条件不利地域の農業生産強化のための多様な農作物の育成と利用技術の開発
摘要 サトウキビでは、株出し多収品種の育成向け選抜を進めたほか、国内野生種「西表8」由来の黒穂病抵抗性に関するDNA マーカーを開発した。テンサイでは、直播栽培での生産力を評価し、収量が6t/10a を超える3...
摘要 ソバの品種育成に関しては、寒冷地(東北地方)の春播き栽培に適し、早生、多収で、そば麺の食味官能評価も高いソバ 品種候補「東北3号」を品種登録出願することとした。「九州7号」は暖地・温暖地の二期作向け...
摘要 ソバの品種育成に関しては、 a)「北海14号」は、「レラノカオリ」並の収量で容積重がやや重く、ルチン含量が高い特性を明らかにし、平成27年度に品種登録出願を行うこととした。 b) 難脱粒系統「芽系35号(旧G...
摘要 グレンドリルやチゼルプラウ等を活用した高能率な大規模水田輪作システムに関しては、a)グレンドリルの種子繰り出し装置を歯車型とすることで、ダイズ播種に適応でき、汎用利用による乾田直播水稲・コムギ・...
摘要 馬鈴しょについては、1)チップ用系統「北海102号」、「北海104号」の貯蔵中のチップカラーの変化を調査し、4月までは「北海104号」が、それ以降は「北海102号」が貯蔵性に優れることを明らかにした。赤肉...
k.地域条件を活かした高生産性水田・畑輪作のキーテクノロジーの開発と現地実証に基づく輪作体系の確立
摘要 地域の条件を活かした高生産性水田輪作体系を確立するため、最適耕起・播種技術を基軸とする効率的な施肥・除草・防除技術について、 北海道地域では、1)寒地水田転換畑のダイズ不耕起栽培の生産を安定化...
摘要 (1)寒地、寒冷地、温暖地(笠岡市)での現地試験データのうち、温暖地の「東北96号」は標準比27%多収であった。耕作放棄地へのナタネ播種までの管理手法を明らかにし、ソバ後ナタネ播種省略栽培の苗立ち...
摘要 馬鈴しょについては、1)早掘り、普通掘りにも適し、多収でチップ品質が優れる「北海104号」やジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、水煮適性が高い赤肉の「勝系28号」を選抜した。有望系統「北海102号...
摘要 馬鈴しょについては、1)長期貯蔵性を有しチップ品質が優れる「北海102号」やジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有しフライ適性が高い赤肉の「勝系25号」を選抜した。2)収穫時のでん粉価が中位のもので...
摘要 寒地特産作物の品種育成を目指して、1)馬鈴しょでは、良食味で調理適性に優れる「はるか」、橙肉でナッツ風味がある「北海98号」について品種登録出願を行った。また、チップ用として長期貯蔵性に優れ多収...
摘要 寒地特産作物の品種育成を目指して、(1)「男爵薯」にはないジャガイモシストセンチュウ抵抗性と青枯病抵抗性を有し、サラダ・コロッケ加工にも利用でき、良食味の生食用品種「北海94号」を育成し、品種登録...
植物ミトコンドリア・プラスミドを利用した植物ミトコンドリア形質転換ベクター系開発のためのパイオニア研究(247)
摘要 ナタネ・ミトコンドリアプラスミドの全塩基配列を決定し、その遺伝子構成を明らかにした。ナタネ・ミトコンドリアプラスミドの全長は、11640 bpであり、その末端に327 bpの逆位反復配列が存在し...
植物ミトコンドリア・プラスミドを利用した植物ミトコンドリア形質転換ベクター系開発のためのパイオニア研究(236)
摘要 12年度、プラスミドにコードされている遺伝子を大腸菌内で組み換えタンパク質として発現させ、それらに対する抗体を得た。ナタネのミトコンドリアタンパク質に対して、ウェスタン解析を行った結果、2つの...
摘要 水稲栽培において低温障害は、収量に最も深刻な悪影響を及ぼす要因である。低温障害を回避するため、既存のイネ品種に存在しないAFP(凍結阻害タンパク質)様遺伝子を単離・解析し、イネに導入することに...
摘要 東北・北海道の寒地・寒冷地および南九州の暖地に適する良質、多収で菌核病抵抗性が強く、機械化栽培に適したなたね優良品種を育成するために、無エルシン酸や低グルコシノレートあるいはナバナの早生化を育...
摘要 東北・北海道の寒地・寒冷地および南九州の暖地に適する良質、多収で菌核病抵抗性が強く、機械化栽培に適したなたね優良品種を育成するために、無エルシン酸や低グルコシノレートあるいはナバナの早生化を育...
植物ミトコンドリア・プラスミドを利用した植物ミトコンドリア形質転換ベクター系開発のためのパイオニア研究
摘要 ナタネ・ミトコンドリアプラスミドの構造を明らかにし、それにコードされている遺伝子にの発現・機能を明らかにする。また、プラスミドの伝達様式もあわせて解明し、このプラスミドを植物ミトコンドリアゲノ...
作物の低温環境適応性に関与する細胞質遺伝子の単離及びその機能解析(232)
摘要 葉緑体タンパク質ELIPをコードする遺伝子wcr12の発現が光により誘導されることを明らかにした。また、他の植物のELIP遺伝子とは異なり、低温のみで発現が誘導されることを発見した。ナタネ温度...
植物ミトコンドリアへの遺伝子産物ターゲッティング技術の開発(231)
摘要 ミトコンドリアへ遺伝子産物をターゲッティングさせるために、ミトコンドリアへのシグナルペプチド配列を組み込んだコンストラクトを構築し、ナタネ形質転換体を得た。ATP合成酵素デルタサブユニット遺伝...
摘要 イネよりも低温耐性が強いと思われる、ナタネ・コムギから、イネには存在せず、低温で誘導され細胞内の水の凍結を抑制する機能を持ち、低温耐性に関わっていると思われる、AFP(anti-freeze ...