2 新たな食料システムの構築を目指す生産性・持続性・頑強性向上技術の開発
摘要 開発途上地域の農業開発ニーズに対応し、対象地域の安定的な食料生産並びに国際的な食料需給及び食料栄養安全保障に貢献するため、上述の活動に加え、以下の取組を行った。 複数環境下におけるキヌア自...
摘要 気候変動に対処し、持続的な農林水産業と適切な資源管理を両立するため、以下の取組を行った。 カンボジアにおいて広域水管理調査地を決定し、温室効果ガス排出等の観測準備を進めた。また、ベトナム国...
摘要 プログラムB「熱帯等の不良環境における農産物の安定生産技術の開発」(農産物安定生産研究業務セグメント)では、食料増産の推進とアフリカをはじめとする世界の栄養改善に向けて、低肥沃度や乾燥等の不良...
多様なニーズに対応する安定多収な茶品種の育成と安定生産技術の開発
摘要 病虫害複合抵抗性や多様な香味を持つ安定多収チャ品種の育成に関しては、 a) 輪斑病、炭疽病、クワシロカイガラムシに複合抵抗性の品種として育成した「なんめい」は、チャ育成系統評価試験、輸出対応型栽培...
セルロース系バイオマス資源作物の作出と低コスト生産技術の開発
摘要 バイオ燃料変換技術に対応したセルロース系バイオマス資源作物の選抜や改良に関しては、a)エリアンサス新品種「JES1」(仮称。旧名はJES3)の機械収穫適性の評価では、収穫効率17乾物t/時間の可能性を得た。...
I 農林水産業の生産力向上 (2)生産性向上を支える品種の改良・開発 12 水稲の新品種育成と導入・選定 3 優良品種・系統の選定 (1) 優良品種の選定1) 水稲奨励品種決定基本調査
摘要 本県の育成系統などを供試し、本県の早期栽培に適する奨励品種候補を選定する。本年度は本調査に本県育成の野菜跡地向けのうるち系統「千葉33号」、減化学肥料栽培向けのうるち系統「千葉35号」、予備調査に...
i.根圏域における植物-微生物相互作用と微生物等の機能の解明
摘要 指標微生物群集については、1)トマト褐色根腐病の未発生土壌と発生土壌の微生物群集構造の解析から、糸状菌群集構造の多様度の低下が発生土壌の特徴として明らかになり、また未発生土壌に特有の糸状菌から...
a.農産物や加工食品の簡易・迅速な品種識別・産地判別技術の開発
摘要 DNAマーカーを用いた品種判別技術の開発として、1)小麦では、「農林61号」をはじめとする14品種について、原種、原原種を保存している府県から種子を収集し、20年度までに開発した小麦特異的なSSRマーカー...
摘要 ・ サトウキビ経済品種(Saccharum hybrid spp.)と野生種(Saccharum spontaneum)との種間雑種系統をサトウキビで一度戻し交雑し、1061の実生個体を選抜した。これらから、既存の品種と比べ、株出し多収であり...
2 小笠原諸島固有種等遺伝資源の保護、(1)小笠原固有植物の増殖技術の確立、 a 繁殖法の検討
摘要 目 的:小笠原諸島では自生する植物102科327種の42%が固有種と言われている。東京都や小笠原村ではこの自然を次世代に残し,さらに世界自然遺産への登録を目指している。そこで,絶滅危惧種の保護や小笠原...
摘要 ○試験の目的:環境こだわり農業推進条例の施行で、農業と環境の共生が進められている。そこで、イネの窒素利用効率に強い影響を持つ遺伝子と反応するバイオマーカーを開発し、「より少ない肥料で収量が得ら...
摘要 トルコギキョウにおけるトンブスウイルスとトスポウイルスの発生生態の解析、とくに種子伝染を含めた伝染経路の解明と土壌中のウイルスの検出および分布の解明を目指す。また、現在利用されている品種および...
摘要 環境こだわり農業を環境と共生する本県農業のスタンダードとして定着させる取り組みを進めている。そこで、イネの窒素利用効率に強い影響を持つ遺伝子と反応するバイオマーカーを開発し、「少肥料型イネ」...
飼料作物の環境保全機能を含めた多面利用における高品質生産システムの確立(131)
摘要 化成肥料を連用した野菜圃場に飼料作物を導入する可能性を探る目的で、多肥条件での飼料作物の草種・品種の生育を調査した。収量性、品質および除塩効果の点から、「ソルガム(5月下旬播種)+イタリアンラ...
飼料作物の環境保全機能を含めた多面利用における高品質生産システムの確立(134)
摘要 化成肥料を連用した野菜圃場に飼料作物を導入する可能性を探る目的で、多肥条件での飼料作物の草種・品種の生育を調査した。冬作では、エンバク品種ヘイオーツ(1回刈り)とイタリアンライグラス品種タチマ...
飼料作物の環境保全機能を含めた多面利用における高品質生産システムの確立(149)
摘要 堆厩肥及び化成肥料の施用量が牧草、飼料作物の初期生育に及ぼす影響と周年作付体系における草種(夏作)について検討した。ギニアグラス、ソルガム、トウモロコシ、ヒエの初期生育期における地上部及び根重...
摘要 現在茶は高収量、高品質を期待して、かなりの多肥条件下で栽培され、環境汚染を引き起こす恐れがある。低窒素適応性品種が育成できれば、環境汚染対策のみならず省資源、省エネルギー、経費削減などの効果が...
タイ東北部における持続的農業技術の確立のための開発研究(3)
摘要 7年度は、環境・生物資源の特性解明、持続型作物生産システムならびに家畜飼養技術の開発に関する研究を実施した。環境資源の特性解明では、塩水地下水の形成機構を解析する手始めとして、既存資料の収集、...
摘要 ハクサイ24品種・系統について、化学肥料の低投入下での生育量低下の程度を検討した。供試品種・系統の生育量低下程度の指標として調査した展開葉数、最大葉長、最大葉幅、乾物重の4形質相互間には、0....
林木の乾燥及び高塩環境に対する生理的適応機構の解明(750)
摘要 前年度に引き続きオーストラリア産アカシア5種について高塩環境での苗木の成長を調べた。発芽後10日の芽生えを水耕栽培し対数成長期に達した後、肥料液に1.5%の塩化ナトリウムを加えて6週間の塩処理...