要約 庄川に比べ遊漁者数が多かった神通川では友釣りの遊漁者がその大部分を占めるとともに、その出漁努力は投網などの許可漁法の遊漁者に比べ著しく高かった。観察された5つの漁法では投網だけが河川流量が多く...
要約 初期の減耗が起こると考えられる孵化から15日の間、アユの孵化仔魚を異なる塩分で飼育することによって、塩分の違いによるアユ仔魚の初期の生残率と体長の違いを明らかにした。アユ仔魚の生残率と成長率は、...
要約 研究調査船による採集調査や漁船によって水揚げされた漁獲物の調査により、富山湾におけるシラエビの生活史の一部を明らかにした。 背景・ねらい シラエビは富山県でのみ漁業が行われている貴重な水産資源で...
Olpidium virulentus 休眠胞子の活性染色法
要約 Tetrazolium bromide(MTT)のトリス-グリシン溶液に、35℃で1~4日間浸漬することにより、活性のある Olpidium virulentus休眠胞子を高率に染色できる。 キーワード Olpidium virulentus 、休眠胞子、活性染...
砂質圃場のダイズ栽培におけるFOEAS(地下灌漑システム)の収量向上効果
要約 夏の干ばつ条件下の砂質圃場において、地下灌漑システムであるFOEASを用いることにより、土壌水分の変動は小さくなる。その結果、稔実莢数や稔実粒数の確保により収量を向上することができる。 背景・ねらい...
要約 5月6半旬移植のコシヒカリにおいて安定した収量および品質を確保するための適正籾数は26,000粒/㎡程度であり、これに誘導するためには5月中旬移植に比べ基肥量を約2割減、栽植密度を約1割増とすることが...
高温登熟条件下における収量・品質面から見たコシヒカリの移植時期の晩限
要約 近年の高温登熟条件下において砂壌土水田でコシヒカリを栽培した場合、5月中旬以降の移植では移植時期が遅いほど収量・品質が低下するが、この傾向は6月1半旬で特に顕著である。これより、収量・品質面から...
「山田錦」並みの酒造適性を有する水稲新品種「富の香」(とみのかおり)の育成
要約 「富の香」は、「山田錦」並の酒造適性を有する酒造好適米である。成熟期は「山田錦」より7日程度早い晩生品種であり、収量性は「山田錦」よりも優れる。 キーワード 酒造好適米、晩生、酒造適性、富の香 背...
要約 市販いか黒作りの菌相は、乳酸菌が優占するものもある。発酵食品の菌相解析には、16S rDNA クローンライブラリ法が有力な方法である。 キーワード いか黒作り、菌相、乳酸菌、クローンライブラリ法、16S rDN...
要約 キクわい化病発病株は、電照による開花調節が不可能で切り花栽培ができず、次作でも100%発病する。また、外観が健全な株でも発病が確認された品種ではキクわい化ウイロイドが検出される。 キーワード コギ...
要約 ニホンナシ「あきづき」は果梗が上向きの大きな果実で軸折れが発生しやすいが、果梗が仰角45度よりも水平向きの果実を残すように摘果すると軸折れが軽減でき、収量は10a当たり4t以上を確保できる。 キー...
要約 生物脱臭の微生物担体として、モミガラおよびスギ林地残材は、バークやオガクズよりも適しており、活性汚泥を添加した両資材を上下層半量ずつ組み合わせた槽では、500ppmのアンモニアガスを接触時間750秒で...
体外受精におけるパーコールを用いた発生能の高いウシ卵子の選別
要約 15%パーコール液に沈降し、20%パーコール液で沈降しないウシ卵子の体外受精での胚盤胞発生率は高い。 キーワード ウシ卵子、パーコール液、体外受精 背景・ねらい ウシ体外受精卵の胚盤胞発生率は体内由来受...
生稲わらサイレージ・生米ぬか混合発酵TMRの黒毛和種去勢牛への給与法
要約 肥育後期の黒毛和種去勢牛に生稲わらサイレージと生米ぬかを混合した発酵TMRを給与すると、慣行給与に比較して飼料摂取量が増加し、日増体量や枝肉成績が優れる。また、飼料中のβ‐カロテン含量を反映して、...
中粗粒灰色低地土における土壌窒素肥沃度に対する田畑輪換の影響
要約 中粗粒灰色低地土では、ダイズの作付回数が増えるとアンモニア化成率が低下して風乾土湛水培養による土壌窒素無機化量が減少する。またこの土壌窒素無機化量はダイズの窒素吸収量と極めて高い正の相関関係が...
アカヒゲホソミドリカスミカメの増殖を抑制する転作牧草地の草種および作付体系
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメの羽化率はイタリアンライグラスで飼育した場合に高く、夏作牧草のスーダングラスやソルガムで低い。本種の増殖は夏作牧草の単作またはイタリアンライグラスの1番草の刈取り後...
基白・背白粒発生軽減のための最高分げつ期までの「コシヒカリ」の生育指標
要約 出穂期以降の葉色を適正に維持し、基白粒や背白粒の発生を抑えるためには、最高分げつ期の葉色を葉色カラースケール値で4.1に誘導するとともに、移植後1か月目の茎数増加量を22本/m2/日以下にすることが...
要約 「てんこもり」は、富山県では晩生の早に属する粳種である。高品質・多収で、食味は「コシヒカリ」並みに良い。また、耐倒伏性が高く、直播適性に優れる。 キーワード イネ、てんこもり、晩生、高品質、良食...
要約 豆腐製造工程で、豆乳を一旦凍結後解凍時にろ布により分離した残渣とドリップをそれぞれ利用して豆腐を作ることにより、ダイズイソフラボンの濃度をコントロールできる豆腐製造技術 キーワード 凍結、解凍、...
要約 短葉性を示すネギの新品種「砺波No.5」及び「砺波No.9」を育成した。両品種はいずれも葉身が短く、葉鞘の太さを確保しやすく、辛みが少なくて葉鞘・葉身ともにやわらかく良食味である。 キーワード ネギ、新...