3 戦略的な国際情勢の収集・分析・提供によるセンター機能の強化
摘要 情報を多角的に収集分析し、国内外に広く発信するとともに、戦略的なパートナーシップを構築して、研究開発や研究開発成果の社会実装に向けた取組を推進するため、以下の取組を行った。 開発途上地域の...
条件不利地域の農業生産強化のための多様な農作物の育成と利用技術の開発
摘要 資源作物においては、生産性の高いサトウキビ品種の育成に向け、株出し栽培での多収性を重視した選抜を進め、また、DNA マーカー選抜により黒穂病抵抗性を強化した系統を得た。風折耐性評価は、新型コロナウ...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギ6B染色体のBAC物理地図の構築について、BMC Genomics誌に論文として発表した。物理地図情報(Ver. 2.0)は、フランス国立農学研究所(INRA)の「Wheat URGI」サイトにて公開された。また、この物...
② バイオインフォマティクス研究による農業生物ゲノム情報の高度化
摘要 1.ゲノム情報データベースシステムの運用を行い、年間30万アクセスを維持した。この中で、イネ品種・特性データベ ースの情報をゲノム配列と関連付けるため、63系統の全ゲノム解読情報を公的データベース...
摘要 農業に有用な生物多様性指標の評価に基づいた環境保全型農業の評価・管理技術の開発に関しては、a)天敵類の活動を強化する下草管理を行ったナシ園において、9月以降にハダニ類が発生し、それに伴う天敵カブ...
摘要 環境保全型農業の評価・管理技術開発のための指標候補種の生活史や餌メニュー解明に関しては、a)ハダニ類の有力土着天敵であるキアシクロヒメテントウの腸内容物からその食性を調べたところ、ハダニ類に加え...
納豆用主力品種「納豆小粒」のダイズモザイクウイルス及びダイズシストセンチュウ抵抗性系統の育成
摘要 1)SMV抵抗性導入系統の育成最大6回の連続戻し交雑を行い、TBC1、TBC2およびTBC4の3系統を育成した。これらの系統の農業形質は、「納豆小粒」比べ生育量は若干少なかったものの、収量性はほぼ同等であり、S...
j.病虫害抵抗性、省力・機械化適性、良食味等を有する野菜品種の育成
摘要 1)レタスビッグベイン病に抵抗性で秋まき厳寒期どり作型に適した「フユヒカリ」の品種登録を出願した。また、遺伝子組換えレタス「MiLV-CP-1」のビッグベイン病強度抵抗性はT5、F2およびBC1でも安定して発...
b.汚染実態の把握に資する分析データの信頼性確保システムの確立及びリスク分析のための情報の収集・解析
摘要 1)ISOガイド34による標準物質生産者の認定を取得し、その品質システムで大豆、とうもろこしの標準物質の作製を進め、大豆については、GMO混入率が低い標準物質を作製した。2)小麦のDON、NIV、および精米...
摘要 (1)サツマイモでは、ポリフェノール含量又はトリカフェオイルキナ酸含量の多い系統を選抜した。トリカフェオイルキナ酸含量の最大値は1,414mg/100g乾物重で、これはこれまで報告されてきた高含量品種の約7倍...
(1)外来生物及び遺伝子組換え生物の生態系影響評価とリスク管理技術の開発
摘要 外来生物の生育・繁殖特性の解明、及び被害の実態把握を進め、外来植物の出現頻度と植物群落タイプの関係を解析した結果、人為的撹乱の高い植物群落に外来種が侵入しやすいことを明らかにした。またアレチウ...
摘要 インド型品種「Nona Bokra」の晩生化に重要な役割を果たしている第6染色体短腕のQTLがRFT1遺伝子であることを、その過剰発現個体の作出ならびに塩基配列解析から証明した。有用形質の遺伝解析を推進するため...
ゲノム解析のためのDNA塩基情報の解析および新たなDNAマーカーの開発(439)
摘要 クロマツの葉緑体DNAを元として、プライマーを設計した。それらのプライマーをマツ科樹木のDNAに対しPCRによる増幅を試みた結果、マツ科樹木で葉緑体DNAのほぼ全域を増幅できた。その結果、葉緑...
メロンのうどんこ病抵抗性及びワタアブラムシ抵抗性に関連したDNAマーカーの検索(329)
摘要 PMAR No.5のうどんこ病及びワタアブラムシ抵抗性に関連したDNAマーカーの検索をバルク法により実施した。うどんこ病に関してはOPX-15(5’-CAGACAAGCC-3’)をプライマーとし...
ゲノム解析のためのDNA塩基情報の解析および新たなDNAマーカーの開発(434)
摘要 マツ科以外の裸子植物で葉緑体DNAのプライマーを適用した。イチョウは葉緑体DNAの約8割の構造が確認されたが、イチョウについては、まだ確認できていない。クロマツの葉緑体DNA情報を用いてrbc...