要約 バラの少量土壌培地耕は、1株あたり2l程度の土壌を培地に使用する養液耕の一種で、品種に応じた苗の種類や仕立て方を選択することで、ロックウール耕と同等以上の収量や品質が得られる。また、養液を循環利...
コマツナ単葉を用いたオガクズ牛糞堆肥の簡易・迅速腐熱度判定法
要約 特別な装置を必要としない簡易迅速な堆肥腐熟度判定法として、堆肥の水抽出液によるコマツナ単葉の新鮮重の減少を指標とした方法を開発した。 キーワード オガクズ牛糞堆肥、腐熟度判定、単葉検定、吸水阻害...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
汁液分析を利用した立毛中のソルガム類の硝酸態窒素の簡易推定法
要約 スーダングラスを含むソルガム類の出穂期以降の作物体の硝酸態窒素濃度は、稈長に対して地際から1/4の部位より1~2cm幅の茎切片の硝酸態窒素濃度の汁液分析と植物全体の乾物率から推定できる。 キーワード ...
品種選定によるトウモロコシのミネラルバランスの改善及び窒素吸収量の向上
要約 飼料用トウモロコシのK、Ca、Mg、N、P濃度においては品種間差が認められる。CaあるいはMg濃度の高い品種の選択によりミネラルバランス(K/(Ca+Mg)当量比)の改善、乾物収量の高い品種の利用により窒素吸収量の...
幼苗検定による低硝酸態窒素濃度のイタリアンライグラス系統の作出
要約 幼苗時の硝酸態窒素濃度に基づいて表現型循環選抜を繰り返すことにより、低硝酸態窒素濃度のイタリアンライグラス集団が作出できる。市販イタリアンライグラス品種の硝酸態窒素濃度には品種間差が存在し、作...
出穂期窒素追肥による小麦子実タンパク上昇効果の土壌間差とその要因
要約 出穂期窒素追肥による小麦子実タンパク質含有率の上昇効果には土壌間差が認められる。追肥窒素1 kg/10a当たりの上昇量(%)は、典型淡色黒ボク土:0.07、細粒質普通灰色低地土:0.12、多腐植質厚層黒ボク土...
重窒素自然存在比法を用いたサトウキビおよびBrachiaria属牧草の窒素固定量の推定
要約 圃場における植物体内細菌(エンドファイト)による窒素固定量を、重窒素自然存在比法により推定できる。1作あたりの窒素固定量はBrachiaria属牧草で0.67~4.32kg 10a-1(窒素固定寄与率17~28%)、サトウ...
要約 カーネーション栽培後の培地への窒素残存量は、施肥量が実栽培面積1平方メートル当たり70g程度までは少ない。窒素残存量が少ない施肥量で栽培したカーネーション1作が吸収する窒素量は、実栽培面積1平方...
要約 ダイズの害虫であるフタスジヒメハムシの根粒摂食による生育抑制は顕著で、エチルチオメトン粒剤を播種溝施用すると高い防除効果が得られる。この結果ダイズの初期生育が確保され、収量が向上する。 キーワ...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
代かき・施肥・播種作業を同時工程で行える水稲の空気噴射式湛水直播機
要約 代かき直後に空気圧によって肥料と種子を同条に施肥播種することができるトラクタ装着型空気噴射式湛水直播機を開発した。播種までの作業時間は田植機搭載型機の約80%に短縮できる。 キーワード 水稲、空気...
水稲の空気噴射式湛水直播機を利用した打ち込み施肥による全量基肥栽培
要約 代かき・施肥・播種作業を同時に行える空気噴射式湛水直播機を利用して、被覆尿素配合肥料を打ち込み施肥することにより、施肥労力の削減が図られるとともに、コシヒカリなど倒伏に弱い品種の湛水直播全量基...
要約 開花期に肥効があるシグモイド型被覆尿素を中耕時に追肥すると、分枝莢数の増加及び百粒重の低下防止により極めて高い増収効果がある。この効果は、低収ほ場ほど高く、300kg/10a以上の多収ほ場では小さい。 ...
代かき同時播種機を用いたコシヒカリの湛水土中点播による安定栽培技術
要約 適正播種深度を確保するのには、ゴルフボールの露出高5~20mm程度の播代硬度とし、ひたひた水状態で30×20cmに播種する。基肥窒素量は慣行施肥が移植の40%減肥、全量基肥ではLP40とLPS120のブレンド肥料で...
要約 曝気処理した豚尿は窒素並びにカリ成分に富んでおり、カリ(K2O)20kg/10a相当の尿施用によりリン酸施肥のみでかんしょ(ベニオトメ)の栽培ができる。 キーワード かんしょ、豚尿、施肥削減 背景・ねらい ...
要約 既存の法面において、除草剤散布後にセンチピードグラス(暖地型シバ草)をセル苗で移植し、1年目に数回の草刈りを行うと、2年目以降は除草剤のスポット処理を中心とした省力管理が可能な植生に転換できる。...
要約 刈払いによる除草管理が困難な大規模畦畔において、土壌流亡と雑草の発生を抑制するマルチで法面を被覆し、景観形成効果の高いシバザクラのセル苗を植栽することによって省力的に管理することができる。 キ...
要約 気温、葉面積指数、日射量から水田地温が推定でき、それを用いて精度よく被覆肥料の溶出予測が行える。 キーワード 水田地温、推定、被覆肥料、溶出予測、葉面積指数 背景・ねらい 被覆肥料を用いて水稲を全...
要約 オリエンタル系ユリやアジアティック系ユリにおいて、下位葉から中位葉の葉先が黒変する生理障害は、鉄の過剰吸収が原因と考えられ、土壌の酸性化や多肥によって助長されることが判明した。 キーワード ユリ...