大豆の過酸化脂質含量に対する流通・貯蔵条件の解明と制御技術の開発(278)
摘要 リポキシゲナーゼ完全欠失大豆であっても、過度な処置(大豆粉に紫外線照射や太陽光暴露、大豆油に長時間高温加熱等)が施されると、脂質過酸化度の上昇、ビタミンE含量の低下等が起こるが、4℃貯蔵ではそ...
摘要 水産脂質にはドコサヘキサエン酸(DHA)などの機能性有用脂質が含まれているが、それらは多数の不飽和結合を持つため、空気により容易に酸化され、劣化脂質となり易い。劣化脂質は品質や鮮度に悪影響を与...
花きにおけるポリオール類の生理的役割の解明と機能性ポリオールの開発(259)
摘要 デルフィニウムにおいて、マンニトールが主要な構成糖質の一つであることを明らかにした。デルフィニウム切り花におけるマンニトールの役割を解析するため、小花をマンニトールとグルコースで処理した。その...
摘要 野菜のフィルム包装にはポリエチレンあるいはポリプロピレンフィルムが用いられてきたが、近年、フィルムに微細孔を設けてガス透過性を高めたり、防曇性や抗菌性を付与するなど、新しい機能をもたせた機能性...
摘要 肥育豚へのβ-カロチン多給によるビタミンAとβ-カロチンに富む豚肉の生産を図り、β-カロチン給与が豚肉の品質保持に及ぼす影響を調べた。その結果、β-カロチンの100倍あるいは20倍給与により肝臓と...
機能性を保持した甘しょ茎葉パウダーの製造技術の開発(284)
摘要 葉のみ、茎のみでは乾燥は速やかに進むが、葉柄が加わると乾燥時間が大幅に延びた。効率化や均質な仕上がりのためには、乾燥時には部位ごとに分けることがよい。農産物の乾燥としては比較的高い温度域(最大...
摘要 ソバ等資源作物は、嗜好性に非常に優れた伝統的な食品を生み出す素材であり、近年では健康志向の高まりからこれらのもつ機能性にも関心が集まってきている。そのうえに、転作作物としても注目されている。こ...
摘要 カンショ茎葉はビタミン、ミネラル等一般栄養成分、ポリフェノール等機能性成分を豊富に含有している。本研究課題では、現在廃棄されているカンショ茎葉の新用途技術を開発することを目的としている。先ず、...
摘要 果樹の健康機能性に注目し、糖尿病、高脂血症などに関与している脂肪細胞の代謝活性の低下を予防・改善する作用を検討する。前駆脂肪細胞を培養し脂肪細胞へと分化する過程に果樹抽出物を添加し分化へ及ぼす...
果実のエチレン生成抑制能を有する機能性オリゴ糖の開発(159)
摘要 果実の細胞壁は、マトリックス構造を持ち、複合多糖類で構成されており、これらフラグメントは、植物の分化や生体の恒常性の維持や制御に関与していると考えられている。そこで、モモの細胞壁をペクトリアー...
タイ産野菜類を中心とした食用植物の生理機能性に基づく品質評価
摘要 タイ国では非常に多様な食用植物が栽培されている。それらは比較的野生種に近いため、生理機能性を示すフェノール類・色素類を多く含む。タイ国各地で栽培されている野菜類試料約百種を収集し、可食部の抽出...
新規食品加工用素材利用のための高色素系甘しょが保有するラジカル消去能評価手法の開発(255)
摘要 カンショに利用できる抗酸化能(リノール酸自動酸化に伴う脂質過酸化度の上昇抑制能)とラジカル消去能(BuOOH/ヘミン/ルミノール系で発生する化学発光抑制能)の評価手法を開発した。その手法を適用...
摘要 健康飲料として消費者の関心を集めている大豆煮汁について、in vitro系にて抗酸化能およびラジカル消去能を調べた。その結果、種皮色黒の大豆から得られた大豆煮汁が最も強いDPPHラジカル消去能...
摘要 カンショ塊根の機能性として、発癌予防に寄与するカンショの抗変異原(遺伝子の突然変異抑制)について検討した。紫カンショではアントシアニン色素が、また、肉質が紫以外のカンショでは、クロロゲン酸等ポ...
摘要 カンショ塊根の機能性として、生活習慣病予防に寄与するアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性について検討した。蛍光法とマイクロプレート法を組み合せた簡易、迅速、高精度な活性測定法を確立した。...
摘要 サトウキビ酢の機能性として、抗変異原性および抗菌活性について検討した。サトウキビ酢の凍結乾燥標品に抗変異原活性が観察され、同じサトウキビ酢でも活性に差があり、製造の違いによる活性の差が示唆され...
摘要 カンショ食物繊維の機能性として、各種食中毒菌に対する抗菌活性について検討した。コガネセンガン、シロユタカ、九州124号より調製したでん粉粕はサルモネラ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌の増殖を顕著に抑...
摘要 カンショ茎葉の新用途開発を目的に、茎葉のポリフェノールの特性および加工特性を明らかにした。カンショ葉に、主な成分として7種類のポリフェノールが確認された。このうち、カフェ酸(CA)とクロロゲン...
摘要 カンショの新用途拡大のため、塊根のパウダー化やジュース化が進められている。しかし、これらの素材を用いて新製品を開発するとき、健康の維持、増進に寄与する機能性は、重要なセールスポイントである。今...
摘要 暖地農産物の一層の需要拡大を図るためには、暖地農産物に含まれる機能成分やその他の有用成分を活かした高付加価値加工食品の開発が必要である。一方、近年の消費者は健康志向にあり、健康効果が期待できる...