カイコ-バキュロウイルス発現系で哺乳類型の糖タンパク質を生産するシステム
要約 哺乳類型のタンパク質にみられる糖鎖の構成成分であるシアル酸が付加されたタンパク質を、カイコで生産する技術である。本技術の活用により、カイコで生産するタンパク質の糖鎖制御が可能となり、医薬品や診...
要約 低温煮繭して得られた生糸の糸加工時のトラブルは、低温煮繭に用いる薬剤による生糸の抱合低下が原因と考えられる。一方、低温煮繭に用いるアルカリ剤と界面活性剤を併用した処理により解じょの向上が得られ...
要約 シルクのX線散乱情報とアミノ酸配列情報とを定量的に結びつける手法である。本手法により、様々な生物がつくるシルクのアミノ酸配列と階層構造との関係が分かり、人工シルクのスマート素材開発に役立つ。 キ...
要約 アフリカの半乾燥地帯に生息するネムリユスリカは、完全に乾燥しても死に至らない。HSF1は、この極限的な乾燥耐性を制御する転写因子である。HSF1による遺伝子制御ネットワークを活用することで、生細胞や組...
要約 沖縄県八重山諸島に分布するタカサゴシロアリの消化管内に生息し、餌の木片に大量に付着する細菌の1種(トレポネーマ属スピロヘータ)がキシラナーゼと呼ばれる消化酵素を生産し、木材に含まれるキシランの分...
要約 ミノムシの糸はカイコやクモの糸に比べて高い秩序性階層構造から成っており、糸を引っ張った際、秩序構造は破断に至るまで維持される。この秩序構造により、糸に作用した応力は力を担うべき結晶に均一に分散...
要約 イネ黒すじ萎縮ウイルスはイネとコムギ、イタリアンライグラスへの感染率が高い。本ウイルスの媒介虫であるヒメトビウンカはこれら3植物上での生存率が高く、ウイルスに感染した植物を吸汁することでウイル...
要約 生物農薬として有用な3種のヒメハナカメムシ類は近縁種のトコジラミ上科昆虫とは異なり、交尾管を通して雄から雌へ精子を受け渡し、外傷性受精は行わない。これら3種の大量増殖・放飼による土着近縁種雌に対...
要約 生物農薬として有効な3種ヒメハナカメムシのメスの配偶システムは種によって異なり、タイリクヒメハナカメムシとコヒメハナカメムシは受精すると交尾を拒否する一回交尾であるのに対し、ナミヒメハナカメム...
LC-MS/MSを用いた大豆タンパク質β-コングリシニンα、α ?およびβサブユニットの定量法
要約 液体クロマトグラフタンデム質量分析装置(LC-MS/MS)と安定同位体標識内部標準ペプチドを用いることで、大豆の機能性タンパク質β-コングリシニンを構成するα、α ?およびβサブユニット...
要約 新品種を含む良食味の粳品種から、同一条件で米飯を調製し、自然な咀嚼中の筋電図により個人の咀嚼挙動の特徴がわかる。同一人内では加工条件で差を認めた筋電位変数に良食味品種間では有意差が認められず、...
ナタデココ生産における酢酸菌のコロニー形態と生産能には明らかな相関性がある
要約 ナタデココ生産における酢酸菌のCE寒天培地上のコロニー形態と生産能の間には相関性がある。また、CE液体培地では高生産株は培地表面上に菌膜を形成するのに対して、低生産株は培地底部に沈降する。これらの...
要約 sRAGEへの結合能により刺激性AGEsと評価されたAGEsが、実際に加齢性疾患の引き金となる細胞機能不全を誘導する細胞内シグナル伝達系が確認される。このことから、sRAGEへの結合能を指標にした評価法が、加齢...
要約 サケ白子に含まれるDNAを原料としてナノファイバーを製造する方法である。このナノファイバーは、核酸系脂質との複合体化により簡便に製造でき、導電機能を示す。 キーワード 生物資源、DNA、脂質、ナノファ...
マイクロチャネル乳化による機能性成分を内包した高品質食品用エマルションの高効率作製法
要約 マイクロチャネル乳化技術の利用により、機能性成分を内包した単分散エマルションを高効率で作製する方法である。作製されたエマルションおよび微小油滴に内包された機能性成分は、いずれも高い保存安定性を...
要約 冷蔵流通約2日間で傷み始めるメヒカリの頭部・内臓を除去して洗浄後、南蛮酢と共に脱気包装し、高圧加工(600MPa,10℃,5分)することで、約3ヶ月間の冷蔵後でも良好な唐揚に調理できる。冷凍解凍操作が不要なの...
乾式微粉砕で損傷澱粉を高めて、フライ用米粉バッターの粘度を自在に制御
要約 乾式で微粉砕した微細米粉(平均粒径:10μm前後、損傷澱粉:25%以上)はバッターの濃度上昇に伴う粘度増加が著しく、粗い米粉(100μm以上)よりもバッター粘度を幅広く制御できる。本技術により、バッター粘...
要約 イチゴ輸送用の多段積み包装において、段ボール箱の間もしくは最底面に既製の板状緩衝材を配置する実用的な緩衝包装方法である。各段に収納されたイチゴに蓄積される衝撃1回あたりの損傷程度を変化させるこ...
要約 小麦、とうもろこし、粟は、それぞれ異なった組成のオリザノール成分を含有し、それらは米オリザノールよりも疎水性の高い成分を多く含有する。これらのオリザノールは米オリザノールと同等の抗酸化能を有す...
要約 リンゴ用の選果機で取得した可視-近赤外分光スペクトルに基づき、スペクトル取得1ヶ月後に当該個体に内部褐変が発生するか否かを予測する技術である。同選果機は全国の選果場に導入されているため、アルゴリ...