背景・ねらい ウイルス性神経壊死症は、ハタ類海面養殖における最重要疾病であり、その防除法の確立は養殖技術を確立する上で必須である。そこで、本事業ではウイルス性神経壊死症に対する不活化ワクチンの開発を...
オニオコゼ種苗を放流サイズまで短期間かつ効率的に飼育する技術
背景・ねらい オニオコゼは、着底期(全長11mm)以降の成長が遅く放流サイズの全長60mmに達するまでに3~4ヶ月間かかり、中間育成に多大な労力および経費を要する。そのため、効率的な中間育成技術の開発が望まれ...
要約 初期育成に、改良型電気ブルーダーとヒーターマットによる保温が有効である。グリット給与により体重の増加および育成率が改善する。成鶏用配合飼料を給与してもダチョウ用配合飼料と同等に発育する。30日齢...
要約 オーニソガラム・ダビウムの球根は、乾燥貯蔵中に15℃あるいは20℃14週間の温度処理をしても開花は促進されないが、乾燥貯蔵球を8月から15℃で45日間夜冷処理すれば2月中旬、3~4月に播種・養成した実生球...
要約 オーニソガラム・ダビウムは、1花茎から約600粒の種子が採種できる。11月に播種し、5月末まで育苗後、乾燥休眠させ9月に掘り上げることで、実生球根は1年間で養成でる。ウイルスの発生もなく生育旺盛で...
露地キュウリは養液土耕の導入により、収量を維持しながら化学肥料を3割削減できる
要約 露地キュウリの養液土耕栽培では、窒素施用量を30%程度減らしても慣行栽培と同等の収量を得ることができ、また、同等の窒素施用量では15%程度増収する可能性がある。 キーワード 露地キュウリ、養液土耕栽...
要約 72穴セルトレイで育苗するキュウリ苗に、通常の定植適期である接ぎ木15日目からEC2.4dS/mの高濃度液肥約2リットル/箱を1日2回施用し、接ぎ木20日目頃に直接定植すると、定植直後より旺盛な生育を示し初期...
栽培畝及びアーチパイプの連年利用による年2作露地キュウリの省力多収栽培
要約 5月中旬にキュウリのセル苗を定植して養液土耕で栽培し、7月末まで収穫した後、畝とアーチパイプを残したまま茎葉だけを除き、2作目を8月上旬に定植して1作目と同様の管理により10月中旬まで収穫するこ...
要約 ナス外果皮のDPPHラジカル消去活性は、果肉部分の2~3倍程度である。果肉部のラジカル消去活性は、含まれる種子の密度と関連があり、ヘタ付近よりも果実中央部から先端よりの部分で活性が高い。ナスのDPPHラ...
要約 「七折小梅」の梅漬け製造過程におけるラジカル消去活性は、添加するシソの量によって変動する。リノール酸酸化抑制効果は、梅漬けの製造過程で生果の2倍程度に上昇し、シソの添加量には関連しない。 キーワ...
コンジョイント分析による国産大豆を原料とする豆腐の消費者評価
要約 豆腐の原料、味の評価、価格を属性とするコンジョイント分析から、豆腐の選好に影響する重要度は原料と価格が40%程度、味の評価が20%程度と推定される。回答者の年齢が上がるにつれて、国産大豆を選好する...
要約 農産物直売所の利用頻度や購入金額は、50歳代から70歳代で高い。その世代は、健康に対する意識や、地元産食材に対する志向が高く直売所の利用頻度との関連が推察される。 背景・ねらい 中山間地域を中心に定...
要約 夏秋キュウリ栽培において、前作の畝を利用する不耕起栽培にかん水同時施肥法を組み合わせることで、作毎に耕起する栽培と同程度の収量が得られ、大幅な省力化を図ることができる。 キーワード キュウリ、畝...
ペレット鶏糞を用いた水稲後作冬春レタスの50%減化学肥料栽培
要約 冬春レタス栽培で化学肥料を50%削減しても、基肥時にペレット鶏糞1t/10aを全層施用することにより慣行と同等の生育・収量が得られる。有機配合を利用した50%減化学肥料栽培に比べ、ペレット鶏糞を利用する...
キュウリ黄化ウイルスが生育初期に感染した露地キュウリにおける病徴推移
要約 オンシツコナジラミを用いてキュウリ黄化ウイルスを接種したキュウリには接種約20日後の下位葉に部分黄化症状が生じる。また、接種約25日後の中位葉に淡黄色症状が接種30~60日に退緑斑,黄緑色症状が現れる...
要約 磁性シリカビーズ吸着法でDNA抽出しsemi-nested PCRを行うことで、土壌やイチジク組織からイチジク株枯病菌を高感度に検出することができる。 キーワード イチジク株枯病、Ceratocystis fimbriata、PCR検出 ...
基幹薬剤に対して防除効果が低下したヤノネカイガラムシの出現と代替剤
要約 愛媛県内のカンキツ主要産地の一部に、ブプロフェジン水和剤の防除効果が低下したヤノネカイガラムシの個体群が認められ、この個体群は、DMTP乳剤に対しても防除効果低下の兆しがみられる。この個体群に...
フクユタカの浅耕密播無中耕無培土栽培における適正播種時期・播種量
要約 ロール式播種機を使用して、麦跡の畝に条間30cmで大豆を浅耕密播(耕深5cm程度)することで、収量は慣行栽培と同等以上になる。浅耕密播栽培におけるフクユタカの播種適期は、7月中旬から8月上旬である。...
裸麦「マンネンボシ」の早期播種に対応した施肥による安定生産技術
要約 裸麦「マンネンボシ」を11月10日より早く播種する早期播種では、中間追肥を2回施用することにより、収量低下を抑制し、収量を安定的に確保することができる。 キーワード ハダカムギ、マンネンボシ、早期播...
要約 裸麦は刈取りが早いと、硝子率は高く硬くなり、精麦白度は劣る。刈取りが遅くなると容積重が低下する。品質低下を防ぐには、裸麦「マンネンボシ」は穂首の曲がった穂の割合が20%程度の時から刈取りを開始す...