要約 日本ナシ「筑水」の自然条件下での自発休眠覚醒に必要な7.2℃以下の低温要求量は700~750時間である。 キーワード 日本ナシ、筑水、自発休眠覚醒、低温要求量 背景・ねらい 日本ナシ「筑水」は、成熟期が早く...
カンキツ「天草」の加温ハウス栽培における適正着果量は葉果比80〜100
要約 「天草」の加温ハウス栽培では、着果量を葉果比80~100(1立方メートル当り14果)にすることで、細根活性や葉色が良好となり、樹勢の維持が図られ、翌年の着花が適量確保でき、高品質果実が安定生産できる。 ...
要約 沖縄県宮古地域では、交換性塩基や可給態リン酸含量が基準値より高い傾向にあり施肥改善が必要である。また、2層目のち密度が高いほ場がみられ、物理性の改善も必要である。 キーワード 交換性塩基、可給態...
成分調整ペレット堆肥の作業性とトマトおよびメロンにおける経済性
要約 家畜ふん尿堆肥を粒状に固めたペレット堆肥は、施設における堆肥の散布作業が機械化によって省力的に行うことができる。また、果菜類に菜種油かすを混合して成分調整したペレット堆肥を施用することで、トマ...
要約 国内では発生が認められていなかったカーネーションうどんこ病が、高知、長野、宮城県で発生した。本病害の発生には品種間差異が認められ、また、セキチク等、他のナデシコ属植物にも感染が確認された。 キ...
温床線を用いた部分的地中加温によるカンキツ「不知火」の生育促進
要約 「不知火」の雨除け栽培において、電気温床線を巻き付けた円筒形発熱体を使用して部分的な地中加温を行うことにより、地温は発熱体からの距離や深さによって異なるが、萌芽と開花を促進する。 背景・ねらい ...
要約 施設内のキャベツでコナガ成虫侵入時期・産卵期間に併せて、コナガ卵密度に合わせた密度の卵寄生蜂メアカタマゴバチを複数回放飼すればコナガに対する高い密度抑制効果が期待できる。 キーワード コナガ、メ...
要約 網室のおがくずベンチにおける夏期イチゴ育苗に発生するハダニは、チリカブリダニを親株当たり5頭~20頭の放飼で防除が可能である。 キーワード イチゴ、チリカブリダニ、ハダニ、天敵、育苗、夏期 背景・...
要約 小ギク(8月咲き~12月咲き)では定植3週間後に摘心をすると、慣行の定植1週間後の摘心と同等以上の切り花品質が得られ、労力分散が図られる。 背景・ねらい 滋賀県の小ギクは、8月咲きと12月咲きを中心に作...
要約 「せとか」の施設栽培は充分な潅水を行うと肥大、品質とも良好である。 背景・ねらい カンキツ「せとか」では施設栽培による高品質果実生産が行われているが、栽培技術が確立しておらず、他の施設カンキツに...
要約 6~9月にフスマ1 t / 10 aを作土層に混和後、透明フィルムで被覆し、圃場容水量以上になるよう灌水後、約20日間ハウスを密閉することで土壌が還元消毒され、トマト褐色根腐病及びサツマイモネコブセンチュウ...
要約 黒ボク土で熱水土壌消毒を行うと、土壌中の交換性カリウムやマグネシウムが減少するため、消毒後の土壌診断が必要である。また、土壌中の交換性マンガンの増加が起こるため、熱水の処理量は対象病害に合わせ...
要約 「日向夏」及び「日向夏」の早生種である「宿毛小夏」の施設栽培において、受粉樹に「西内小夏」を利用することにより、種子の少ない果実が生産できる。この場合、開花期の訪花昆虫の侵入を防ぐため天窓、サ...
スィートコーンのリン酸カリ水溶液定植前浸漬によるリン減肥栽培
要約 128穴セルで育苗したスィートコーン苗をPとして1%のリン酸カリ水溶液に1時間浸漬してから畑に定植すると、初期生育が優れ、慣行並の収量が得られ、リン施肥量を慣行に比べ大幅に削減できる。 キーワード リ...
食味と香りが良い中生のカンキツ新品種「麗紅」(カンキツ口之津32号)
要約 新品種「麗紅」は、「清見・アンコールNo.5」に「マーコット」を交雑して育成した中生のタンゴールである。外観は赤橙色、平滑で美麗である。芳香があり、糖度が高く良食味である。 キーワード カンキツ、新...
還元消毒による施設土壌病害虫の防除と糖蜜を用いた下層土消毒法
要約 フスマ、米糠を用いた還元消毒により作土層が消毒され、イチゴ萎黄病、ホウレンソウ萎凋病の防除に有効である。糖蜜の土壌潅注で下層土の消毒も可能となり、トマト萎凋病、ナス半身萎凋病の防除に有効である...
要約 施設栽培において定植前に深さ20~60cmに残存する硝酸態窒素は,深根性作物であるトマト栽培では根群域が制限されない限り追肥窒素と同様に評価できる。下層に残存する硝酸態窒素はハウス建設後年数が経過し...
要約 施設栽培ではたい肥連用に伴い土壌熱水抽出窒素と有効態リン酸が高まる。周辺環境への負荷を回避するためのたい肥連用量は年間4t/10aが適当である。連用条件下での施肥窒素は,たい肥1t/10aにつき連用5年未...
PMMoV(P1,2)モザイク病抵抗性シシトウ「土佐じしビューティー」の育成
要約 シシトウ「土佐じしビューティー」 は、ペッパーマイルドモットルウイルス (PMMoV(P1,2))モザイク病に抵抗性をもち、促成栽培適性が高く、収量、品質にすぐれるF1品種である。 キーワード シシトウ、土佐...
要約 NFT方式で栽培した葉ネギの内容成分は、土耕栽培に比べ同等かやや少なく、また季節による変動も小さい。収穫後の全糖、ビタミンC、クロロフィルの減少は土耕栽培と同じかやや速く、外観品質の低下もやや速く...