中山間カンキツ作新技術の経営経済的評価と営農モデルの策定(6)
摘要 11年度は園内作業道導入による品質への影響把握を行い、極早生種では早期出荷と糖度上昇で11円/kg、南柑20号では2円/kgの単価上昇が確認できた。それを踏まえ園内作業道・小型機械導入の経営評...
知能ロボットを利用したカンキツ園の超省力・最適最少施肥管理技術の確立(7)
摘要 11年度は効率的施肥を実現するために、樹体が必要とする肥料養分量の基礎資料を得るため、施肥処理とカンキツ葉及び果実養分との関係を調査した結果、カンキツ葉に含まれている養分は土壌面施肥・土壌潅中施...
摘要 11年度は通年マルチ処理によって、細根量が増加することを確認した。堆肥あるいは客土処理で、堆肥中や客土した土中に新根が多数伸長していた。より一層の細根量の増加を図るには、一般的客土よりも堆肥様有...
摘要 11年度は非破壊選果機を導入しているカンキツ選果場を調査し、施設の故障時の対応に選果施設の各工程を多くの会社で請け負っているプラントでは、時間のかかる傾向にあることを明らかにした。また、非破壊選...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(10)
摘要 11年度は温州ミカンの浮皮が10ppmプロピルデヒドロジャスモン酸と10ppmジベレリンの混合液散布で明白に抑制されることを明らかにした。温州ミカンの着色開始前の9月処理で効果が顕著であった。従来見られた...
摘要 カンキツの栽培条件が糖酸度等に及ぼす影響を解析・予測するニューラルネットワークモデルによって、11年度は主にカンキツの植栽位置の斜面方位が果実品質に及ぼす影響を解析した。北から時計回りに、北東...
摘要 11年度は降雨流出量が、作業道を舗装したり、マルチを敷設することにより、整備・敷設前に比べ増加し、小雨でも流出が生起するようになることが明らかとなった。この結果は、作業道整備やマルチ敷設等によっ...
摘要 11年度は園内作業道の設計担当者が1時間程度で1園地の園内道の設計が可能となるように、設計支援シミュレータの操作性を改良した。本支援シミュレータの適応性を聞き取り調査したところ、3次元鳥瞰図表示...
摘要 11年度は作業道整備が土壌流亡に及ぼす影響を調査した。一雨ごとの降雨流出率は作業道整備前後で大きな差異はなかったが、一雨雨量100mm以下の雨量での降雨流出率は、作業道整備後に大きな値を示すことを明...
摘要 急峻傾斜地カンキツ園における省力的管理作業化を図るため、片排土ロータリを装備し、低速で造成作業ができる狭幅作業道造成機を開発し、モノレールに接続する作業道の造成方法について検討した。造成機は小...
カンキツの傾斜地に適応した台木利用による高品質果生産技術の開発(68)
摘要 異なる台木による青島温州の隔年交互結実の効果をみると、果実品質はカラタチの変異系である大葉系台木、栖本などの矮性台木、ならびにウェーバーフォーセット台木で糖が高く、中でも品質と収量性からウェー...
隔年交互結実法におけるカンキツ類の生理・生態的特性の解明と実用化研究(72)
摘要 ‘南香’に対する隔年交互結実法の適用では、果実の糖は樹別交互結実法で最も高く、クエン酸は片面交互結実法で最も低く慣行法に優った。しかし、収量は2ヶ年のトータルで慣行法が最も高く、片面交互結実法が...
摘要 本研究では、軽労型高品質果実生産技術、急峻傾斜地における軽労化技術および園地保全技術を導入し、中山間カンキツ地域の活性化に生かすことのできるように、各技術開発を体系化し、営農システムを確立する...
摘要 本研究では、通年マルチ及び潅水と同時に施肥を行う方法による高品質果実安定生産を行うための潅水基準を策定するため、カンキツ水分生理機構を解明する。12~13年度は、分光反射特性や葉気温差測定により、...
摘要 中山間カンキツ作の産地活性化にはより収益性の高い新品種等の選択が不可欠であるが、新品種に対する施肥法、栄養生理特性については温州みかん程研究が進んでおらず、経験的な施肥管理に負うところが多い。...
カンキツ残渣を活用した家畜排泄物の処理とその資源化技術の開発
摘要 畜産排泄物は、現在その処理技術やリサイクル技術が早急に求められている有機性資源の一つである。一方、四国地域では、食品加工の過程で排出されるかんきつ類の果皮やしぼり粕の廃棄処理も大きな問題となっ...
有機質資材等及び台木特性を利用した主要果樹生産システムの構築(64)
摘要 温州みかん成木のマルチ栽培において、春肥と牛ふん堆肥・葉面散布の施肥体系では慣行マルチ程度の収量を維持しながら果実の糖度が高まり、細根量の増大が認められた。‘青島温州’幼木の高畝栽培において、台...
摘要 10年度は根群域を簡易に改善するために、根群制限栽培、マルチ栽培、点滴灌水、通気装置を組み合わせた試験区に苗を移植し、土壌環境をモニタリングした。土壌水分吸引力は日変動し、日の出から午前9時頃...
摘要 10年度は非破壊型選果機を利用することによって、農家間、園地間、樹体間の品質差が明らかとなった。また、平均値や抜き取り検査では混入してしまう低品質果実の存在が明白となった。アンケート調査により...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(16)
摘要 10年度はプロピルデヒドロジャスモン酸とジベレリンとを組み合わせた散布及び浸漬処理でカンキツ果実の浮皮軽減効果が見られた。浮皮防止効果の現場での応用をめざした処理時間、処理方法、濃度の組み合わ...