外観形質が良好で収量性の高いヤーコンの新品種候補系統「アンデスの乙女(旧系統名 SY237)」
要約 ヤーコン「アンデスの乙女」は株当たりの塊根数が多く、単根重も大きいため、収量性が極めて高い。また、従来品種と比べて裂根が生じにくい。塊根の皮色は従来品種にない濃い赤紫色で、表面は非常に滑らかで...
要約 果物の家計消費が長期的な減少傾向にある中で贈答用果物への支出は一定水準を維持しており、その市場規模は約2,670億円と推計される。特に、果物生産地における地元消費者の贈答利用が顕著であり、果物の販...
水煮適性が高く調理しやすい多収ばれいしょ新品種候補「北海97号」
要約 いもは長卵形で目が浅く、剥皮効率が優れる。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、水煮適性が高く中早生で多収の調理用系統である。 キーワード ばれいしょ、ジャガイモ、剥皮、多収、ジャガイモシスト...
要約 クッキングトマトの当面の販売ターゲットは、トマトを多様な調理で摂取している消費者であり、家庭内消費拡大に向けた販売方策として、ホールトマトと競合しにくく加熱調理適性をアピールしやすい「焼きもの...
要約 埼玉県在来のらぼう菜3種(比企、都幾川、野口種苗)の食味は、ほうれんそうと比べると甘味が強く、えぐみが少ない。のらぼう菜ゆでペーストを麺に添加するとコシが強くなり、パンに添加すると体積が増加す...
要約 エダマメ「新潟茶豆」の食味は、子実中の総アミノ酸濃度とは正の相関、収穫後の遭遇積算温度とは負の相関関係がある。これらに基づいて導き出した食味推定モデルによる食味予測値は食味実測値と相関が高い。...
要約 埼玉県在来のらぼう菜3種(比企、都幾川、野口種苗)における栄養成分は茎に比べて葉に多く、糖含量は葉に比べて茎に多い。ゆで後の成分の損失は葉に比べ茎が少なく、食味評価では、比企と野口種苗が甘み・...
果実肥大性に優れ、発酵果が少ないネットメロン新品種「こまちクィーン」
要約 地這い栽培に適した緑肉のネットメロン「こまちクィーン」を育成した。この新品種は県内の主力品種「KA-91」より果実肥大性に優れ、発酵果の発生が少なく、収穫期の判定が容易であるため高品質な果実を生...
要約 三池高菜を磨砕し、植物から分離した植物性乳酸菌で乳酸発酵すると、アンギオテンシン I 変換酵素(ACE)活性阻害能およびγ-アミノ酪酸(GABA)含有量が高い乳酸発酵物が得られる。乳酸発酵物の機能性は加熱...
要約 乳牛ふん堆肥の不快な臭気を除去するために、ハーブを副資材として使用した牛ふん堆肥を作製する。ハーブの混合により堆肥の発酵が促進され、有機物消失率も高まる。オレガノ使用で芳香が強く付加され、コマ...
南九州地域におけるパプリカの早熟栽培に適する品種及び播種・定植期
要約 早熟栽培におけるパプリカの大果系品種は、赤色果が「スペシャル」、黄色果では「フィエスタ」が適する。5月から多収を得る播種期は12月中旬、定植期は2月中旬である。 キーワード パプリカ、早熟栽培、品種...
要約 大果系パプリカの多収のための植え付け株数は、10アール当たり3,700株程度とし、主枝2本仕立てで垂直に誘引し、着果開始節は主枝2節とする。主枝着果を基本とし、主枝に着果しない節はその側枝の第1節に着果...
要約 ソバ粉は強いアンジオテンシン変換酵素活性阻害能を有しており、その阻害能は170℃ 10分の乾熱乾燥に安定である。また、ソバのラジカル捕捉活性はスプラウト、殻、粉の順に強く、産地や品種間の差は認められ...
要約 葉ネギは、葉身中にカロテノイドとしてβ-カロテンの他にルテインを多く含む。ルテイン含量は生育後期に水分ストレスをかけたり、水耕栽培において培養液濃度を高めると増加する。 背景・ねらい 葉ネギは、抗...
要約 ニンジンにおいてカロテン含量及び収量が多い品種は、春播き作型では「ベーターリッチ」、夏播き作型では「向陽2号」で、両作型とも在圃日数120日~135日で収穫した場合にカロテン含量が増加する。また、株...
要約 モロヘイヤは、β-カロテンを多く含み、栽培時期によりβ-カロテン含量が変動する。β-カロテンはマルチフィルムの色を黒色からシルバーに換えることにより最大11%、また基肥にCDU化成を施すと増加する。 ...
要約 山間地域の農家住民が望む経済基盤強化のためには、「特産物生産」「直売」意向農家を中心に加工所・直売所の活用やレストラン・地元観光施設との連携によって地場農産物の生産・消費拡大を図り、農業所得の...
福岡県におけるカキ主要品種の果肉中のβ−カロチンおよびリコピン含量の特徴
要約 福岡県の甘ガキ主要品種「富有」、「松本早生富有」、「伊豆」、「西村早生」は、渋ガキ品種「刀根早生」、「平核無」に比べて、果肉中にリコピンやβ-カロチン等の機能性成分が多く含まれ、果皮色の赤...
エゴマを給与し健康志向に応えられるα-リノレン酸の高い豚肉の生産技術
要約 出荷1ヶ月間3%粉砕エゴマ種実(エゴマ)添加飼料給与により、食肉中のα-リノレン酸(n-3系脂肪酸)が高くなり、筋肉中のn-6系脂肪酸/n-3系脂肪酸(n-6/n-3)≒5.0になった。無添加区は 12.6であり、添加区では半分...
要約 こんにゃく精粉を糖液により限定膨潤させると、つぶつぶ感のあるこんにゃく食品ができる。また、精粉のりを酵素剤処理して調製したこんにゃくの物性は、精粉量を減らして柔らかくしたこんにゃくとは明らかに...