ヘアリーベッチを用いたリビングマルチ栽培の飼料用大豆への雑草防除効果
要約 ヘアリーベッチのリビングマルチは、飼料用大豆の雑草防除手段として有効だが、防除効果は雑草の種類により異なり、オオイヌタデやシロザが優占する圃場では効果が大きく、ホソアオゲイトウやイネ科雑草が優...
要約 雪割りによる土壌凍結深の制御技術において、凍結する深さを30cm 前後に制御すると、バレイショの越冬を防ぎつつ、畑からの温室効果ガスの放出や肥料成分の流出も抑えられる。 キーワード 土壌凍結深制御、...
要約 テンサイ「北海104号」は、主要病害である黒根病および褐斑病に対して北海道の優良品種で最も強い抵抗性を有し、そう根病抵抗性と抽苔耐性を備えた高度複合病害抵抗性品種である。 キーワード テンサイ、高...
要約 カンショ「スズコガネ」は種小いもを圃場に直接植え付ける省力的な直播栽培に適しており、貯蔵性に優れ、線虫抵抗性を備える。焼酎製造時の純アルコール収得量は「コガネセンガン」と同等以上であり、焼酎の...
タバコカスミカメのアザミウマ類に対する防除効果はバンカー植物で増強できる
要約 アザミウマ類などの捕食性天敵であるタバコカスミカメが増殖可能な植物をバンカー植物としてキュウリ施設内に植栽し天敵を予め維持することにより、アザミウマ類に対する防除効果を高めることができる。 キ...
加工・業務用ホウレンソウの機械収穫体系を利用した刈り取り再生栽培技術
要約 歩行型の加工・業務用ホウレンソウ収穫機を利用することで、省力化と生産費の削減が図られ、刈り株から再生した2番草を再収穫することが可能となる。再収穫により厳冬期の収穫量確保とともに、さらなる生産...
トマト、さやえんどう、スイートピーの初期生育に影響する土壌中クロピラリド濃度
要約 供試した作物の中でトマト(ミニトマト)はクロピラリドに対する感受性が最も高く、土壌中クロピラリド濃度が1 μg/kg乾土以上で初期生育に影響が現れる。また、土壌中クロピラリド濃度が高いほど早くかつ複...
要約 大豆2~4葉期のフルチアセットメチル乳剤処理による大豆品種の初期薬害程度は温暖地では小さいが、寒冷地では強く生じることがある。初期薬害程度には品種間差異があり、また、他の農薬との混用で、初期薬害...
要約 栽培中のホオズキに感染しているウイルス種を判別し、次作ではこれに対応する単独あるいは複数のワクチンを予め接種した親株の地下茎を苗として利用する。これにより、ウイルス病の症状が抑制され、品質が向...
赤色光を昼間に作物に照射し、ミナミキイロアザミウマの誘引を抑制する
要約 660nmのピーク波長を持つ赤色光を、緑色の植物に昼間だけ照射することで、ミナミキイロアザミウマが寄主植物に近づく行動を抑制できる。 キーワード 光防除、赤色光、物理的防除、行動 背景・ねらい ミナミ...
検疫有害植物Candidatus Liberibacter solanacearumを検出できる新規プライマーセット
要約 新規に開発したPCRプライマーにより検疫有害植物Candidatus Liberibacter solanacearum(Lso)を特異的かつ高感度に検出できる。本プライマーは、コンベンショナルPCRおよびリアルタイムPCRのいずれ...
要約 圃場内外への天敵温存植物の植栽と天敵に悪影響の少ない殺虫剤の選択によって土着天敵の定着や増殖を促すことにより、薬剤抵抗性を発達させて難防除害虫となっているアザミウマ類やハダニ類等を安定的に管理...
おとり植物を用いた土壌中のジャガイモモップトップウイルスの定量評価法
要約 土壌懸濁液の10倍段階希釈液中でおとり植物のミニトマトを3週間栽培後、各希釈段階におけるミニトマト根部からのジャガイモモップトップウイルス(PMTV)の検出数から、最確値法により土壌中のPMTV汚染程度を...
土壌病虫害複合抵抗性台木用トウガラシ品種候補、トウガラシ安濃交3号
要約 トウガラシ安濃交3号は、疫病、青枯病、ネコブセンチュウに強度抵抗性を示し、トバモウイルス抵抗性遺伝子としてL3を持ち、穂木...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
野外の粘着トラップに捕殺されたコナガ成虫は8日以内までPCRに利用できる
要約 野外に設置する粘着トラップから回収するコナガ成虫を、薬剤抵抗性遺伝子診断等のPCRに利用する場合、放置期間が長いほど紫外線によるDNAの劣化が進むが、放置期間が8日以内であればPCR成功率はほぼ9割を超...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
大果で収量性が高く、省力栽培が可能なイチゴ新品種、「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は促成栽培に適し、連続出蕾性に優れた多収品種である。冬期の草勢が強く草勢維持が容易で、大果で秀品率が高く、収穫・調製作業...
要約 ネオニコチノイド系殺虫剤に抵抗性を発達させたワタアブラムシには、その作用点であるニコチン性アセチルコリン受容体の遺伝子に点突然変異がある。...
強度のレタスビッグベイン病抵抗性を有するマーカーフリー組換えレタス
要約 ミラフィオリレタスビッグベインウイルスの外被タンパク質遺伝子を標的としたRNAi誘導コンストラクトをTwo T-DNA法によって導入し選抜したレタスは、...