要約 揉捻機に電気抵抗式水分センサを取り付け、揉捻工程中の茶葉の電気抵抗値の変化を計測した。その結果、工程中の茶葉の電気抵抗値の計測が、揉捻工程の自動化につながるセンシング技術として利用できる。 背...
要約 チャノミドリヒメヨコバイの密度調査には叩き落としが有効であった。新芽への被害は、生育初期の加害の影響が大きく、1葉期初期から芽当たり幼虫1頭の加害を受けると8割程度の減収となった。このことから、...
要約 チャの二段摘みの時期と位置を明らかにした。摘採中後期になり荒茶単価が下がってきた時期に、一回目の摘採収量が全体の45~55%になる位置で行うと収益性が高まる。重さの異なる2種類の板を新芽に乗せ、その...
要約 二番茶の摘採面が低いと翌年一番茶は新芽数が増加して増収し品質では外観点が優れる。秋整枝面が低い場合も翌年一番茶の新芽数は多く増収する。したがって、農家収入の依存度が高い一番茶で増益を図るために...
山間傾斜地における不耕起栽培下での土壌の理化学性と茶樹の生育
要約 傾斜地茶園において、3年間耕起処理の違いが土壌の理化学性や茶樹の生育に及ぼす影響について調査した。一番茶、二番茶の生育、収量、品質に耕起処理の違いや傾斜度の違いによる差は認められず、不耕起によ...
要約 チャの培養茎頂、実生組織由来の不定胚・多芽体を用いて液体窒素中で超低温保存する技術を開発した。超低温処理後の植物体には外見上あるいは遺伝子レベルにおける変異が認められず、保存後再生個体の遺伝的...
要約 多収で香味豊かな中生種「70-11-6」が育成された。摘採期は'やぶきた'と同時期、樹勢は中程度、収量は'やぶきた'より多い。品質は形状が細よれで、香気は持続性のあるさわやかな清涼感を持つ。 背景・ねらい...
要約 レール走行式茶園管理装置の作業速度は慣行法と変わらないが、作業能率は慣行法よりやや劣る。摘採と防除の作業精度は慣行法より優れている。作業強度は防除作業で軽減できるが、摘採と中耕作業では慣行法と...
自園自製自販型経営におけるレール走行式茶園管理装置の導入効果
要約 レール走行式茶園管理装置は、可搬型に比べて労働時間が減少し、家族労働力での規模拡大が可能である。また、品質向上と併せた所得の向上、摘採等の1人作業ができるため効率的な労働力配置が可能、作業強度...
バラのアーチング仕立てにおける冬期切り上げ採花による収量増加
要約 バラ(`ローテローゼ'`ティネケ')のロックウール栽培におけるアーチング仕立て法において、10月から3月までの冬期間に切り上げて採花することにより、基部で連続して採花するよりも収量増加が図られる。 背...
要約 適期の3~4日前に収穫したスプレーギクを2%ショ糖+クリザールOVBまたは8HQCを含む開花液に入れて3~4日処理すると、適期に収穫したつぼみと同程度かそれ以上に大きく咲き、花弁の発色や日持ちも問題ない。こ...
要約 高糖度トマト生産に適した低段密植栽培用で、10株単位で根域を制限する遮根培地ユニットと、不織布を利用した目づまりのない点滴給液装置を備えた養液栽培システムを開発した。 背景・ねらい 水分ストレスの...
要約 かんきつ新品種「不知火」に温州萎縮ウイルス、カンキツタターリーフウイルスの感染が確認され高接ぎ増殖が汚染を助長した物と推測された。 背景・ねらい 最近の急速な品種更新にともない全国の産地でウイル...
要約 ぽんかんの収穫期間際に発生する水腐れは、完全着色期以降の果実が10℃以上の温度条件で、48時間以上濡れた状態にあると、果皮の吸水量が多くなるために発生することが明らかとなった。果皮の着色が6分程度の...
要約 肩断面の筋肉における総色素量は、僧帽筋>頸棘筋>広背筋>深胸筋>胸最長筋順で、a値と同様の傾向を示した。屠畜時体重と総色素量の関係は、体重の増加により若干増加するが、その増加量は少なく、屠畜日齢...
多重染色蛍光インサイチュウハイブリダイゼーション法による豚X,Y精子の迅速判別
要約 多重染色蛍光インサイチュウハイブリダイゼーション法により豚Y染色体と1番染色体を同時に検出することにより確実な豚X,Y精子の判定が可能となった。更に,ハイブリダイゼーション等の処理時間を短縮すること...
要約 日本,台湾及びタイから,34種のコバチ類がミカンハモグリガの寄生バチとして確認された。各地の優占種はSympiesis striatipesとQuadrastichus sp.(以上日本),Ageniaspis citricolaとCitrostichus phyllo...
要約 ミカンヒメコナカイガラムシの発育速度から有効積算温度,発育零点を求めた。これらをもとに野外における発生回数,時期を気温から予測することができた。 背景・ねらい
ミカンヒメコナカイガラムシは体...
要約 ウンシュウミカンの重要ウイルスである温州萎縮ウイルスの塩基配列を世界で初めて明らかにした。塩基配列の解析の結果,温州萎縮ウイルスのRNAポリメラーゼ遺伝子は他のウイルスと相同性が極めて低い特殊...
エチレン処理追熟時にエチレン生成が起こりにくいキウイフルーツ系統の発見
要約 キウイフルーツの果実は、それ自体、追熟しにくいことから、追熟のためのエチレン処理が行われるが、この際にもエチレン生成の起こりにくい系統(AMー203)の存在することが明らかになった。この系統はエチレ...