要約 ウシ生体卵巣から採取した卵丘細胞-卵子複合体を成熟培養後、卵丘細胞をドナー細胞、卵子をレシピエント細胞質に用いた核移植胚が個体発生能を有する。由来レシピエント細胞質のミトコンドリアDNA型が異なる...
要約 牛胚移植時に用いる移植器として、テフロン製カテーテル型を用いた場合に、従来型の横穴式シース管型と比べて、受胎率の向上が期待できる。 キーワード 牛、胚移植、受胎率、移植器、カテーテル 背景・ねら...
要約 過剰排卵処理反応が良好な牛では、処理後にプロジェステロン濃度の低下とエストラジオール-17β濃度の上昇、および黄体形成ホルモン濃度の一過性上昇が認められる。低反応牛ではこのような傾向は認められない...
牛凍結精液由来DNAを用いたミトコンドリアDNA多型による個体識別
要約 牛凍結精液から調製したDNAには多型解析に充分なコピー数のミトコンドリア(mt)DNAが存在し、このmtDNAの塩基配列の違いおよびPCR-RFLPによってクローン個体間およびドナーとの個体識別を行うことも可能で...
超早期加温栽培「デラウエア」の葉柄汁液診断における試料調整法と採取部位
要約 超早期加温栽培「デラウェア」の開花期における窒素栄養状態を迅速に診断するには、第4~6葉の葉柄を2~5mmに細断し、葉柄生重の4倍量の純水を加え、室温で24時間放置した抽出液の硝酸濃度を小型反射式光度...
平坦地の秋出しトルコギキョウにおけるロゼット化の低い品種選定
要約 平坦地の秋出し作型(定植期7~8月)において、育苗時に高温遭遇しても抽だい率が高い品種を用いることで、簡易にロゼット化を回避できる。さらに、種子低温処理により抽だい率を高めることが可能である。...
要約 ソバ粉は強いアンジオテンシン変換酵素活性阻害能を有しており、その阻害能は170℃ 10分の乾熱乾燥に安定である。また、ソバのラジカル捕捉活性はスプラウト、殻、粉の順に強く、産地や品種間の差は認められ...
要約 カキ「西条」は、甘柿と比較してポリフェノール含量が高く、強いラジカル捕捉活性を有しているが、系統間の差は認められない。 キーワード カキ「西条」、ポリフェノール、ラジカル捕捉活性 背景・ねらい 島...
要約 既存のイノシシ農地侵入防護柵に対する学習能力と行動学的特性を利用したイノシシ農地侵入防護柵の開発および野外実証試験を行い、イノシシの侵入防止効果を確認した。開発した防護柵は、イノシシの被害防止...
けい酸加里肥料の育苗箱施用による‘コシヒカリ’の苗質および玄米品質の向上
要約 けい酸加里肥料(細粒品)100gを育苗箱の床土(約3kg)に混合すると、ケイ酸吸収量が増加し苗質が向上する。また、本田での登熟歩合が高まり、乳白粒率が低下して検査等級が向上する。 キーワード けい酸加...
要約 水田内や畦畔、休耕田の難防除雑草であるアシカキに発生した葉枯病は、イネごま葉枯病の伝染源になる。 キーワード イネ、ごま葉枯病、難防除雑草、アシカキ、葉枯病、伝染源 背景・ねらい 近年、畦畔や休耕...
要約 ナタネ油粕の表面散布と活性炭スラリーの2回の噴霧散布を組み合わせた処理により化学合成除草剤処理とほぼ同等の水田雑草防除効果が得られ、基肥窒素無施用とすることで化成肥料の節減も図られ、「環境にや...
要約 中山間地における肉用牛周年放牧は、農林地の省力管理と肉用牛生産の省力低コスト化に有効である。周年放牧による農林地保全が子牛生産を基礎として成立するには、子牛販売価格30万円の場合、分娩間隔16か月...
要約 肉用繁殖牛の冬季分娩・夏季クリ園放牧は、クリ園の下草管理や獣害回避の効果があり、クリ栽培では所得を7千円/10aから37千円/10aへと改善するとともに、子牛生産のコストを約23万円/頭まで低減し、クリ...
要約 二次林内に形成された牛道は、立木のない傾斜草地のそれに比べて、牛道の傾斜角が急になる傾向にある。二次林内では、可食域における樹葉の大部分が常緑広葉樹によって占められるが、主に採食されるのは蔓茎...
放牧密度1頭/haのノシバ優占草地での肉用繁殖牛の養分摂取量と補給指針
要約 中国地方で1haあたり1頭のノシバ優占草地放牧を行った繁殖牛の養分摂取量と補助飼料の給与量を提示する。補給量(不足量)指針や子牛の発育面から9月まで維持期、妊娠末期、授乳期の繁殖牛が、11月まで維...
牛用飼料としての生米ヌカ中脂肪の脂肪酸カルシウムへの形成条件
要約 生米ヌカ中脂肪の脂肪酸カルシウム(FACa)への形成率60%以上の培養条件は、生米ヌカ1gあたり、リパーゼQLあるいはPL1.25mg以上、水酸化カルシウム0.05g以上の添加である。FACa形成米ヌカは、市販米ヌカに...
ヨーロッパ型とインド型ミトコンドリアDNAを識別するPCR-RFLP法
要約 ウシ・ゲノムDNA、制限酵素ScaIおよび5%ポリアクリルアミド電気泳動を用いたPCR-RFLPにより、ヨーロッパ型とインド型ミトコンドリアDNAを識別できる。 キーワード ミトコンドリアDNA、ヨーロッパ型、インド...
要約 発情周期および妊娠期のウシ子宮内膜において、抗ウイルスタンパク質Mxの遺伝子が発現している。その発現量は子宮内膜の部位や妊娠日齢により異なるが、特に着床直前期の子宮小丘部および子宮小丘部間部で高...
(参考)ヨーロッパ型とインド型ミトコンドリアDNAを識別するPCR-RFLP法
要約 ウシ・ゲノムDNA、制限酵素ScaIおよび5%ポリアクリルアミド電気泳動を用いたPCR-RFLPにより、ヨーロッパ型とインド型ミトコンドリアDNAを識別できる。 キーワード ミトコンドリアDNA、ヨーロッパ型、インド...