摘要 そばは、虫媒による他殖性作物であり、系統の特性を維持するためには、他の系統から物理的に隔離しなければならない。現在、当研究室では系統の選抜および増殖のために、網室および距離的に隔たった隔離圃場...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(165)
摘要 "分離育種法によるだったんそばMT-1(2n)の系統からはMK-1、1-91F1、MT-3(2n)の系統からはMK-6、3-91F10、MK-12等が多収を示した。倍数性育種法によるMT-1(...
摘要 これまでに選抜してきた夏型高ルチン系統に関しては、開花期から成熟期に多雨が続き、選抜系統は標準品種に比べ、未熟種子が多くなった。選抜系統群は標準品種に比べ収量はやや低めであったが、ルチン含量が...
摘要 農作物の貿易自由化が進むなかで我が国の水田畑作物においても、新たなニーズに即した低コスト安定生産が求められている。収穫作業については、汎用コンバインの開発とその有効利用により低コスト化が図られ...
作物の耐暑性・耐乾性に関する研究-高温・乾燥が野菜の表皮組織に及ぼす影響について-
摘要 高温の影響で起きる作物の表皮組織の変化が耐暑性判断方法として利用できないか検討するため、表皮細胞上のエピクチクラワックスを凍結乾燥し走査型電子顕微鏡で観察した。キャベツ葉のエピクチクラワックス...
牧野草地におけるレアメタル類の動態制御技術の開発-レアメタル類蓄積性牧野草の検索(126)
摘要 牧野草の中からレアメタル類を高濃度に吸収蓄積する植物を検索し、牧野草を利用したレアメタル類の汚染防除技術を確立する。7年度は、6年度に蓄積の可能性が高かった87草種(170サンプル)を草地試場...
摘要 "当研究室で選抜してきた高ルチン・多収品種を目的とした91FE3、中間型優良品種を目的とした92FE4、92FE5の計3系統群について生産力検定予備試験を行った。播種直後に集中豪雨があり、発芽...
摘要 九州に多く見られる可給態リン酸を多量に含む火砕流の有効利用を図るため、九重火山由来の飯田火砕流(トルオーグ態リン酸は31mg/100g、土性はLS)を用いて栽培実験を行った。このタイプの火砕流...
摘要 播種期および遮光がルチン含量に及ぼす影響、ならびに選抜系統のルチン含量について調査した。その結果、遮光による日射量の減少がルチン含量を減らすこと、適期栽培期間中であればルチン含量は変動しないこ...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(199)
摘要 重粘土壌(灰色台地)に有望なダッタンソバの品種は導入番号MT-1、MT-3及びMT-6、播種期は6月上旬まで、播種量は平方m当たり150-200粒、施肥量はa当たり窒素0.2Kg、燐酸0.2-...
摘要 各種作物を温度レベル3段階(外気温、18℃、15℃)、およびリン施肥量4段階で栽培し、初期生育におけるリン吸収と生育量を調べた。チンゲンサイは低温下でも生育量は変わらずリン吸収量が増加した。ネギ...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(145)
摘要 未利用資源作物で機能性食品として注目されているダッタンソバは、形態・生態等の形質が品種として個体変異が大きく、種子も小さく、均一性が欠けているので、表現型循環選抜、倍数体法等により特性の向上を...
摘要 近年、栽培が激減している地域特産作物の栽培状況を調査し、雑穀類を中心に収集、保存、増殖及び特性評価を行った。栽培状況は公立農試等から情報を収集し、資料としてまとめた。収集は、雑穀類を中心に行い...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(140)
摘要 ダッタンそばの特性を検定し、北海道に適応する品種の選定、育成及び栽培特性を解明する。普通そばに比べダッタンのMT-2は開花期、成熟期が早く草丈が低い。大粒種子の系統を育成するため3材料を用いて...
摘要 我国の伝統的作物であるそばでは、近年、水田や畑などの輪作作物として多様な栽培様式に対応可能な栽培特性の優れた品種の開発が望まれている。そこで、北陸農試の地域的条件を考慮して、寒冷地および温暖地...
摘要 潅漑用水としての塩水利用の可能性を検討するため、野菜の耐塩性の種間差を調べた。八重山諸島で古くから栽培されているホソバワダン、スイゼンジナとカボチャのモッカは特に耐塩性が大きく6000ppmの...
摘要 資源作物について特性を調査し、有効活用を図る。4年度は岩手県内で収集したごま在来系統について試験を行ったが、播種後の降雨などで立ち枯れ、斑点病が多発したので中止した。えごま在来収集系統15系統...
摘要 低利用または未利用の遺伝資源について特性を調査し、有効活用を図るための方法、問題点を検討する。3年度はごまの岩手県北で収集した15系統と富山大育成の10系統について試験栽培を試みたが播種後の降...
摘要 四国地域では高知県を中心にタカキビ5系統、コキビ3系統、アワ1系統、ヒエ1系統、トウモロコシ1系統、ソバ1系統、アズキ1系統を農家から収集した。他にスイートソルガム2系統及びホドイモ1系統を群...
摘要 そばはルチン含量が高く健康食品として注目されている。九州地方は暖地そばの主産地である。また畑作の重要な輪作作物でもある。しかし、稔実が不均一であること,倒伏しやすいこと等が機械収穫の障害になっ...