要約 強い血管新生阻害作用がある機能性成分トコトリエノールは、工業用分離技術である擬似移動層クロマトグラフィーを適用することにより、米油の製造工程で生ずる残さである脱臭スカム油から94%以上の高純度で...
各種有機質肥料のδ15N値とコマツナ、キュウリのδ15N値の特徴
要約 有機質肥料のδ15Nは、大豆粕のようにマイナスの値のものから家畜ふん堆肥の一部のように15以上の値を示すものまで広範囲にわたり、コマツナとキュウリのδ15N値は、使用した有機質肥料のδ15N値の直...
株間局所送風によりトマト灰色かび病及び葉かび病の発病を抑制できる
要約 トマト株条間に配置したダクトチューブを使用し、株に局所的に送風することで、トマトの灰色かび病や葉かび病の発病を効率的に抑制することができる。比較的小型の送風機での導入が可能なため、導入コストも...
夏秋どりイチゴ栽培での近紫外線除去フィルム被覆は果実の外観を良くする
要約 夏秋どりイチゴ栽培のハウス被覆資材に近紫外線除去フィルムを使用すると、アザミウマ類の食害による被害果が顕著に少なくなるとともに、果実の色が明るく鮮やかになる。 キーワード 夏秋イチゴ、近紫外線除...
要約 ブロアなどを用い大玉トマト花房に送風することで実用的な着果促進が可能である。夏秋トマト栽培における本方法での労働時間は、慣行方法のホルモン処理とほぼ同等である。 キーワード 大玉トマト、着果促進...
要約 病斑発現後の低温により、平年に比べ、葉いもち病斑は長期間高い胞子形成能を維持する。病斑発現後の15度C以上の有効積算温度と胞子形成能の間には高い相関が認められる キーワード 水稲、葉いもち、低温、...
要約 野蚕絹フィブロインの粉末化は、銅エチレンジアミン溶液による溶解法を適用して溶解した野蚕絹フィブロインを直ちにゲル化沈殿させ、これを粉砕、乾燥して短時間で容易に行うことが出来る。 キーワード 野蚕...
茶刈機を利用した1-デオキシノジリマイシン高含有桑葉の収穫法
要約 桑に含まれる血糖値上昇抑制成分1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は、枝条の上位葉で含有量が多いため、茶刈機を使用することにより、効率的にDNJ高含有桑葉を収穫することができる。 キーワード 桑、DNJ、...
遊休桑園で桑樹を伐採・積載・搬出せずに剥皮処理しながら牧草を導入する方法
要約 林地化した遊休桑園での不耕起牧草導入法として、草刈り鎌での桑樹の剥皮と管理放牧および播種前の除草剤散布を行った後に土粒シードペレットを用いた播種と施肥を行うと、良好な牧草導入と作業の軽労化およ...
要約 福島県郡山市でイチゴの消費者ニーズを調査した結果、イチゴの購入時に「産地」「品種」を重視することが示唆され、それは子供の存在と因果関係のある「健康志向」の食生活スタイルと関係が深いことが明らか...
要約 オウトウの平棚栽培は、初期収量が少ないが7~8年生になると慣行栽培と同等の収量が得られ、商品性も向上する。さらに、収穫作業の省力化が図られるとともに、低い雨除け施設の利用が可能であることから、...
要約 モモ品種の果実形質とSSRマーカー遺伝子型を基に判別分析を行い、果肉色と果実pHを判別可能なSSRマーカーを取得した。本マーカーを使用することで、モモ実生集団から目標とする個体を早期選抜することが可能...
改良型複合交信かく乱剤コンフューザーMMを利用したモモ害虫防除
要約 コンフューザーPに対する抵抗性が発現したリンゴコカクモンハマキ対策として、ハマキムシ類に対する成分を強化したコンフューザーMMが登場した。本剤を試験した結果、抵抗性のリンゴコカクモンハマキに対...
要約 有機質肥料を施用した土壌での陸稲の生育は、土壌中の無機態窒素量と相関はなく無窒素区より生育が増加する。また、陸稲はアミノ酸を窒素源として無菌状態で生育させると、アミノ酸の種類によって生育が異な...
要約 そば「会津3号」は、福島県の在来種「下郷町在来」から選抜育成された系統で、外観品質に優れ、収量・食味とも「信濃1号」に優る。 キーワード そば、新品種、会津3号、外観品質、収量、食味 背景・ねら...
夏季高温期の紫アスパラガスの着色には光強度と夜温の影響が大きい
要約 紫アスパラガスの着色(アントシアニン産生)には、光強度と気温が関与している。光強度の影響が最も大きく、次いで夜温で、弱光、高夜温条件で着色が顕著に阻害される。 キーワード 紫アスパラガス、アント...
要約 ホモプシス根腐病菌をキュウリ苗に接種すると、根部の維管束に沿って伸長する太い菌糸と皮層細胞に蔓延する細い菌糸が観察される。この特徴はタイプ標本由来株ならびに本邦で分離されたホモプシス根腐病菌に...
要約 繊毛虫に特異的な塩基配列を明らかにしPCR増幅用プライマーを作成した。それを用いて、土壌など環境中のDNAを増幅することにより、繊毛虫の存在を検出できる。 キーワード 繊毛虫、プライマー、18SrRNA、PCR...
要約 トマトの茎の地際から、切り花着色液を0.5から5気圧まで段階的に加圧注入すると、野外において根を染められる。0-15cm土層では、株元はその株の根が占め、株間では両方の株の根が分布する。15-30cm土層では...
市販キットを利用した簡易ATP測定による淡色黒ボク土壌の土壌バイオマス評価
要約 淡色黒ボク土壌をリン酸緩衝液に懸濁し、その懸濁液に市販キットのATP消去剤、ATP抽出試薬および発光試薬を加えてルミノメーターで測定すると、土壌中のATPを迅速に測定できる。農業現場において簡便・迅速...