏期の高温・少雨...
仕上げ摘果時期遅延によるモモ「清水白桃」の生理的落果軽減技術
要約 モモ「清水白桃」の仕上げ摘果を慣行の満開後50日頃から20日程度遅らせ、子葉胚縦径が5mm以上になった時期以降に行うことで、果実品質を低下させることなく生理的落果を軽減できる。 背景・ねらい モモ「...
要約 ユリオプスデージーにおいて高濃度の発根促進剤(インドール酪酸)を処理すると発根率が高くなる。また、採穂用親株に対してベンジルアミノプリンとジベレリンの併用散布を行うことにより採穂数が増加する。...
要約 ペチュニアの小型容器栽培では、従来の 9 cmポット栽培に対して 7.5 cmポットで2/3程度、6 cmポットで1/2程度の施肥量(被覆肥料)で十分な生育が得られる。さらに、高濃度のわい化剤(ダミノジット)散布を...
要約 キイジョウロウホトトギスは、さし芽増殖が可能であり、床土にはパーライト単用、さし穂は5月下旬に採取し、地際部から3~8節のものを用いる。また、親株の管理には直立仕立てが有効である。 背景・ねら...
要約 スプレーギクの養液栽培においてフェノール発泡樹脂はロックウール粒状綿より保水力が小さく、細粒の樹脂が下層に集積しやすいが、生育や切り花品質はロックウール粒状綿と比べて差はなく、代替培地として有...
要約 ‘ローテローゼ’を使用したバラのかけ流し式給液によるロックウール栽培では、高温期に慣行培養液より窒素成分を3/4、ECを1/2にうすめた濃度で栽培しても慣行と同等以上の収量、品質を確保できる。 背景・ね...
要約 間伐材及び背板等を利用したイチゴの高設ベッドを構築し、オガクズバッグを座布団として利用するとピートバッグ培地の保温効果が見込める。 背景・ねらい イチゴの土耕栽培においては、芽かき、葉かき作業...
要約 ミディ系トマト(ファン・ゴッホ)の半促成・房どり栽培(5段摘心)では、1果房着果数が5~8果において障害果の発生率、生育に顕著な差が認められず、1果房重は着果数が多いほど大きいため、1果房当り8果に摘果...
要約 7~8月は種、9~10月定植のししトウガラシのロックウール培地耕における促成栽培では、培養液の給液濃度は育苗時がEC:0.8dS/m、本圃がEC:0.8~1.2dS/m程度で安定した栽培が可能である。 背景・ねらい 本...
要約 ポット育苗の花壇苗は、被覆複合肥料の表面施用により、省力的に生産できる。140日タイプの被覆複合肥料(14-12-14)をニチニチソウに施用する場合、培養土量に関係なく20~30粒/ポットの生育が良い。 背景・...
要約 チャバネアオカメムシの集合フェロモンを用いた予察方法は従来の乾式予察灯ではほとんど予察できなかった4月~5月でも誘殺され、夏期では乾式予察灯に比べて誘殺数は劣るものの、ウメ等の夏果実での予察で...
要約 秋・寒小ギクの無防除の圃場で多く発生するウスモンミドリメクラガメは、予察灯でも多く誘殺され、その誘殺ピークは生育期の寄生ピークと一致する。 背景・ねらい 露地ギクの芯止まり被害が問題となってい...
水田裏作ハクサイでの根こぶ病罹病性品種の菌密度に応じた防除対策
要約 水田裏作のハクサイ根こぶ病対策は、石灰窒素施用を基本に、菌密度が6×103 個/g土以下では育苗用土に炭酸カルシウム9%を添加した苗の利用が、6×104 ~6×105 個/g土は薬剤処理と石灰資材の局所施用をさらに追...
要約 砂地のショウガのハウス栽培における臭化メチル代替薬剤として、カーバムナトリウム塩液剤(原液として60リットル/10a、散布・土壌混和)は、根茎腐敗病及び雑草に対して高い防除効果がみられ有望である。 ...
要約 ウメかいよう病の潜伏越冬枝病斑は3月上中旬から4月上旬にかけて形成され、主要感染時期は前年10月以降である。潜伏越冬枝病斑と果実発病との間には正の相関がみられる。銅剤による潜伏越冬枝病斑に対する...
要約 イチジク栽培で6月から光反射シートをマルチすると、ミカンキイロアザミウマなどアザミウマ類の飛来が防止されて初期果実の被害が軽減される。 背景・ねらい イチジク栽培では、果実の着色向上のために光...
要約 カンキツ「清見」の幼樹では、4月施用窒素は新葉等の新生器官、6月施用窒素は果実に多く移行し、施用窒素の利用率は4月に比べて高い。 背景・ねらい 樹上越冬する「清見」は、食味良好で市場性も良く、本...
早生及び極早生ウンシュウの結果量・収穫時期と貯蔵養分について
要約 早生及び極早生ウンシュウの着果量の多少と収穫時期の早晩による貯蔵養分は、樹体のデンプン含量の蓄積に影響し、着果過多樹では新葉、旧葉、細根、春枝で、収穫時期が遅いと細根、春枝で低くなる。 背景・...
要約 5月新梢伸長期の土壌乾燥により、ウメ幼木の新梢伸長停止が早くなる。また、5月及び7月の乾燥により幹の肥大率が低下し、地上部の生育抑制がみられるが、地下部の生育への影響について明らかな関係はみら...