要約 水稲「あさひの夢」は成熟期が「こいごころ」と同程度の平坦地向きの晩生品種で、高品質・良食味・強稈である。標高250m~400m地帯を対象に奨励品種に採用する。 背景・ねらい 本県で平成8年に奨励品種とし...
要約 「サンセミヨン」は、栽培性に優れる「笛吹」とワイン品質の良好な「グロー・セミヨン」を交雑して育成した白ワイン用ブドウの新品種である。果房重は 390gと大きく、豊産性であり、糖度も高く、ワインの香...
要約 スイートコーン残渣鋤込み水田におけるメタン発生量は、スイートコーンの窒素施用量を25Kg/10aとし、残渣鋤込みから入水迄の期間を3日間以上おき、落水処理を行うことで1/4まで削減できる。 背景・ねらい 甲...
夏どりに適した種子繁殖型イチゴ品種「カラン」および「W78」の栽培特性
要約 種子繁殖型イチゴ品種「カラン」および「W78」は四季成り性が強く、高冷地の夏どり用品種として適する。また、7月上旬から10月下旬まで連続して収穫でき、上物率が高く多収である。 背景・ねらい 近年、洋菓...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
ぶどう「巨峰」の二期作・二度切り栽培の生産安定に必要な前作と本作の展葉間隔
要約 ぶどうの二期作栽培や二度切り栽培は1年に2回せん定する。「巨峰」では、新梢の生育と花穂の着生を良好に保ち、生産を安定させるには、前作の展葉始めから本作の展葉始めまでの日数が二期作栽培で170日、二...
要約 ブロイラーにおけるリン排泄量はリン水準の低い飼料を給与することにより減少し、さらにフィターゼを添加することで、リンの蓄積率が上昇し、リン排泄量が減少する。 背景・ねらい ブロイラー生産の大規模化...
要約 SSR(Simple Sequence Repeat)を用いた DNA 分析によって、ブドウの品種識別が可能である。 背景・ねらい
最近、生物の品種や個体を特定・識別するために DNA を調べることが多い。DNA は栽培条件や...
ペレニアルライグラス品種「ヤツナミ」の育成牛を用いた短期輪換放牧による評価
要約 ペレニアルライグラス品種「ヤツナミ」の草地で短期輪換放牧を行った結果、夏期の雑草混入割合が少なく、安定したクローバ率の植生を維持することができる。ジャージー種育成牛を放牧した場合には、0.35~0....
越夏性に優れる放牧向け多収ペレニアルライグラス「八ヶ岳T-20号」
要約 ペレニアルライグラス「八ヶ岳T-20号」は越夏性や耐雪性に優れ、夏期~秋期における収量性は「ヤツナミ」よりやや高く、季節生産性に優れ、乾物分解率も高い。冠さび病・葉腐病抵抗性、放牧適性にも優れ、...
要約 耐病性系統の蔵王2号を用い、植え付け時の種根選別および種根消毒、栽培圃場でのメタラキシル剤の予防散布を組み合わせた総合防除は、慣行栽培と比較して高い防除効果が認められた。無病地での栽培では、植...
要約 タラノキ立枯疫病耐病性系統「蔵王2号」を導入し、防除対策を行うことで立枯疫病の被害回避が可能になった。その結果、植え付け2年目から4年間での10a当たり収量は170kg、農業所得は208千円に向上するものと...
要約 事例調査を通じて、果実の宅配便産直における顧客の特性を整理したところ、大規模農家の顧客は県外在住者が中心で一人当たり購入金額が少なく、再購入する頻度が低い。また、販売規模が小さくなるに従って県...
要約 ヘアリーベッチを10月中~下旬に、桑園畦間の1/3程度を播種幅として10a当たり4kg播種すると、春から夏にかけてアレロパシー効果により雑草の発生を抑制し、管理作業が省力化できる。また、有機物源...
要約 家蚕用人工飼料の組成を基本に、オオムラサキの寄主植物であるエノキの葉の乾燥粉末を添加した人工飼料を用いると、オオムラサキ越冬幼虫(4齢)を蛹化させ、羽化に至るまで飼育することができる。 背景・...
エブアンドフローと不織布鉢利用による鉢花コチョウランの高品質・省力栽培
要約 エブアンドフローと不織布鉢による大輪系コチョウランの中苗の栽培は、株当たりの花茎数、花茎当たりの開花数が増加するため、株当たりの開花数は大きく増加する。葉数や葉面積も増加し、落葉数は減少するた...
タラノキ立枯疫病耐病性系統「蔵王2号」の原木生産と促成栽培の温床管理法
要約 タラノキ「蔵王2号」の原木生産ほ場は、畦上を稲わらでマルチする。植え付けと同時に、補植用小苗を15cmポットで35日ほど育苗する。植え付け2年目以降の、株の仕立て本数は2本とする。促成栽培の温床は、平...
要約 タラノキ「蔵王2号」の種苗(種根)養成を1年間で効率よく行うためには、植え付けに用いる原種根の大きさを長さ10cm・太さ8mm以上とする。植え付け前には、苗立率を向上させるために、芽出し処理を行う。種...
要約 ブドウハモグリダニは、ブドウえそ果病を伝搬する。また、本病の多発地域では、ブドウハモグリダニの発生圃場率も著しく高い。 背景・ねらい ブドウえそ果病は、接木以外の自然伝搬が確認され、地上部の微小...
要約 ぶどうの倍数性は、フローサイトメーターで相対DNA量を測定することによって簡易に判定できる。 背景・ねらい 大粒ぶどうの新品種育成に対する要望は非常に大きいが、交雑親の主流となる四倍体品種は巨峰群...