新定着害虫ガイマイツヅリガの分布拡大の可能性の検討(113)
摘要 ガイマイツヅリガ(Corcyra cephalonica)は熱帯から亜熱帯にかけて問 題のある貯蔵食品害虫で、特に米(精米)での被害が大きい。本種はわが国においては沖縄県でのみ定着が確認されて...
摘要 世界的に分布する重要害虫であるコクヌストモドキ(Tribolium castaneum)とその兄弟種であるカシミールコクヌストモドキ(T.freemani)のTribolium属における遺伝的...
摘要 コクゾウムシは米穀の損耗要因として最重要害虫であるため、わが国では低温貯蔵法等の対策がとられているが、消費者からのクレイム頻度は高い。本課題では、遺伝子組換え技術による耐虫性米創成の基礎情報の...
低温及び高圧法利用による貯穀害虫防除新備蓄システムの確立(109)
摘要 米の貯蔵・流通過程における害虫類による品質劣化と損耗問題は米穀の安定供給に関わる重要課題である。本課題では、安全性の高い低温貯蔵法と二酸化炭素加圧法を応用し、害虫防除システムを確立する。9年度...
摘要 病害虫の生態的防除の簡易施設への導入の可否を検討する基礎的知見として、夏秋期の簡易施設内の気温を熱収支モデルを用いて1km四方のメッシュサイズ毎に推定し、近畿・中国地域の月平均気温分布図を作成...
卵寄生蜂によるコナガの生物的防除法の確立に関する研究(55)
摘要 野菜害虫コナガに対する天敵放飼実験において、ガラス室のキャベツに羽化直後のコナガ雌成虫を株当たり1頭放し、次に放飼1日後から10日後、及び1か月後から40日後までの間の約37、000頭のメアカ...
天敵を利用した野菜重要害虫アブラムシ類の防除法確立に関する研究(56)
摘要 8年度はミカンノアブラバチに対するワタアブラムシの寄主適合性及びモモアカブラムシの寄生蜂Aphidius gifuensisの発育所要日数を明らかにした。ミカンノアブラバチの産卵を受けたワタア...
摘要 卵寄生蜂による野菜害虫コナガの防除法の開発を進めているが、農業生態系を考慮すれば、天敵利用を含む総合的な防除体系の確立が必要である。そこで、天敵と併用できる農薬の検索、現場における卵寄生蜂の放...
摘要 そうか病の病斑型に及ぼす土壌pHと土壌水分の影響を調べた。土壌pHと土壌水分は病斑型に影響したが、その影響の程度は品種の影響より小さく、病斑型を重視した選抜は有効で、その検定には土壌pHと土壌...
摘要 1次性害虫であるスギカミキリの幼虫はスギ生丸太で飼育すると羽化率が高く乾燥した丸太では正常に発育できなかった。しかし、人工飼料による飼育結果から乾燥したスギの内樹皮でも栄養的には十分であるが乾...
摘要 いもち病抵抗性遺伝子を有する外国稲と日本稲の組み合わせによるいもち病抵抗性に関する準同質遺伝子系統の育成を進めた。また、異種ゲノム導入系統(農林29号(4n)/O.officinalis//コ...
摘要 大豆の食葉性害虫であるハスモンヨトウに対する栽培品種の虫害抵抗性程度を、「アキシロメ」及び「アキセンゴク」を標準とした室内簡易検定法を用いて調査した。検定した166品種のうち、「コサマメ」は非...
低温及び高圧法利用による貯穀害虫防除新備蓄システムの確立(107)
摘要 米穀を安定的に供給することは、21世紀に向けた食料政策上の重要課題であるが、それの成立には収穫後の米の貯蔵・流通過程における害虫類による品質劣化と損耗問題を解決することが不可欠である。本課題で...
病害虫多発地帯向きトビイロウンカ耐虫・白葉枯病耐病・萎縮病耐病性品種及び倒伏極難品種の育成(44)
摘要 71組合せの複合抵抗性のための交配を行い、26組合せについてF2~F3の世代促進を行った。28組合せについて個体選抜を行い、41組合せ965系統の単独系統選抜試験を行った。91系統の生産力予備...
物理的及び生物的機作を利用した穀物・豆類の品質保全技術の開発(108)
摘要 収穫後の穀物・豆類の品質劣化や損耗原因となる貯穀害虫類の防除には、残留毒性や環境汚染で問題となるくん蒸剤等の化学的手法が用いられ問題となっている。本研究では、安全性や環境汚染で問題の少ない物理...
摘要 コクゾウムシは、その兄弟種ココクゾウムシと共に基幹食料(米、小麦、トウモロコシ)を加害するメジャー害虫である。これの防除には化学あるいは物理的原理による防除が行われているが、本課題では、将来の...
摘要 Tribolium属にはコクヌストモドキ(T.castaneum HERBST、以下Tc)とヒラタコクヌストモドキ(T.confusum JACQUELIN du VAL、以下Tco)の2大貯...
新定着害虫ガイマイツヅリガの分布拡大の可能性の検討(111)
摘要 ガイマイツヅリガ(Corcyra cephalonica)は世界各国、特に熱帯から亜熱帯地域にかけて米(精米)をはじめとする各種穀類及び各種農産物などで問題となっている貯穀害虫である。わが国に...
新形質付与のためのエンドファイトの機能解明-耐病虫性に関与する物質
摘要 エンドファイト感染植物の耐病虫性機能を物質レベルで解明する。凍結乾燥したエンドファイト感染ペレニアルライグラス(品種ブライトスター)を有機溶媒で順次抽出したところ、メタノール抽出エキスにシバツ...
摘要 機械化栽培管理技術を確立する上で、肥料、農薬等の化学合成資材の投入を抑えた高付加価値・高品質のキャベツを生産する栽培管理技術を確立するための、病害虫防除技術を開発するために研究した。東海地域の...