要約 肉用牛の遺伝的産肉能力評価値を利用して高能力雌牛を選抜し、計画交配を実施することにより、高能力が推定される候補種雄牛の造成が可能となり、間接検定終了牛では優秀な結果が得られている。大分県畜産試...
要約 切り花形質、開花期ともに揃いの優れるデルフィニウムのF1品種「アルト」「ベガ」を育成した。宮崎県総合農業試験場・花き部・育種科 背景・ねらい 既存のデルフィニウムの栽培品種は個体により形質のばらつ...
要約 近赤外分光分析法により、ソバ粉中の水分・脂肪・蛋白質含量が、簡易・迅速・非破壊的に測定できる。九州農業試験場・作物開発部・上席研究官、資源作物研究室 背景・ねらい ソバは、日本人の嗜好にあった、...
キク「秀芳の力」の葉肉プロトプラストからの植物体の効率的な再生法
要約 キク「秀芳の力」の葉肉プロトプラストは、NN67培地を用いて7日毎にショ糖濃度を低下させた培地を追加すると分裂が促進される。分裂増殖した細胞塊をMS培地に置床してカルスを形成させ、その後BA2mg/lとGA30...
ビール大麦における葉の黄化およびすす症状の遺伝様式と農業形質に与える影響
要約 ビール大麦の生育中期に発生する葉の黄化症状とすす症状は遺伝的な生理症状であり、その遺伝様式は、それぞれ単一の優性遺伝子、劣性遺伝子に支配されている。また、各症状が収量、外観品質および麦芽品質に...
花弁培養により育成したスプレーギク新品種候補‘スイートビューティ(仮称)’
要約 ‘桃松葉’の花弁培養により得られた再生植物の中から花色、花形の異なる変異個体を選抜し、電照栽培に適した新しいタイプの一重咲き中輪スプレーギク新品種‘スイートビューティ(仮称)’を育成した。 背景・...
キク属植物の葉緑体DNA遺伝子領域のPCRーRFLPによる多型
要約 〔要約〕キク属野生種および栽培種を材料とし、葉緑体DNA遺伝子領域についてPCR-RFLP法で分析を行ったところ、遺伝子領域3種類と制限酵素9種類の10組み合わせについて多型が認められた。 キーワード キク...
要約 幼若性の弱いキクを育種の初期段階で選抜するには、実生世代において20~21節以内で花芽を分化する個体を選べばよい。ロゼット性は、冬期の自然低温に20日間遭遇させた後、花成を誘導する条件で花芽分化の有...
アントシアニン生合成系酵素遺伝子の導入によるトレニアの花色変化の方向性
要約 〔要約〕トレニアに形質転換法によりアントシアニン生合成系のCHSあるいはDFR遺伝子をそれぞれセンス方向及びアンチセンス方向に導入し花色を改変した。その結果、遺伝子の導入方向により着色パターン...
要約 〔要約〕カーネーション白色系品種は、花色や色素構成の違いから3つに分かれ、純白色品種はクリーム白色品種の主要色素であるフラボノールを欠いている。それぞれの花色発現にかかる色素生合成制御機構を明...
ビール大麦「関東二条25号」のCホルデイン遺伝子型と麦芽品質およびうどんこ病抵抗性との関係
要約 近年育成されたビール大麦の種子貯蔵たん白質Cホルデイン遺伝子型は6種類に分類でき、Br型、Cl型をもつ系統の麦芽品質が優れている。Cl型とうどんこ病抵抗性および麦芽品質とは関連があり、「関東二条25号」...
要約 各地から採取したササユリの葉からDNAを抽出し、RAPD分析により比較すると、島根県内のササユリは自生地による遺伝的差異は認められず、また、これらと愛媛県産との間には差は認められなかったが、葉身長と...
要約 チューリップ各品種の小球根を病原菌胞子懸濁液に浸漬後、小型バットに植え付け、ガラス室で無加温栽培し、翌春、掘り取り時と貯蔵時の2時期に発病球率を調査することで、球根腐敗病の抵抗性の強弱を判定で...
要約 観賞用アリウムの種間雑種は、交配20~25日後に胚を摘出し、1/2 MS+BA1ppmを含む培地上で胚培養を行うことにより獲得することができる。 背景・ねらい 観賞用アリウム(ギガンテウム、モリー等)は、種間...
要約 新しい切花用バラ品種「ロゼヴィアン」を交雑育種により育成した。新品種の花色、花形は親品種「ローテローゼ」に類似する。「ローテローゼ」に比べ、花首長や葉長・葉幅が短いことから、草姿はコンパクトに...
アルストロメリアの複二倍体の作出とそれを利用した三倍体の作出法
要約 胚珠へのコルヒチン処理により、アルストロメリアAlstroemeria ligtu hybrid(LH)とA. pelegrina var. rosea(PR)の複二倍体を育成し、両親種、A. aurea, A. paupercula, A. psittacinaとの全ての交雑組み合わ...
要約 日本で初めて、半数体育種法により育成されたビール大麦の新品種「ほうしゅん」は、現在栽培されているビール大麦品種のなかで最も早生である。また、大麦縞萎縮病とうどんこ病に抵抗性を持ち、穂発芽性はや...
要約 Agrobacterium tumefaciensをデルフィニウムの胚軸及び子葉葉柄に感染させ、不定芽を誘導・選抜することにより、形質転換体の作出ができる。 キーワード Agrobacterium tumefaciens、デルフィ...
要約 花色が浅紫色で、切り花形質、開花期ともに揃いの優れるデルフィニウムのF1品種「レグルス」を育成した。宮崎県総合農業試験場・花き部・育種科 背景・ねらい 既存のデルフィニウムの栽培品種は個体による形...
要約 パーティクルガン法を用いてユリ類へ遺伝子を導入する際、無菌培養したリン片の切り口を上にして同心円状に列べて固定し、近距離・高圧で処理することで、子球発生部位である2~3層目の細胞への遺伝子導入が...