要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
要約 ため池を利用して複合経営を実践するには、数か月先を見越した水利用計画を立てる必要がある。経験のない農家が各自のため池の水量、乾季中の水の蒸発量、経営規模に応じた野菜や家畜の水消費量を簡単に読み...
要約 ため池堤体上部の水分状態が降雨時の堤体の安定性に大きく影響している。豪雨によって堤体上部の不飽和領域が急激に湿潤化すると、突発的な崩壊が発生する可能性がある。堤体上部の不飽和領域を確保するこ...
要約 ナスのトンネル早熟栽培における簡易液肥混入器を用いた養液土耕栽培技術は、かん水チューブで希釈液肥を給液する安価な方法であり、慣行の土耕に比べ少ない施肥量で、総収量が2割増収し、秀品率も向上する...
要約 ポリ乳酸系生分解性プラスチック誘引ひもを用いることで、ひもを分別することなくナス茎葉残さの細断・堆肥化が可能である。ナス残さを乾燥させず、未乾燥で行うと裁断の作業性が良好となり、綿実油かすを添...
要約 ナス促成栽培において12~2月の日中9時間の加温によって昼温を最低25℃に保つと、稔性花粉重が増加し、正常果収量も増加する。また、加温時間を正午前後の3時間のみとしても、同様の稔性花粉重増加効果が...
要約 防虫ネット被覆ハウス内では、露地と比較して風速が顕著に低下する。このハウスで夏秋ナスを栽培することにより、傷果、すれ果の発生が軽減され、商品化率、収量が向上する。 キーワード 防虫ネット、気温、...
要約 寒締めにより品質向上が期待できる品種として、クリスプヘッド(玉)レタスでは「シリウス」及び「サリナス88」、リーフ(葉)レタスでは「レッドウェーブ」及び「レッドリッチ」が適している。 キーワード ...
設置が簡易なスリット型コンテナを利用したブドウ根域制限栽培法
要約 根域枠にスリットを有するコンテナを用いて連結させ、用土はマサ土とバーク堆肥の混和工程を省略することで設置が簡易で、根域の大きさが自在の栽培ができる。この方式により、定植2年目で成園並の収量と果...
京都府における果菜類及び豆類のLiriomyza属ハモグリバエの発生種構成
要約 京都府におけるトマト、キュウリなどに発生するLiriomyza属ハモグリバエは、トマトハモグリバエ、マメハモグリバエ及びナスハモグリバエの3種である。トマトハモグリバエが我が国に侵入・定着した2000年以...
花たたき法によるナスのアザミウマ類成虫の生息密度推定および被害解析
要約 チャック付ポリ袋内でナスの花を指で所定回数たたいてアザミウマ類成虫を袋内に落下させる花たたき法により捕獲虫数を調査することで、花におけるアザミウマ類成虫の生息密度が推定でき、被害解析を行うこと...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
要約 ショクガタマバエ個体群を飼育維持する方法として、ナス苗に寄生させたワタアブラムシを寄主とし、ナス苗から落下する終齢幼虫を水中に受けて保存し、72時間以内にまとめて回収してピートモス等の培地上で蛹...
非病原性フザリウム菌と弱毒ウイルスによるナス科果菜のネコブセンチュウ害抑制
要約 トバモウイルス属弱毒植物ウイルスをナス科のトマトとピーマンに接種して定植し、その後非病原性フザリウム菌を土壌に接種処理を行うと、ネコブセンチュウの被害の表象である根こぶの数が減少する。圃場の...
キーワード ナス、一代交雑品種、多汁質、生食用、サラダ 背景・ねらい 多くの野菜でサラダ需要が高まっている中で、現在栽培されているナス品種は、いずれも果肉がスポンジ状でジューシーさはなく、生食利用には...
要約 セイヨウミツバチは前脚と口器でナスの葯を揺らし、花粉を落として採集する。放飼時の葯内の花粉が少ない条件では訪花開始が遅れやすい。導入時期は4月以降とする。群を長期間維持しやすく、低コスト化を図...
要約 埼玉県産植物の未利用部位を凍結乾燥し80%メタノールで抽出すると、ベニアカの葉、アカメガシワの葉、クリの葉、ナスの葉、ビワの葉、オクラの種子に多くのポリフェノールが含まれる。ポリフェノール量と抗...
水稲「なすひかり」の割れ籾発生と種子消毒法が割れ籾種子の苗に及ぼす影響
要約 割れ籾発生の多かった平成19年産「なすひかり」では、有効茎歩合と割れ籾発生率の間に負の相関が認められる。割れ籾の苗立ちは健全籾より劣るが、イプコナゾール・銅水和剤で種子消毒した割れ籾は90%以上の...
要約 ナスの接木栽培において、スズメノナスビ(トルバム・ビガー、トナシム、トレロ)を台木に用いることで、土壌、穂木品種や作型によらず、果実中カドミウム濃度を1/2~1/4に低減することができます。 ...
要約 森林土壌中の水移動において、トンネルのような大きなすき間を流れる急速な移動は、土壌が水で満たされるほど湿らなければ生じないと考えられてきました。しかし、「撥水性」を示す土壌では、乾燥時にも生じ...