コマツナとカブの白さび病に対する品種、薬剤および被覆栽培を利用した防除法
要約 コマツナおよびカブの白さび病の防除法として、白さび病に対する耐病性品種の利用や効果の高い薬剤の散布がある。また、マルチ、トンネル被覆栽培の利用は、カブでは白さび病の発生を軽減する。 キーワード ...
東京都育成香りシクラメン「さわや香ミディ」、「おだや香」の品種特性
要約 シクラメン栽培品種と芳香性原種Cyclamen purpurascensとの種間雑種作出により新たに育成した品種は、甘さのある芳香性を保有する。育成品種はピンク系と赤紫系の2品種で、ともに中輪タイプであり、開花開...
要約 のらぼう菜の収穫期は、花芽分化後の1月上旬~3月中旬のトンネル被覆により前進できる。また、「早生系統」では、低葉位の摘心で早期の高品質生産が可能となる。 キーワード のらぼう菜、トンネル被覆、摘...
要約 屋根および壁面といった建築物上の緑化には、室内の熱環境を改善し、冷房器具の消費電力量を抑制する効果がある。また、屋根と壁面の緑化で効果が高い。 キーワード 壁面緑化、屋根緑化、環境緩和 背景・ね...
要約 生産量の多いつる性植物26樹種のうち13樹種は4月までにモデルを用いて長尺化を開始することで11月に樹高250cm以上の長尺苗にすることができる。またそのうち9樹種は、8月に長尺苗にすることができる。 キー...
要約 花壇花き苗43品目についてマット化の難易性を判定したところ、36品目でマット化する。マット形成には定植本数よりも品目による影響の方が大きい。 キーワード 屋上緑化、花、マット植物 背景・ねらい 都市の...
要約 食品残さを飼料利用するための、採卵鶏への天ぷらカスの10%混合給与は、卵重が増加し、消費者における卵の嗜好性は向上する。 キーワード ニワトリ、天ぷらカス、食品残さ飼料、官能評価 背景・ねらい 外食...
要約 抗菌性飼料添加物を含まない飼料を給与した子豚育成群では、12週齢までに体重が30%減少し、下痢発生率も15%と高率で推移する。病原体検索では、ロタウイルスC型の関与が示唆された。 キーワード 豚、抗菌...
バルーンカテーテルの留置による泌乳牛の採尿時における尿路感染防止法
要約 バルーンカテーテルを膀胱内に留置して泌乳牛の全尿採取を行う場合、搾乳作業等のために採尿経路を一時的に分離・再接続する必要がある。膀胱から3m以上離れた部位でこの操作を行うことで、尿路感染を抑え...
背景・ねらい アントクメは伊豆諸島に分布する唯一のコンブ科の褐藻で、大規模な藻場を形成し、貝類の餌料や魚類等の幼稚仔の保育場として重要であるが、伊豆大島では平成10年頃からアントクメの藻場が激減し、サ...
馬の新興パラミクソウイルス感染症の血清学的診断法(ELISA)の標準化
要約 馬の新興パラミクソウイルス(ヘンドラ及びニパウイルス)感染症を既存の血清学的診断法(ELISA)で診断する際には、馬血清については方法を簡略化できる。また、未知のパラミクソウイルス感染も検出するた...
シソ科ハーブ類栽培で発生する害虫種と防除薬剤の登録データの取得
要約 シソ科ハーブ類に19種の害虫の発生を確認した。このうち、ワタアブラムシ、クロゲハナアザミウマ、ナミハダニ(赤色型)など7種は激しい被害を起こす。また、アセタミプリド水溶剤はシソ科ハーブ類のアブラ...
要約 ハーブ類に16種新病害の発生を認めた。被害の大きいスペアミントうどんこ病の防除には炭酸水素ナトリウム水溶剤と炭酸水素カリウム水溶剤の散布が有効である。 キーワード ハーブ類、新病害、薬剤防除、スペ...
ブルーベリー種間雑種(Vaccinium corymbosum×V. ashei )の倍数体作出法
要約 ブルーベリーの種間交雑種子にコルヒチン500mg/Lを処理することで、種間雑種の倍数体または倍数性キメラを得ることができる。 キーワード ブルーベリー、種間雑種、コルヒチン、倍数体 背景・ねらい 近年、...
フルオープンハウスを用いた抑制トマト栽培での防虫ネット展張による上物果の増加
要約 フルオープンハウスの開口部に防虫ネットを展張すると、展張しない場合に比べて、ハウス内温度は2~3℃上昇する場合があり、日射量は20%低下する。トマトの上物収量および上物率は増加し、下物果のうち虫害...
調理残さの一次処理物は採卵鶏へ50%給与しても産卵成績に影響を与えない
要約 採卵鶏を対象に食品残さの一次処理物を長期的に給与した。一次処理物を50%混合給与すると、卵質の低下は観察されたが産卵率等の産卵成績には差が無かった。 キーワード ニワトリ、飼料コスト、一次処理物、...
背景・ねらい イシガキダイは本土の活魚市場で高価格で取引される一方、小笠原の磯釣り対象魚として全国的にも人気が高い。そこで、同種の種苗生産技術を開発し、遊魚対象の放流用種苗の供給を可能にするとともに...
背景・ねらい 伊豆諸島海域はキンメダイの主要漁場になっており、資源の持続的な活用のため漁業者間の協議による自主的資源管理が行われている。また、資源回復計画導入の適否評価のため、資源動向のモニタリング...
背景・ねらい 神奈川県の人工湖におけるワカサギ放流事業では、購入種卵を他県産に依存しているため、供給や卵質が不安定である等の問題が指摘されている。そこで、池中養殖魚から種卵を安定的に大量生産できる簡...
背景・ねらい アユ冷水病は、投薬によりへい死数は減少するが、罹病魚は、体表の穴あき、あごの欠損および鰭の発赤等を呈し商品価値が著しく低下する。現段階では、アジュバント添加注射ワクチンにおいて高い発病...