(3)熱帯・亜熱帯地域における家畜飼養技術の高度化とアジアの乾燥地における持続可能な農牧業生産システムの構築
摘要 ・ タイ畜産振興局のグループが中心となって、これまで同局が蓄積したデータならびに本プロジェクトで共同研究を行った各大学が分析した飼料成分データの取りまとめを行い、昨年度試作した肉用牛飼養標準に...
摘要 条件不利地における省力的な草地造成と管理技術を検討するため家畜(牛、ヤギ)の違いによる食草行動と雑草抑制効果を確認した。牛による野草の抑制効果は、採食よる抑制とあわせて倒圧による物理的な要因...
摘要 1 目的:家畜の放牧は荒廃農林地や里山等の管理に利用でき、地域の景観保全や農地管理に有効である。また、荒廃した傾斜地の下草刈りは労力と時間がかかり、危険を伴うことが多い。そこで、性質が温順で管...
摘要 条件不利地における省力的な草地造成と管理技術を検討するため家畜の違いによる食草行動と採食量を明らかにした。放牧期間の1日1頭あたりの採食量はヤギはリードキャナリーグラス(以下RCG)2.28kg、野草2...
摘要 トルコ、パキスタン、モンゴル等に調査隊を派遣し、果樹73点、クワ23点、ヤギDNA75点を収集したほか、国内外の在来遺伝資源の収集や移譲により植物5,132点、微生物1,360株、動物27点を受け入れた。国際植物...
摘要 i)シバ型野草地は放牧の中断によりクマイザサが優占し、消滅していくが、年1回の刈払いでクマイサザサを矮小化して地表面を明るくし、シバ地構成種群が維持されることを明らかにした。ii)牛の排糞により放...
飼料を介した植物性アレルゲンの畜産物への移行性に関する基礎研究
摘要 今回使用した飼料由来の植物抗原はイタリアンライグラス、バヒアグラス、コーン花粉、チモシー、綿実、オーチャードグラス、小麦およびアルファルファ花粉の抽出物である。 泌乳牛の血清中にはチモシーをは...
摘要 山羊が食草する草種はクズ、ススキ、ギシギシを含む多種類の雑草であったが、ワラビ、イタドリ、洋種ヤマゴボウは好まなかった。体重約40kgの山羊が1日に食べる草の乾物重は2kg程度で、さらにそのほぼ等量...
摘要 遊休地等の被覆植物として、ヘアリーベッチは夏以降の雑草管理に問題が残るが、環境適応力の強さによる栽培しやすさや種子コスト等の面で優れている。ヘアリーベッチをライブマルチして、雑草の抑制、地温の...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(194)
摘要 9年度は、造成後5年目の試験区の牧草の植生と生産量を調査した。夏と秋の植生調査の結果では、品種適性を調べようとしたペレニアルライグラスはほとんどの区において消滅しており、逆にケンタッキーブルー...
摘要 カザフスタンの土壌の種類および面積の分布割合はカシュタン[栗色土](42.0%)、セラジウム(33.0%)、山岳土(12.0%)、チェルノーゼム(9.6%)、その他(3.4%)であった。草地は...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(185)
摘要 ペレニアルライグラスの3品種を供試して、短草放牧適性を評価した。利用3年目のジャイアントの年間生産量は、対前年比15~30%へと著しく低下した。利用4年目になるヤツガネ、ヤツボクも年間生産量は...
摘要 熱帯原産のマメ科植物であるセスバニア・カンナビナが反すう家畜の飼料として利用できるか否かを検討するため、カンナビナ種のサイレージを飼料中に8割及び6割混合した区のほか、アルファルファを給与した...
摘要 小笠原群島は固有の動植物に恵まれ「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、生物の進化を理解する上で学術・教育上重要であるばかりでなく、生物資源としてかけがえのない価値を秘めている。明治期以降の入植によって...
摘要 落葉樹林の伐採後低潅木化した林地に山羊を放牧し、山羊の樹種に対する嗜好性を経時的に調査し、その採食特性と潅木の消失程度を求めそのうえで蹄耕法による不耕起造成を試みる。5年度は、コナラ等の優占す...
摘要 新しい高タンパク質飼料として有望なセスバニアロストラータの反芻家畜への安全性を検討するため、ロストラータサイレージを約11カ月齢のホルスタイン去勢牛6頭に3カ月間給与し、対照区のアルファルファ...
牛及び山羊放牧条件下におけるアカマツ林伐採後の半自然草地への遷移機構の解明(205)
摘要 アカマツ林伐採跡地が、牛及び山羊の放牧により半自然草地化する過程を調査した。放牧3年目で牛区と山羊区の植生に大きな違いが認められ、牛区ではヌルデ、タケニグサ優占、山羊区はクマイチゴ優占となった...
摘要 生物種の分類や鑑別のために蛋白質や塩基配列の違いを調べることは有効な手法の1つである。PCR法を用いることによって比較的簡単に塩基配列を決定できるようになってきたが、PCR法は用いるプライマー...
摘要 高タンパク質飼料として有望なセスバニアカンナビナの反芻家畜への安全性を検討するため、セスバニアサイレージを約7カ月齢のホルスタイン去勢牛6頭に3カ月間給与し、対照区のアルファファ給与牛と比較検...
摘要 乳蛋白質のカゼインは構造の異なる数種の分子が会合し、ミセルとなって乳中に存在している。κ-カゼインは疎水性と親水性の両部位を合わせ持つことによってカゼインミセルの安定化に寄与し、乳蛋白質の構造...