h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)平成20年6月に西日本に飛来したヒメトビウンカは、薬剤感受性や保毒虫率が国内土着個体群の特性と明確に異なることから、中国江蘇省を飛来源とした海外移動であることを明らかにした。また、これが契機...
摘要 サヤダイコンは莢を利用する野菜で、タイからパキスタンにかけての山岳地帯で栽培されている。日本には莢を利用するアブラナ科野菜はこれまでにない。本課題では亜熱帯地域での新規野菜としての利用を目的に...
摘要 代表的なアブラナ科葉菜であるキャベツと熱帯・亜熱帯地域で主要な作物であるマメ類(キマメ、ラッカセイ、及びヒヨコマメ)について高温ストレス耐性機構を解明することを目的とした。キャベツ、ラッカセイ...
新規導入作物の特性評価と利用技術の開発-サヤダイコンの生態特性について-
摘要 我が国の亜熱帯地域(沖縄)においては夏季高温のため青物野菜が不足している。また温帯地域(本土)においても、地域特産としての新規作物の導入が望まれている。そこで熱帯地域のタイで栽培されているサヤ...
摘要 新病害の病原菌、亜熱帯地域生息菌、薬用植物常在菌、輸送・加工中の害菌および同定依頼菌について、国内外の真菌を対象に分類・同定した。主な関連植物とその病害は以下のとおりである。メロン紅色根腐病、...
摘要 各種葉菜類、マメ科作物を供試して、100、250、500mMのNaCl溶液を散布し、相対光合成速度(対照区に対する)並びに障害指数より耐潮性の種間比較を行った結果、マメ科作物は葉菜類に比べ相対...
摘要 タイ中央平原のアブラナ科野菜圃場で、1993年2~3月にフェロモントラップを用いて、マーキング法によってコナガ雄成虫の個体群密度を推定した。同時に黄色粘着トラップを設置し、両トラップによる雄成...
摘要 日本、台湾、南及び東南アジア産アブラナ科野菜、インド産豆類等各品種の細胞膜温度耐性の品種間差を比較検討するため、各供試品種種子を入手し発芽試験を実施している。日本産キャベツの耐暑性及び高温感受...
有用植物の有用機能の評価と利用法-マメ科作物に対するエピブラシノライドの生理作用の評価と利用-
摘要 有用機能を備えた植物を有効利用することにより肥料や農薬投下量の削減・作物収量の向上が期待される。植物ホルモンの一種であるブラシノライドはアブラナの花粉などに含まれ作物の収量を増加させる機能を持...
摘要 アブラナ科野菜圃場から採集した15個体群のコナガの薬剤感受性を葉片浸漬法で検定した。標準系統との抵抗性比(LC50値での比較)はMethomyl(5~23)、B.T.剤のDelfin(1,4~...
摘要 熱帯原産の野菜を除く大部分の野菜は夏季の温帯地域、及び熱帯・亜熱帯地域で生じる高温条件で生育が悪化し減収する事から、野菜の耐暑性のメカニズムについて検討する必要がある。これまでの研究で、野菜の...
摘要 潅漑用水としての塩水利用の可能性を検討するため、野菜の耐塩性の種間差を調べた。八重山諸島で古くから栽培されているホソバワダン、スイゼンジナとカボチャのモッカは特に耐塩性が大きく6000ppmの...
摘要 夏季に栽培する温帯性葉根菜類について通気性資材の簡易被覆栽培による生育、収量の向上効果を検討した。遮光率21~40%のトンネル状の簡易被覆により、地温が1~5.5度低下し、風速が43~64%減...
摘要 バレイショ、トマトなどSolanum属作物の原産地であり、これら作物の在来種、野生近縁種が豊富に存在するアンデス高地にはこれらの病害虫も多様なものが存在し、複雑な生物相を構成している。そこでこ...
摘要 タイ国においてアブラナ科野菜を加害するコナガの発生消長と薬剤感受性の現状を検討した。各種トラップでの捕獲虫数の推移や圃場での見取り調査から,コナガは12月中旬から3月下旬の乾季に多発することが...
摘要 強風による飛塩を想定して、海水を葉面散布した場合の野菜の耐塩性を光合成速度を指標として検討した。海水を葉面散布したところ、光合成速度はサントウサイ、ダイコン、キャベツのようなアブラナ科野菜では...
サトウキビ間作による夏野菜の収量、品質向上技術の開発(54)
摘要 沖縄県の特産作物であるサトウキビの防風効果、遮光効果等を活用し、また土地の有効利用を図るため、サトウキビ間作夏野菜の新作付体系について検討した。キャベツ、サントウサイ、ダイコン共に収量は畦の位...
亜熱帯における夏野菜の病害虫の発生生態と防除技術の開発(52)
摘要 亜熱帯地域のアブラナ科野菜に発生する病害虫の種類の調査ならびに病害軽減技術の開発に関する試験を実施した。アブラナ科野菜に発生するおもな病害は軟腐病、炭そ病、白さび病、黒斑病、ウイルス病および立...