要約 わさびから、逆転写PCR法により抗菌性タンパク質遺伝子を単離した。この遺伝子を、モデル植物のたばこに導入して、灰色がび病抵抗性を確認した。 背景・ねらい 遺伝子組換えにより植物に耐病性などの優良形...
要約 前作が豆類・スイートコーンの場合、後作の根菜類にさまざまな生育障害が発生する。前作の野菜の違いが後作の畑作物の生理障害や病害発生に与える影響は認められない。現地における根菜類のリゾクトニア病は...
要約 ダイコンバーティシリウム黒点病に対し、ダゾメット粉粒剤の20および30kg/10a処理による土壌消毒が有効である。深耕(35~40cm耕起深)混和処理の効果が高い。また、大規模畑作地域における処理方法としてマ...
要約 道内のキスジトビハムシ成虫の発生ピークは4回あり、成熟した雌成虫および新成虫の出現ピークは3回である。だいこん根部の被害はどの時期に播種しても発芽後3週間目まで被害が現れない。卵期間を1週間とする...
黒色火山灰土壌における根菜類の出芽と生育を揃えるための潅水方法
要約 根菜類の出芽と生育を揃えるための潅水方法としては、テンションメーターのpF値2.1を潅水開始点とすることが適当である。特に、夏播きニンジンでは、播種後からpF2.1を潅水開始点として1ヶ月管理することで...
野菜連作圃場を利用した線虫害回避と3年輪作によるダイズシストセンチュウの抑制
要約 ダイコン、サトイモ、エダマメには特有の線虫が複数加害するが、主な加害線虫が異なるため、これら野菜の連作圃場は互いに好適圃場となる。また、ダイコン連作圃場はサトイモ1作でダイコンの線虫被害を顕著...
要約 カンショ作経営の規模別輪作体系及び特徴を線形計画法により明らかにした。小規模では土地生産性の高い加工ダイコン、中規模では労働生産性の高いカンショ作付が合理的で、大規模では加工バレイショとギニア...
要約 白さび病菌により発症することが明らかとなったダイコンわっか症に対する各種薬剤(4剤)の防除効果を調べ、最も効果の高かったTPN剤の防除適期について検討したところ、間引き7~15日後と15~20日後の計2回...
要約 非病原性フザリウム・オキシスポラムSNF-356菌株を、温室メロンの育苗用土及び、蒸気消毒直後のメロン栽培用ベッドの土壌に接種することにより、つる割病が防除できる。温室メロンでは、本菌資材の使用によ...
要約 ダイコンが利用できる肥料及び土壌由来の無機態窒素量は、葉部の生育ばかりでなく、根部の辛味成分や硬さに影響を与える。施用窒素が無機物であるか有機物であるかという肥料の質による違いは認められない。...
要約 サトイモ栽培および初夏どりスイートコーンと秋まきダイコンの作付体系において、市販の生分解性マルチは、マルチの除去作業を必要とせず、慣行のマルチに比べて同等の収量が得られる。また、紙製マルチは、...
要約 だいこん赤心症の発生過程にある根部では、褐変誘導に関与する一連の酵素活性の増加が認められる。また、特に障害が進展した根部ではアスコルビン酸ペルオキシデース活性が高く、酸化型アスコルビン酸還元酵...
太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したとう菜の減農薬安定栽培技術
要約 とう菜栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が...
非病原性Fusarium oxysporumによるトマト根腐萎凋病の生物的防除
要約 トマトとラッキョウに非病原性F.oxysporum AR4312菌を前接種し、混植すると、トマト根腐萎凋病の発病が抑制される。 背景・ねらい 現在、土壌伝染性病害の防除は化学的防除法に依存しているが、効果が不安定...
要約 砂丘地だいこん栽培において速効性肥料の基肥を条施用することにより施肥窒素の3割減肥が可能となり被覆肥料の基肥同時施用により多雨年でも地下への溶脱軽減が図られる。 背景・ねらい 近年、全国的に施肥...
重粘土畑基盤整備地域での春バレイショを中心とした省機械化体系営農モデル力
要約 重粘土基盤整備地域の春バレイショ、冬ニンジン、秋冬ダイコンを組み合わせた輪作体系に、異なる2つの省力機械化体系を導入した営農モデルを策定した。経営規模5haで高性能機械化体系を導入する大規模経営モ...
牛糞の施肥量を化学肥料の1.5倍以下に抑えた栽培で選択できる野菜の種類
要約 化学肥料を牛糞に環境保全的に代替するため、施用量を窒素成分で化学肥料の1~1.5倍に抑える場合は、スイートコーン、ダイコン、メロンなどが適し、キャベツ、ハクサイなどは十分な生育をしない。また、化学...
バレイショと根菜類の輪作体系における緑肥ソルガムの鋤込み効果
要約 春バレイショとニンジンまたはダイコンの輪作におけるソルガムの作付・生鋤込みは、ニンジン、ダイコン良品収量を向上させる。また、バレイショのそうか病は、厩肥施用に比較して増加しない。ソルガムの播種...
要約 だいこんを引き抜き、根部から一定の長さで葉を自動切断し、コンテナ又はフレコンに収容し、運搬ができる自走式の乗用型一斉収穫機である。必要作業人員は、オペレータ1人とコンテナ収容補助作業者1~2人で...
要約 乗用管理機、改造だいこん掘取機+コンテナ移動用フレーム装着台車、マルチ回収機を導入した機械化一貫体系は、マルチ栽培及び普通栽培ともに、労働時間が慣行の3分の1程度に省力化される。 背景・ねらい だ...