熱帯・亜熱帯植物に発生するウイルス病の農作物への影響(49)
摘要 亜熱帯植物のウイルス病を分離・同定した。我が国初発や沖縄のみに発生するものもある。7~8年度:オクラからハイビスカス退緑斑ウイルス(HCRSV)とハイビスカス黄斑モザイクウイルス(HYMV)を分離し、抗血清...
レタスビッグベイン病抵抗性素材の検索と品種抵抗性利用技術の開発
摘要 レタスビッグベイン病は世界的にみても極めて防除困難な病害で、我が国でも発病が拡大の傾向にある。四国地域は冬春レタスの大産地を抱えているが、近年、本病発生の兆しがみられるため、産地維持のための防...
摘要 人間の栄養素として重要なビタミンC含量を制御するため、いくつかの代謝系酵素遺伝子を操作してビタミンC含量改変を測る。11年度はGLDHasecDNAを導入した植物での活性及びビタミンC含量を調査し、さ...
摘要 レタスビタミンC含量の制御を試みた。サツマイモcDNAクローンよりガラクトノラクトン脱水素酵素(GLDHase)cDNAをスクリーニングし、これを植物形質転換用ベクターに組み込み、タバコおよび...
摘要 過去20年間に国内で用いられたレタスの主要品種18点を選び出して供試した。4月から5月にかけて3回播種した。育苗は無加温ガラス室の自然日長および同ガラス室で深夜2時間の光中断を行った長日の2条件下で行...
摘要 大腸菌O157による種子汚染が土耕栽培野菜の安全性に及ぼす影響を解明するため、種子汚染が苗ならびに培養土における菌の分布に及ぼす影響を解析した。大腸菌O157の接種条件と接種後の栽培条件を同一にした場...
レタス根腐病における抵抗性遺伝子の探索と病原菌との相互関係の解明(53)
摘要 クリスプヘッド型およびバターヘッド型のレタスから分離した根腐病菌の6菌株を用い、菌株間のDNAレベルの差異を調べた。全DNAをRAPD法によって解析したところ、多型が認められたので、菌株間で明確な違いを...
摘要 レタスビッグベイン病の汚染畑を用いて、280点のレタス品種・系統の抵抗性を調査したところ、明確な品種・系統間差が認められた。結球レタス(クリスプヘッド)の中に無発病のものはなかったが、かなり高い...
摘要 レタス根腐病菌の系統を分類し、対応する抵抗性素材を検索して、抵抗性品種育成の基礎資料とする。12年度は、各地から得られた菌株のレタス品種に対する病原性を接種によって検討した。菌株の病原性は,お...
遺伝子工学的手法による作物のビタミンC含量の制御手法の開発(364)
摘要 レタス実生を用いたビタミンC代謝解析系の作出を行った。さらに GLDHase高発現組換え体を用いたビタミンC代謝解析で、ビタミンC含量がやや高い個体が得られた。13年度は輸送貯蔵研において研究を継続する。
摘要 国内での採種が困難なレタスにおいて、育種の効率化ならびに優良系統の大量増殖技術を開発に必要な体細胞胚誘導の効率化と体細胞胚の生長条件を検討した。その結果、カルス誘導には、子葉片が外植片として有...
摘要 レタス品種・系統20点について、植物遺伝資源特性調査マニュアルに従って特性調査を行った。1区6~8個体の2反復を栽培し、各品種・系統5個体程度を収穫して、大きさ、重さ等の計量形質の測定を行った。12年...
摘要 レタスに由来する1種類のフェニルアラニンアンモニアリアーゼ遺伝子および、2種類のポリフェノールオキシダーゼ遺伝子を、センス方向あるいはアンチセンス方向に持つ形質転換ベクターを作製し、アグロバク...
摘要 レタス優良種苗の大量増殖に必要な体細胞胚誘導の効率化と体細胞胚の生長条件を検討する。10年度は、カルスの再分化率を高めるため、子葉片の大きさ及び培地のホルモン濃度について検討した。その結果、カ...
摘要 レタスの近縁種である Lactuca virosa L. および L.serriola L.の持つ優良形質を種間交雑によってレタスに導入しようとした。レタスとこれら近縁種との間で交配を行い、培...
摘要 ビタミンC合成経路の解明と、遺伝子組換えによる高ビタミンC(VC)系統の作出を目的とした。合成系最終反応を触媒する酵素遺伝子をクローニングし、これを用いて、レタスを形質転換した。9年度得られた...
摘要 これまでにレタス品種・系統の外部形態を中心に一次特性等を調査して、得られた結果はジーンバンク事業でデータベース化してきた。10年度は特に結球部形質を調査した。今後、新たに導入された遺伝資源につ...
摘要 10年度は、これまでに見出した茶種子サポニンの殺ダニ効果及び根生育促進効果の検証を行うとともに、新たな生理活性の検索を目的に研究を進め、以下の結果を得た。(1)殺ダニ効果については、ハダニ類だ...
摘要 夏秋野菜における病害の発生実態を知るため、野菜茶試(盛岡)の露地圃場で自然発生する病害を調べた。ニンジンでは、苗立ち直後に苗立枯病、生育後期に根腐病が発生した。このほか、生育後期に黒葉枯病、軟...
摘要 チャ成分の新用途開発を目標に上記課題を4年間にわたり実施し、以下の点を明らかにした。(1)茶種子サポニン類の新たな生理活性を見出した。即ち、ハダニ類に対し密度抑制効果があり、産卵抑制と殺虫効果...