要約 小笠原における重要な漁獲対象種であるメカジキについて漁業の効率化を図るため、潮汐により生じる内部潮汐に着目し、モデルデータを用いて内部潮汐場と漁場の関連性を検討した。 背景・ねらい 小笠原諸島で...
要約 トサカノリ人工種苗の天然海域への移植方法について検討を行った。ロープ移植では、設置水深を変えて移植を行い、また、基質移植では異なる生長段階の種苗が付着した基質を同時に移植することで、移植に適し...
要約 東京湾から多摩川に遡上してくるアユの数は、下流域での調査により平成18年以降、毎年100万尾以上と推定されているが、中流域では概ね1万~3.5万尾であることが明らかとなった。また、十分機能していない魚...
要約 伊豆諸島の有用海藻であるトサカノリの効率的な人工採苗方法を開発した。また、人工種苗を天然海域へ移植することを目的に、胞子が着生しやすい基質について検討し、移植実験を行った。 背景・ねらい 伊豆諸...
要約 神奈川県におけるシラスウナギの漁獲は12月から翌年4月にかけて、集魚灯を使用したすくい網により行われている。しかし、漁獲量は平成10年度の1,716...
要約 小型マグロを養殖種苗として有効利用するために、高生残率化を目指して、効率的且つ効果的な種苗輸送や短期養成等の技術開発を行った。まき網で漁獲された小型マグロについて、活魚運搬および曳航用生簀別に...
伊豆諸島周辺海域および黒潮波及域におけるキンメダイ仔稚魚の初期生活史
要約 伊豆諸島周辺海域でのキンメダイ初期生活史を把握するため、各種プランクトンネット調査を行った。その結果、本海域でのキンメダイ仔稚魚は6~9月に八丈島を中心とした海域の、水深50m付近に多く出現するこ...
要約 近年、急成長した小笠原近海におけるメカジキ立縄漁について、効率的操業と、資源の持続的利用を図るため、本種の生態調査を行った。PAT-tagによる標識調査で、漁場付近に数ヶ月滞遊する個体と、短期間に北...
Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対するキュウリ10品種の感受性
要約 近年発生が確認された Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対する東京都でのキュウリ主要10品種の感受性は、従来のウリ類うどんこ病菌とほぼ同様である。両亜属が混発している圃場でも、本病の防除...
要約 べたがけとトンネルを併用して無加温ハウス内で育苗し、定植後に空隙率10または35%のPVA割繊維不織布を用いてトンネル被覆することで、品質の良いブロッコリーが収穫できる。品種の組み合わせにより、5月...
要約 子豚期から肥育期までを通じて、飼料中の銅を日本飼養標準養分要求量近くまで低減してトウキョウXの飼育を行っても標準飼料給与に比して成育に悪影響はみられず、と体成績にも影響はない。 背景・ねらい 豚...
物理的防除資材によるワケネギのネギアザミウマとネギハモグリバエの防除
要約 物理的防除資材である近紫外線除去フィルムと防虫網を組み合わせた施設栽培を行うことでネギアザミウマとネギハモグリバエの被害を抑えることが可能であり、ワケネギの生育および品質にも影響はない。 キー...
東京都におけるOidium 属Reticuloidium 亜属菌によるキュウリうどんこ病の発生実態
要約 Oidium属Reticuloidium亜属菌(OR菌)によるキュウリうどんこ病は、東京都の広い範囲で防除が必要な程度にまで発生している。本菌の発生盛期は5月~6月中旬で、葉位によっては6月下旬まで蔓延する。7月...
要約 コマツナ在来品種「ごせき晩生」の食味・食感を官能検査および機器測定により評価するといずれの評価方法でも、軟らかくて歯切れが良く、苦味が比較的少ない。 キーワード コマツナ、在来品種、食味、食感、...
要約 「バレンタイン,ジェスターレッド」を用いれば、鉢栽培によるポインセチアの切り花生産が可能である。切り花長と日持ちは十分であり、収益性も鉢物生産を上回る。 キーワード ポインセチア,切り花 背景・...
要約 家畜ふん尿と厨芥を混合してメタン発酵させた場合に消化液中の大腸菌数が増加する傾向が見られるが、加熱処理、曝気処理、塩類添加処理、HRT制御により大腸菌数の低減化が可能である。 キーワード メタン発...
子宮角深部挿入用カテーテルを用いたトウキョウX凍結精液による繁殖成績
要約 子宮角深部挿入用カテーテルを用いた豚凍結精液の繁殖成績は、注入精子数により、産子数に差がでる傾向にある。また凍結精液を利用した種豚生産により、トウキョウX維持群の近交係数上昇抑制が可能になる。...
要約 牛疫ウイルスFusan株を用いて牛に感染実験を行い、ウイルスの排泄量を調べるためにreal-time PCR法を構築し定量化した。ウイルス排泄は感染後66時間後から起こり、排泄量は鼻汁より糞便が20倍以上多いこと...
口蹄疫ウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤はウイルス増殖を抑制する
要約 口蹄疫ウイルスRNA依存性 RNA ポリメラーゼ(RRp)とレトロウイルス逆転写酵素は構造に類似性があり、抗HIV薬及びRRpの阻害剤、ピラジンカルボキサミド誘導体は口蹄疫ウイルスの増殖を抑制する。 キーワー...
要約 東京都内のエダマメ圃場で発生している葉の黄化や生育不良は、主にダイズシストセンチュウに起因している。生育不良が顕著な江東地域のエダマメ栽培圃場では、栽培前の土壌から乾土1gあたり平均85個の卵が...