摘要 水田作、畑作における有機輪作モデル体系の構築に関しては、a) 水稲有機栽培モデル体系を実践した圃場試験では、高精度水田用除草機+米ぬか散布等の抑草技術により高い雑草抑制効果を認め、肥培管理を適切...
耐冷性といもち病抵抗性を兼ね備えた極良食味及び業務用米品種の開発とその普及 1)極良食味品種および良質糯品種の開発および栽培試験ア.「空育172号」等の安定生産のための栽培試験
摘要 目的 「空育172号」の目標収量を設定し、これを達成するためのm2当たり籾数とm2当たり籾数を明らかにし、成熟期窒素吸収量とm2当たり籾数の関係から最適な施肥窒素量の水準を明らかにする。 、結果 a.「空...
摘要 稲発酵粗飼料用多収イネ品種に関しては、a)北海道地域では、いもち病抵抗性と耐冷性が強い「北海319号」の収量性を評価し、「たちあおば」より低収のTDN収量0.69t/10aにとどまることがわかった。いもち病抵...
発生予察調査実施基準の既存改良事業 、1.葉いもち発病調査基準の改良
摘要 目的:効率的な予察調査を行うため、育苗箱施用剤を用いた圃場(地域)での薬剤残効を考慮した調査時期等を検討する。 、成果:いもち病の代表的な苗箱施薬剤であるブイゲット箱粒剤を用い、葉いもちの発生...
摘要 いただきに北海PL9の持つ第9染色体上のアミロース含有率のQTLを導入した系統を用いてQTLの効果を検証できた。また、いただきに空育162号の持つ第2染色体上のアミロース含有率のQTLを導入した同質遺伝子系統...
コシヒカリBLのいもち病追加防除要否判断基準作成と抵抗性維持のための新レース定着要因の解明
摘要 コシヒカリBLでも、イネの感受性が高くなる栽培条件では葉いもちが一定程度以上発生する場合がある。その際に、追加防除の要否を判断する基準を作成する。また、継続利用に向け、コシヒカリBLを侵害する新レ...
摘要 早期警戒・栽培管理支援システムの構築に関しては、a)水田作物の気象応答、気象災害リスクの評価について、障害型冷害誘導のために水深を深くすることで高温年でも不稔が安定的に発生し、履歴時期の低温によ...
摘要 目的:新規開発農薬の防除効果と薬害について検討し、実用性を判定する。 成果:1)水稲(殺虫剤)育苗箱施用4剤についていもち病、ウンカ類、ツマグロヨコバイおよびイネツトムシに対する効果と薬害を検討...
摘要 茎数・穂数は施肥量の影響が大きく、収量についても施肥量が多い区で高まった。しかし、施肥量が多い場合には稈長が高くなって倒伏が見られたため注意が必要である。栽植密度間の収量および品質の差におい...
耐冷性といもち病抵抗性を兼ね備えた極良食味及び業務用米品種の開発とその普及
摘要 目的:近年の地球温暖化に伴う気象変動による、水稲の生産量低下や品質劣化、農家経営の不安定化を解消するため、高温登熟性や耐冷性、いもち病抵抗性などを総合的に改良した品種を開発と、早急普及を図る。...
転炉スラグによる土壌pH矯正を核としたフザリウム性土壌病害の耕種的防除技術の開発
摘要 目的:転炉スラグの施用によるレタス根腐病の耕種的な防除方法、高pH条件下における復元水田での栽培が水稲の生育・収量・品質・養分吸収量・いもち病の発生に及ぼす影響、土壌中の全窒素量や可給態窒素量...
摘要 目的:減農薬栽培で問題となっている水稲病害(穂いもち、イネばか苗病など)の防除技術の高度化を図るとともに、畦畔管理によるカメムシ・初期害虫等の被害低減技術と水田農薬散布におけるドリフト低減化技...
摘要 目的:「空育172号」を用いて湛水直播栽培を行い、栽培特性を明らかにする。 、成果:「空育172 号」で収量500kg/10aを確保するために必要な籾数は約30,000粒/m2と推定された。「空育172 号」では基部未熟粒...
多様な米ニーズに対応する米品種並びに栽培技術の早期開発 2.安定多収業務用・加工用品種並びに栽培技術の早期開発 2)業務用・加工用安定性強化 (4)病害虫抵抗性ランクに対する圃場レベルでの実用性評価
摘要 目的 いもち病の抵抗性ランクに対して圃場レベルでの抵抗性を確認評価することにより病害虫抵抗性育種の効率化を図る。 、結果 a.「ほしのゆめ」の葉いもちは少発生、穂いもちは中発生であった。各品種の0...
摘要 ファイトレメディエーション有望水稲品種‘Pokkali’の特性把握のため、土壌の種類及び窒素施肥量を変えてポット試験を行ったところ、放射性セシウム除去率(地上部の放射性セシウム吸収量/土壌の放射性セシウ...
耐冷性といもち病抵抗性を兼ね備えた極良食味及び業務用米品種の開発とその普及
摘要 (1)(1)冷水田において耐冷性を評価する。(2)葉いもち及び穂いもち検定圃場においていもち病抵抗性を評価する。(3)アミロース含有率、タンパク含有率、老化度等を計測し、品質評価、もちの硬化性及び食味...
多収で寒地で必要とされる低温耐性を備えた飼料用米・稲発酵粗飼料用品種の育成
摘要 極早生でいもち病抵抗性が強く、直播栽培で多収の「札系09053」を選抜し、新配付系統「北海318号」とした。中生でいもち病抵抗性と耐冷性が強く多収の「札系10013」を選抜し、新配付系統「北海319号」とした...
飼料用稲が地域稲作に定着するための共存・安定化技術の開発 (1)寒冷地の飼料米用イネ栽培における省力・低コストいもち病防除体系の確立
摘要 寒冷地の窒素多施用・いもち病多発生条件下で、施肥法・薬剤処理法の異なる飼料米稲栽培におけるいもち病の発生および収量等を調べるために試験を行った。本年は葉いもち中発生、穂いもち甚発生条件となり、...
摘要 いただきに北海PL9の持つ第9染色体上のアミロース含有率のQTLを導入した染色体断片置換系統を用いてQTLの効果を検証した。また、いただきに空育162号の持つ第2染色体上のアミロース含有率のQTLを導入した同...
稲細胞間隙の微生物叢を指標とする有機水稲の病害抑制機能の解明
摘要 水稲の細胞間隙に生息する微生物に着目し、有機栽培と慣行栽培における微生物叢の特徴や差異を明確にする。さらに細胞間隙の微生物叢が、有機栽培水稲の病害抑制の指標となる可能性を明らかにする。平成23年...