要約 露地野菜栽培において日常行われる個々の農作業が環境へ及ぼす窒素負荷の程度によってランク分けし、それを基に作成した点検表は、各野菜栽培における農作業管理別の窒素負荷を評価するために有効である。 ...
デルフィニウムに発生したPythium aphanidermatumによる苗立枯病(新称)
要約 定植直後のデルフィニウム幼苗に発生した立ち枯れ症状はPythium aphanidermatumによるものであり、病名をデルフィニウム苗立枯病と提案したい。 キーワード デルフィニウム、デルフィニウム苗立枯病、Pythiu...
年内どりダイコン栽培における土壌残存窒素を考慮した好適窒素施肥量
要約 秋まき年内どりダイコンでは、L級の規格である根重1kgを得るための残存窒素と施肥窒素の合計量は9月上旬播種ではマルチ栽培で3kg/10a、無マルチ栽培で4kg/10a、9月中旬播種では両栽培とも6kg/10a、9...
要約 本機は、電動モーターにより駆動する3輪台車であり、走行速度を作業者に会わせて任意に設定できる。これにより、サツマイモ挿苗作業を座ったままの楽な姿勢で行え、慣行に比べて約2倍の作業能率がある。 キ...
要約 乾燥豚ぷん、オガクズ牛ふん堆肥、発酵鶏ふんの3種の資材について、窒素の肥効率を明らかにした。化学肥料の窒素利用率を100として比べた窒素の肥効率は乾燥豚ぷんが54~70,オガクズ牛ふん堆肥が33~36,...
要約 静岡県内の農耕地土壌は、土壌表層だけでなく、下層でも塩基類やアニオン類の 濃度が高い事例がみられる。 背景・ねらい 県内の従来の土壌調査では肥培管理が土壌深部まで及ぼす影響についてのデータが少な...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
要約 都産生ごみ堆肥は、窒素含有率が3%前後と高いが、施肥量を調節することによって、慣行の家畜糞堆肥と同様に利用できる。施用量は、10a当たり果菜類で2t、葉茎菜類で1~2t、根菜類で1t程度であれば、...
要約 パンジーの定植作業を省力するため、ダイコン間引き用のバッテリー式作業車に、植え穴開口ロールを取り付け、作業車に乗りながら定植する作業技術を開発した。この方式によると、慣行の2倍の能率で1時間当...
対抗植物(ギニアグラス)を導入した輪作体系によるネコブセンチュウ被害回避技術
要約 秋冬ニンジン-春ダイコンの作付け体系の中で、ギニアグラス、秋冬ホウレンソウを導入した輪作体系を組むことで、秋冬ニンジンのサツマイモネコブセンチュウ被害を土壌くん蒸剤を使用した場合とほぼ同等に回...
要約 奄美群島のサトウキビ栽培地帯では、ラセンセンチュウ類の発生が多く、次いでイシュクセンチュウ類、ネグサレセンチュウ類が多い。 キーワード サトウキビ栽培地帯、植物寄生性線虫類、ラセンセンチュウ、イ...
フルスルファミド粉剤を施用した圃場ではおとり植物による根こぶ病菌密度低減効果は得られない
要約 アブラナ科野菜の栽培時にフルスルファミド粉剤を施用した圃場では、その感染抑制効果が輪作するおとり植物(葉ダイコン)の作付け時にも持続しているため、アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度(休眠胞子密...
C3植物とC3-C4中間植物との属間交雑による光呼吸の抑制とその機構の解明
要約 C3植物のダイコンとアブラナ科のC3-C4中間植物Diplotaxis tenuifoliaから作出した属間交雑植物では、葉の内部構造や光呼吸鍵酵素の細胞特異的な発現パターンは、両親からのゲノムの構成比に従い遺伝し、光呼...
要約 ダイコンハムシ成虫に対し、有機リン剤、NAC剤、合成ピレスロイド剤、ネライストキシン剤、スピノサド剤は殺虫効果が高い。また、メソミル剤とアセタミプリド剤には摂食抑制効果がある。 キーワード ダイコ...
要約 本機は、ニンジン等の大型トンネル支柱を運搬・設置することができる。機体の左右に支柱を挟持し打ち込む機構を有する。これにより、慣行に比べて約2倍の作業能率がある。 キーワード トンネル、運搬、支柱...
要約 ダイコンのバーティシリウム黒点病に対する抵抗性に品種間差異が認められる。抵抗性の高い8品種は、バーティシリウム黒点病対策として実用的に使用できる。 背景・ねらい 群馬県内のダイコンに、バーティシ...
要約 ライムギ+ヘアリーベッチ(秋冬作)を鋤き込むことにより、夏作のコマツナ、ホウレンソウ、加工用トマトを減肥して栽培できる。ライムギ(冬作)→エンバク+ヘアリーベッチ(春夏作)を鋤き込むことにより、...
要約 11種の検定作物におけるキタネグサレセンチュウの18個体群の増殖程度は各検定作物で異なっていることから、その寄主親和性には明らかに種内変異が存在する。寄主親和性が類似する個体群は必ずしも地理的に接...
野菜由来の新規ディフェンシン遺伝子を導入したいもち病抵抗性組換えイネ系統
要約 アブラナ科野菜であるコマツナとキャベツから単離した新規ディフェンシン遺伝子およびそれらの改変遺伝子を良食味イネ品種「どんとこい」に導入した組換え体は、強いいもち病抵抗性を示し、抵抗性は後代に遺...
成果の内容・特徴