摘要 キンモンホソガ第1世代における寄生蜂の種数は、交信撹乱、殺虫剤無散布、慣行防除のいずれでも3種が見られた。越冬前の天敵の寄生率は慣行防除で約10%、交信撹乱では約15~46%、殺虫剤無散布で約70%と大...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発(245)
摘要 モモシンクイガ、モモチョッキリゾウムシに対して病原力の強い赤きょう病菌及び黒きょう病菌の分生子をリンゴ園の土壌に散布し、消長を調査した。また採集土壌に両害虫の幼虫を放飼し、病死率を調査した。赤...
摘要 リンゴ園における昆虫病原糸状菌の発生消長を調査した。4月から10月にかけて採集された糸状菌による病死虫数は約2700頭で、16種の糸状菌が分離同定された。これは過去4年間と比較して、採集数、菌種数とも多...
土着天敵群を用いたハダニ類、鱗翅目類等害虫の防除を核とした総合防除技術の確立(240)
摘要 防除強度の異なるナシ園において,主要害虫の一つであるハダニ類の発生動向とそれに対する天敵類の反応を調査した。また,各種ハダニを餌としたときの天敵類の産卵数を実験的に解析した。殺虫剤を用いない園...
摘要 ナシ園に発生するハダニ類(ナミハダニ,オウトウハダニ,クワオオハダニ)の卵および若虫に対する天敵昆虫(キアシクロヒメテントウ,ヒメハダニカブリケシハネカクシ)の選好性を検討した。また,ナシ圃場...
摘要 果樹試験場およびその周辺地区において,クリタマバチ乾固虫えいを採集し,天敵であるチュウゴクオナガコバチの羽化消長を調査した。その結果,いずれの地域でも羽化数が2年連続して大きく減少し,100虫え...
摘要 紋羽病菌へのdsRNA導入法開発の試験を実施した。白紋羽病菌において、VCGの異なる菌株間でのdsRNAの移行の可能性を探るため、対峙培養時の培地の検討、対線出現までの時間を調べたところ、対線出現までに時...
β-1,3-エンドグルカナーゼ遺伝子の導入による病害抵抗性ブドウの作出(231)
摘要 1998年度から引き続きブドウの形質転換体のスクリーニングを行ったが、形質転換体を得ることはできなかった。そこで、形質転換実験の材料であるエンブリオジェニックカルスを見直し、新たにカルスの培養・調...
摘要 生物防除資材を開発するため、Bacillus subtilis 119株から灰色かび病菌に対して強い拮抗能を有する3株を選抜した。この3菌株の拮抗能をさらに増強するため、ストレプトマイシン耐性菌を作出し、親株より強...
ブドウウイルス弱毒系統の探索・作出と干渉効果判定法の開発(228)
摘要 選抜したgrapevine virus A (GVA)弱毒候補株2株を一次ウイルスとして、テレキ5BB苗に接種し、1か月後に強毒株を二次ウイルスとして接種(1か月後に接種源除去)する干渉効果試験を開始した。二次ウイルス接種4...
摘要 果樹ハダニ類の防除に最適な土着天敵群集を解明するため、主要な昆虫天敵であるハダニアザミウマ、ヒメハダニカブリケシハネカクシ、キアシクロヒメテントウの幼虫において、餌となるハダニの種の違いが発育...
ブドウウイルス弱毒系統の探索・作出と干渉効果判定法の開発(208)
摘要 山梨県のrugose wood発生園の外観健全な‘ネオマスカット’9樹のうち3樹がgrapevine virus A(GVA)を単独に、5樹がGVAとgrapevine virus B(GVB)...
微生物機能利用によるキウイフルーツ果実軟腐病防除技術の開発(209)
摘要 キウイフルーツ果実軟腐病菌に対する拮抗糸状菌Trichoderma sp. (T-3)、Pestalotiopsis sp. 及び未同定菌(F98001菌)の拮抗主作用は競争作用であり、これら...
摘要 オウトウ、モモ、ブドウ、カンキツなどの各種果実を冷温・高湿条件下で長期間高品質で貯蔵が可能であることが最近明らかにされた。しかし、高湿度であるため果実腐敗が多発することが想定される。そこでこの...
β-1,3-エンドグルカナーゼ遺伝子の導入による病害抵抗性ブドウの作出(210)
摘要 菌類の細胞壁を構成する多糖類の一つであるβ-グルカンを加水分解する酵素、β-1,3-グルカナーゼの遺伝子をブドウへ導入し、病害抵抗性育種の素材としての可能性を検討する。イネ由来のβ-1,3-エン...
摘要 病原性低下因子(dsRNA)利用による果樹類紋羽病の遺伝子治療法開発のために、紋羽病菌へのdsRNAの導入法を開発し、dsRNA導入菌株を作出する。紋羽病菌及びクリ胴枯病菌、ニレ胴枯病菌よりd...
摘要 クリタマバチは1982年に初めて放飼されたチュウゴクオナガコバチによって密度を急速に低下させたが、再び増加する可能性とその変動過程を明らかにすることを目的として研究を行った。チュウゴクオナガコ...
摘要 クリタマバチの防除のために中国から導入され、1982年に果樹試験場内に放飼されたチュウゴクオナガコバチはすぐれた密度抑制効果を発揮している。しかし、今後もこの低密度が安定的に持続するかどうかは...
摘要 リンゴ園及びクルミ園において昆虫病原糸状菌による病死虫が年間を通して約4400頭採集され、12種の昆虫病原糸状菌が分離同定された。採集数は過去4年間で最も多く、95、96、97年度のそれぞれ約...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発(221)
摘要 モモシンクイガに対して最も病原力の強い菌種であるPaecilomyces fumosoroseusについて、収集した46菌株の中から病原力の強い菌株の選抜を行った。選抜は菌液を非滅菌土壌に10...