双頭型酵素阻害蛋白質の導入による虫害抵抗性稲の作出-バイテク植物育種に関する総合研究
摘要 稲種子には胚芽および糠層に微生物プロテアーゼ(ズブチリシン)および害虫アミラーゼ(コクヌストモドキアミラーゼ)の両方を阻害する双頭型酵素阻害蛋白質が存在する。本研究では、この蛋白質の遺伝子のク...
摘要 食品工場や貯蔵場所での害虫防除には、繁殖源となる環境中の害虫を早期に発見し除去することが重要である。そのため、トラップが市販されているがいずれも種特異性のフェロモンを誘引源としている。本課題で...
植物由来の昆虫発育阻害物質等による貯蔵食品害虫の防除法の検討(132)
摘要 バチルス属の細菌B.licheniformisが生産するキチン結合性蛋白(CB1)は、キチンおよびキトサンと結合する性質があり、細胞壁にキチンをもつ真菌類に対して発育阻害作用があることが明らか...
Tribolium freemaniとT.castaneumの比較生理・生態(133)
摘要 カシミールコクヌストモドキ(Tribolium freemani HINTON)は、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum HERBST)と兄弟種の関係にあるが、コクヌストモ...
摘要 穀・豆類の害虫防除法としてくん蒸剤が活用されているが、主くん蒸剤臭化メチルは環境破壊源としての疑惑から今後の使用が困難となっている。本研究は、不活性ガス等を高圧下で害虫に作用させ、昆虫に生理お...
摘要 インド、アフリカ等の半乾燥地帯で発生が問題となっているソルガム麦角病菌の形態及び発生生態を検討した。日本産菌は九州で発生するSphacelia sorghiと主に関東で発生するClavicep...
捕食性天敵による牧草におけるアブラムシ防除技術の開発(134)
摘要 野外放虫のためのナナホシテントウの室内飼育にあたって、生きたアブラムシ、凍結保存並びに凍結乾燥保存したアブラムシの餌としての適否について検討した。その結果、ソラマメの芽出しを常時供給することに...
摘要 イネミズゾウムシ成虫の口器周辺に存在する味覚および近距離での嗅覚に重要な働きをすると考えられる感覚器官、小腮鬚(しょうさいひげ)の微細形態を観察するために、まずイネミズゾウムシの口器を解剖し、...
摘要 微細で近縁種が多く、食品に混入することの多い貯蔵食品害虫の簡易な識別法を確立するため、コクヌストモドキとこれに近縁で識別点等が充分明らかにされていないカシミールコクヌストモドキの両種を始め、多...
摘要 食品工場や食品貯蔵場所での害虫防除を効果的に行うには、繁殖源となる環境中の害虫を早期に発見し除去することが重要である。本課題ではそのような目的に有効な誘引トラップの開発を行う。成虫及び幼虫に誘...
摘要 竹材害虫のなかでも、銘竹などに加工されて付加価値の高い製品を加害する習性があるため、経済的損失の最も大きいタケトラカミキリに対する、加圧注入方式による竹材防虫剤(近畿銘竹防虫協議会)について防...
摘要 雨や病害虫に強い栽培容易な品種の育成をはかるとともに、生食、加工に適する品質良好な品種の育成を目的として、昭和58年からアンズ第1回系統適応性検定試験を実施してきた。当初の供試系統はアンズ筑波...
摘要 加工適性を有する品種・系統について、樹勢、わい性台木との接ぎ木親和性、生産力、病害虫抵抗性等に関する調査を行い、品種特性を明らかにする。平成4年度は昨年度までに選抜したジュース用品種・系統34...
摘要 表記課題について、平成4年11月9日より27日まで、紅河周辺、中部海岸線及びメコンデルタ地域の農家、精米工場、倉庫を訪問し、米の流通経路での害虫層及び被害を調査した。また、害虫防除に関しての情...
摘要 イネ縞葉枯れウイルスの主な遺伝子産物である外被蛋白質と感染特異蛋白質の発現様式をイネ6品種、タイヌビエ、メヒシバ、アゼガヤで検討した。その結果、両蛋白質ともすべての植物において、根・茎・葉身・...
表皮寄生性病原菌類、表皮居住型病原細菌と作物体における微生物相の相互作用(227)
摘要 圃場栽培コムギ葉上の微生物相で優先種であるCladosporium sp.とPenicilium sp.の培養菌体をコムギ葉上に噴霧し、乾燥後うどんこ病菌胞子を接種した結果、うどんこ病の発病が...
摘要 形態的特徴が充分明らかでない貯蔵食品害虫近縁種の簡易な識別法を確立するため、貯穀害虫として重要なコクヌストモドキ Tribolium castaneum (HERBST)(以下Tc)とこれに極...
植物由来の昆虫発育阻害物質等による貯蔵食品害虫の防除法の検討(134)
摘要 植物由来の昆虫発育阻害物質としてオリザシスタチンの生理活性について検討した。オリザシスタチンは米粒中に2ppmほど含まれるシステイン系プロテアーゼインヒビターであり、2つの分子種(■・■)がある...
Tribolium freemaniとT.castaneumの比較生理・生態(135)
摘要 カシミールコクヌストモドキ(Tribolium freemani HINTON)は、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum HERBST)と兄弟種の関係にあるが、コクヌストモ...
摘要 穀・豆類や小麦粉の害虫防除法として浸透性の良いくん蒸剤が活用されているが、くん蒸剤はいずれも人体に対する毒性が強く、また、一部には環境破壊源としての疑惑もでており、新たな防除法の開発が強く求め...