要約 シャットネラ アンティーカに対しても有効な赤潮防除剤として改良型粘土による防除技術を開発した。さらに、その知見をとりまとめ、漁業者自身が赤潮防除を行えるよう、わかりやすいマニュアルを作成した。 ...
ニホンウナギのふ化仔魚を10万尾単位で研究機関へ輸送・供給することが可能になった。
要約 ニホンウナギの組換え成熟ホルモンを人工的に大量生産し、親魚の成熟率を高めることができるよう になった。また、最終催熟処理において成熟段階の異なる複数の親魚をその後の水温制御により同日に産卵 させ...
耐病性と耐倒伏性に優れる飼料用サトウキビ新品種候補「KY09-6092」
要約 飼料用サトウキビ系統「KY09-6092」は黒穂病をはじめさび病などの耐病性に優れた系統である。「KRFo93-1」や「しまのうしえ」に比べ株出し収量は同程度で耐倒伏性に優れている。 キーワード 飼料用サトウキ...
鹿児島県海域におけるブリ類漁獲量の魚種組成とカンパチ類の資源動向
要約 鹿児島県におけるブリ類漁獲量の魚種組成はブリ69.6%、ヒラマサ3.7%、カンパチ類26.7%であった。また、低緯度の海域ほどカンパチ類の割合が高かった。カンパチ類資源量指標値及び稚魚来遊量指数は、周辺...
鹿児島県におけるノカルジア症の発生傾向と治療対策に関する研究
要約 鹿児島県のノカルジア症の近年の発生状況を整理すると共に、Nocardia seriolae野外分離株のα-グルコシダーゼ活性とMIC値の関連性について調査した。併せてカンパチ当歳魚に本生菌を10...
イワシ丸干し製造工程におけるヒスタミン生成リスク管理基礎研究
要約 イワシ丸干製造工程において、最もヒスタミン濃度が高い工程は乾燥工程であった。また、各加工工程ごとに一定温度条件下でのヒスタミン生成リスクが高まる箇所を調べたところ、塩漬以外の全ての工程でヒスタ...
低温処理した植物組織からの電解質漏出の検出によるチャ耐凍性検定法
要約 チャの冬芽や越冬葉に低温処理を行った後、蒸留水に浸漬し、浸漬開始から2時間の浸漬液の電気伝導率変化を計測し、植物組織からの低温障害による電解質漏出を検出することで、チャの凍害程度と耐凍性を把握...
要約 「なんめい」は、クワシロカイガラムシと輪斑病には「強」の、炭疽病には「中」の抵抗性を示す。摘採期は「さえみどり」と同等の早生で、収量は「やぶきた」、「さえみどり」より優れ、製茶品質は「さえみど...
要約 漁獲後短期間の無給餌蓄養を行うことは、漁獲時に受けたストレスの緩和に有効であるとともに、蓄養期間中に筋肉の破断強度が高まることが明らかになった。また、試食アンケートの結果からも蓄養することで、...
閉鎖循環システムを用いた飼育排水の再利用によるハマフエフキ親魚養成及び採卵
要約 クロマグロ種苗量産にはハマフエフキ受精卵の大量確保が不可欠であるが、限られた取水量により陸上水槽でのハマフエフキ親魚養成が制限され大量確保に至っていない。そこでハマフエフキ親魚養成における、閉...
クロマグロ種苗生産の餌料に利用する場合のハマフエフキ受精卵の大量消毒法 ‐VNN防疫対策として‐
要約 ウイルス性神経壊死症(VNN)の発生は、種苗生産に甚大な被害を及ぼすため、その防疫体制の構築が必須である。クロマグロの種苗生産では、仔稚魚期の餌料として大量のふ化仔魚を必要とするが、ふ化仔魚に由...
要約 これまで開発されてきたウナギの催熟技術及び飼育技術を応用し、人工養成ウナギを用いて催熟を行った。その結果、平成22年3月から5月にかけ、10尾中9尾の雌から215万粒を採卵し、人工授精により2世代目の人...
黒穂病抵抗性に優れる多収の飼料用サトウキビ新品種候補「KR98-1003」
要約 飼料用サトウキビ新品種候補「KR98-1003」は、黒穂病抵抗性に優れ、既存品種の「KRFo93-1」と同程度の多収が得られる。「KR98-1003」の活用により、奄美地域以南の黒穂病発生地域においても、飼料用サトウキ...
秋収穫が可能で黒糖品質の良いサトウキビ新品種候補「KY96T-547」
要約 「KY96T-547」は、糖度の上昇が早く高い甘蔗糖度に達する極早期高糖性のサトウキビ新品種候補で、地域によって10月収穫が可能である。黒糖への加工適性が高く、低品質原料が問題となる本土西南暖地等での高...
要約 奄美群島の有用種であるヤコウガイ資源の増殖を図るため、当センターで生産したヤコウガイ稚貝の放流技術開発試験を行った。殻高30mm程度の種苗を放流した場合、年間、約40mm程度成長し、3年で漁獲サイズに...
要約 平成18~20年度まで3年連続で採卵に成功した。サバヒーの成熟・産卵に必要な条件は(1)海水による長期飼育、(2)冬季加温水による飼育(20℃以上)、(3)大型円形水槽による飼育の3点であることがわかった。本種...
砂糖とエネルギーの複合生産が可能なサトウキビ新品種「KY01-2044」
要約 高バイオマス量サトウキビ新品種「KY01-2044」は、既存の製糖品種より株出しでの全糖収量やバガス収量が飛躍的に多く、多回株出し栽培でも多収である。砂糖・エタノール複合生産等の技術開発に向けたモデル...
飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は密植により新植時の初期生育と収量が向上する
要約 飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は、製糖用の耕種基準の1.5倍から2倍で密植することにより、新植時の生育初期における茎数や仮茎長が大きくなり、生草収量および乾物収量が増加する。 キーワード 飼料用サトウ...
カフェインレスチャ品種育成のための育種素材とカフェインレス形質の遺伝様式
要約 チャ近縁種「タリエンシス赤芽」に見出されたカフェインレス形質は、チャとの種間雑種後代にも遺伝し、1遺伝子座に支配される劣性形質と推察される。カフェインレス遺伝子をホモまたはヘテロに有する系統は...