要約 モンスーンインデックスと冬季気温を変数として、パイプハウス骨組み倒壊に影響する最深積雪と、小麦雪腐病の発生に影響する長期積雪期間の推定式を、岩見沢および周辺地域を対象に開発した。これらの推定式...
草本系バイオマス作物の育種素材としてのオギ遺伝資源の探索収集とその特性
要約 北海道から九州までの河川敷等の湿潤な環境を中心に、平野部から山間地まで多様な環境に自生するオギ栄養体304点を探索収集、保存している。出穂始日や形態的特性について系統間に変異がみられ、ススキとの...
要約 イントロンもしくは単純反復配列周辺に設計したプライマー10組により増幅されるススキとオギそれぞれに種特異的なDNA 断片は、両種間の雑種を同定するためのDNAマーカーとして利用できる。 キーワード スス...
要約 鹿児島県麓川沿いには約2.8 kmにわたりススキとオギの三倍体種間雑種が自生している。本集団は4つの遺伝子型で構成され、2つの遺伝子型が大半を占める。遺伝子型毎にまとまった地理的分布を示し、遺伝子型に...
要約 カラフルポテトを、アミラーゼやペクチナーゼ等の酵素で処理することにより、甘みや滑らかさを有するマッシュやフレークなどの加工素材が製造できる。マッシュやフレークはアントシアニンやカロテノイドを含...
580から595nmの波長ピークを有するLEDはバレイショの緑化を軽減する
要約 収穫後のバレイショ塊茎を光が当たる場所で取り扱う必要がある場合、580から595nmの範囲内に波長ピークを有するLEDを用いることで色素の生成を軽微に抑えることが可能であり、外観品質の劣化を軽減できる。 ...
要約 西洋わさびペルオキシダーゼを結合した小麦胚芽凝集素とジアミノベンジジンを利用するDAB染色法により植物根中の菌根菌を選択的かつ高コントラストで染色できる。従来のトリパンブルー染色に比べて安全で組...
要約 高リン含量の馬鈴薯澱粉にカルシウムイオンを多く含む水溶液(塩化カルシウム溶液またはミネラルウオーター)を加えることによって、カルシウムが強化され粘度特性が改善された馬鈴薯澱粉を効率的に製造できる...
要約 東シナ海・対馬海峡域においてオンケア科カイアシ類がカタクチイワシ成魚の主要な餌となる理由を調べた。本科カイアシ類はオタマボヤ科尾虫類の廃棄ハウスに群れることが知られていることから、尾虫類に着目...
要約 東日本大震災に伴う津波によって、破損した海岸構造物の残骸、漁具などが瓦礫として多量に流入し堆積した。宮城県山元町ではウバガイ(ホッキガイ)貝桁漁業が基幹産業であり、瓦礫分布が主要漁場と重複してい...
北海道東部太平洋海域へ来遊したスルメイカの体サイズと発生時期の経年変化
要約 スルメイカの資源変動機構解明に資するため、道東太平洋海域に来遊するイカの体サイズと発生時期の長期的なモニタリング結果をとりまとめた。体サイズの変化は来遊資源量の長期的な変化と同期しており、その...
北海道オホーツク海沿岸におけるスルメイカの漁獲量の予測方法の開発
要約 漁業や水産加工業の経営に役立てるため、北海道オホーツク海沿岸におけるスルメイカの漁獲量を漁期前に予測する方法を開発した。北海道東部太平洋における本種の分布情報および国後島の南沖の表面水温を説明...
サケ(Oncorhynchus keta)が中部ベーリング海から日本沿岸まで回帰する間に経験した地磁気
要約 2012年と2013年に中部ベーリング海から、水温・水深・地磁気を記録できるアーカイバルタグをサケ(Oncorhynchus keta)に装着し放流し、同年にサケは北海道沿岸で再捕されタグは回収された。そのデー...
要約 国内の畑地に発生するネグサレセンチュウとネコブセンチュウ計13種を検出できる技術である。本技術は、土壌から分離した線虫群集からDNAを抽出し、1回のPCRと電気泳動を行うだけで上記有害線虫のうち10種の...
初産牛の栄養管理にはTMRの乳期別2種飼養より一乳期1種飼養が適している
要約 初産牛におけるTMR(TDN72%、CP18%)の一乳期1種飼養は乳期別2種飼養に比べ、泌乳後期の産乳量、乾物摂取量が高く、適正な増体と乾乳時体重となる。また乳飼比は上がるが、乳代から飼料費を控除した収益額は増...
要約 直売所の切り花向けに開発された需要量予測技術や開花調節技術等の新技術の活用法を解説したパンフレットである。活用法は、売り切れや売れ残りなど直売所の切り花の様々な問題に対応し、直売所や生産者の状...
貯蔵後の品質に優れる国内産端境期向き短節間性カボチャ品種「ジェジェJ」
要約 カボチャ「ジェジェJ」は、3ヶ月の貯蔵(10℃)後においても品質が優れ、端境期(12~4月)出荷が可能な多収のF1品種である。短節間性を有するため省力的に栽培ができる。 キーワード カボチャ、貯蔵...
冬季のススキ優占草地は子牛生産性に影響を及ぼすことなく放牧利用できる
要約 積雪の少ない温暖低標高地のススキ優占草地は、黒毛和種繁殖牛の妊娠中期までの冬季放牧地として活用でき、連年での冬季放牧飼養においても生産された子牛の生時体重や発育性には影響しない。 キーワード ス...
フェストロリウムのフェスクゲノム構成率推定に必要なサンプルサイズ
要約 フェストロリウム品種のフェスクゲノム構成率(f ratio)を±5ポイントの範囲で有意水準5%で推定するには7個体程度を、各個体のf ratioを±2.5ポイントの範囲で有意水準5%で推定するには、4~5枚...
要約 生食用バレイショでは2°C貯蔵により糖が増加し、270日後には特に「インカのひとみ」「インカのめざめ」で「キタアカリ」の2倍量となる。「インカのめざめ」において増加した糖量は室温で減少するが、低...