要約 湛水土中直播栽培の「コシヒカリ」において登熟歩合を80%以上確保するためには、m2当たり籾数を27,000粒以下にする。また、倒伏を防止するため稈長を85cm以下に抑え、首立ち過剰による稈の細稈化に注意する...
要約 形態異常の出現は環境要因に影響されていると考えられ、飼育水温との関係を調査した。その結果、18℃以下の飼育で眼位異常の発生率が低く、逆に有眼側白化の発生率は高くなり、18℃での飼育が望ましいことが示...
要約 平成8~9年のミギガレイは福島県の底びき網漁業におけるカレイ類の漁獲量の上位を占めていた。また平成9年9月から10年6月にかけて漁獲物の精密測定を行ったところ漁獲物には未成熟の個体が多く含まれている...
要約 松川浦に出現する魚類について、これまでに得られた生態的知見を整理した。また浦内での採捕数と外海での漁獲量の関連を検討した結果、イシガレイについては、正の相関が見られ、ある程度の漁獲予測が可能と...
縦型強制発酵機における木材チップ脱臭装置の脱臭効果と発酵処理豚糞の成分調査
要約 縦型強制発酵機において、敷き料稲ワラ混合豚糞に浄化槽余剰汚泥脱水ケーキを添加した発酵処理は可能で、発酵処理豚糞の成分は僅かに変化し、脱水ケーキの添加前処理の差により、発酵状況と発生アンモニアの...
要約 生後7日間は初乳を1日2回給与、2週齢からは代用乳の1日1回定量哺乳とし6週齢で離乳した。4週齢まで人工乳給餌器を使用し、固形飼料の食い込みを早める工夫をし、良好な発育成績を得た。 背景・ねらい 年々規...
要約 牧草地に発生したムギダニに対し、スミチオン乳剤1000倍液を10aあたり100リットル散布したところ、生息数の減少があり防除効果を確認したことから、登録農薬としての適用を拡大し防除法として確立した。 背...
要約 桑椹(桑の実)は赤色色素(アントシアニン)を多量に含むほか、クエン酸を主成分とする抗酸化性、活性酸素種消去能を有している。そのまま、もしくは加工原料として、ヨーグルト、ジュース、ジャム等への利用が...
要約 コウリュウ粉末を使用した人工飼料による天蚕の飼育は、市販飼料やクヌギ粉末を使用した人工飼料の場合と比べて、幼虫の胸脚異常割合は少なく、繭重も重くなる。このため、天蚕人工飼料としてコウリュウ粉末...
要約 密植機械化桑園において、被覆肥料配合固形肥料を用いた年1回施肥法は従来の施肥法と比べ収量に差はなく、施肥管理作業の省力化が図られる。 背景・ねらい 先進国型養蚕に対応した栽桑技術を確立するため、<...
要約 当場施設を用いた組織培養桑苗生産は、しんいちのせの場合、夏で450本の継代を9回実施して11,089本のセル成型苗を生産でき、苗1本当たりの生産費は約36円と試算される。同様に冬では、300本の継代を8回実施...
要約 蚕座への木酢液の原液散布は硬化病発病抑制に対して高い効果を示す。また、蚕の計量形質に与える悪影響は認められないことから、木酢液の原液散布による硬化病の発病抑制が可能である。 背景・ねらい 近年、...
要約 培養条件下で生育するリンドウ(エゾ系)の糖組成を調べた。培養条件(空気供給量)を変えると糖組成は変化し、供給空気量の増加にともなって、根の糖含有率は明らかに増加し、通気条件下の個体では、野外個体と...
要約 ハイブリッドスターチス'ミスティーブルー'の促成栽培における切花の山の回数は、加温温度を最低気温10度Cにした場合は1回、15度Cの場合は2回である。10月下旬の定植から切花率30~40%までの日平均積算温度...
葉ダイコン散播によるアブラナ科野菜根こぶ病菌の休眠胞子密度低減効果
要約 葉ダイコンCR-1を散播し、鋤込むことにより、土壌中のアブラナ科野菜根こぶ病菌休眠胞子密度を無作付の5~30%に減少させることができる。これは葉ダイコンによる根こぶ病菌の根毛感染の誘引が一因である。 ...
要約 ハクサイ優良苗の大量生産のための育苗法は、容積10.5cc(288穴)のセルトレイを用いた2週間育苗が効率的であり、この場合の施肥量は、用土1リットル当たり、窒素成分で250mgが適当である。 背景・ねらい 近年...
要約 アールス系メロンの無農薬有機栽培では、カボチャ台の茎葉の活用、整枝法の改善、落葉堆肥の溝施用、天敵保護のための野草帯形成等により、連作3年目から高品質・多収となり、アブラムシ被害もなくなる。 背...
要約 高温条件下での半つる性サヤインゲンの結実不良や生育不良さや発生の要因は、葯の形成が不良になるとともに花粉機能の低下に由来する。 背景・ねらい 半つる性サヤインゲンはハウス栽培(無加温半促成、無加...
要約 草生栽培では、5月から収穫期まで樹体への窒素供給が制限されるが、果実肥大、樹の生産性にほとんど悪影響を及ぼさず、果実の着色向上効果がある。 背景・ねらい 草生栽培は有機物の補給、土壌の侵食防止等...
要約 「豊水」の側枝の効率的な短果枝養成のための予備枝せん定基準は、長さ110cm、太さ10mm程度の新梢の30%程度切り戻しとする。これにより、翌年の腋花芽分化率が高まり、慣行の予備枝せん定法より1年早く短果...