株元から汚染部位までの距離がキュウリホモプシス根腐病の発病に与える影響
要約 株元から汚染部位までの距離が異なる土壌カラムにキュウリ苗を移植した場合、非汚染部位に伸展する根にもホモプシス根腐病が発生し、その発病程度に顕著な違いはない。一方、萎凋症状の発症時期は汚染部位ま...
要約 麦類をリビングマルチとして利用する大豆栽培のための麦類・大豆同時播種機を製作した。1工程で大豆を3条,麦類を大豆の条と条の間に2条ずつ条播し、整地、施肥も同時に行うものである。作業能率、播種精度...
要約 イチゴの夏秋期施設栽培において、ハダニ類防除に天敵ミヤコカブリダニを放飼し、アザミウマ類の侵入抑制に近紫外線除去フィルムおよび防虫ネットを用いることを核とした防除体系により、化学合成殺虫剤の投...
要約 キュウリホモプシス根腐病発生圃場の土壌中では、キュウリを3年間作付けしなくても本病菌は残存している。発病の程度は、水稲作付けした場合、年数の経過により低下してくるが、畑地では、3年経過しても低...
要約 ブロッコリーのセル育苗時、定植1週間前から0.3%食塩水を灌水すると、苗の耐干性が高まり、高温乾燥条件下で定植した場合の初期生育や収穫の斉一性が高まる。 キーワード ブロッコリー、セル育苗、食塩水、...
要約 在来ネギの「阿久津曲がりねぎ」は、盛夏期に植え替えることにより葉鞘が柔らかくなり、糖含量が増し品質が向上する。 背景・ねらい 福島県郡山市阿久津地区では、明治30 年頃に導入されたと伝えられる在来...
要約 寒締めにより品質向上が期待できる品種として、クリスプヘッド(玉)レタスでは「シリウス」及び「サリナス88」、リーフ(葉)レタスでは「レッドウェーブ」及び「レッドリッチ」が適している。 キーワード ...
萌芽が早く、収量性が高い、若茎色が紫色のアスパラガス新品種「福島交8号」
要約 若茎色が紫色のアスパラガス「福島交8号」を育成した。この品種は、既存の紫アスパラガス品種と比較して、萌芽が早く、収量性が高い。 キーワード アスパラガス、品種、育種・選抜 背景・ねらい 福島県のア...
要約 イチゴ果汁希釈液の緩衝容量を、果汁希釈液の水酸化ナトリウム添加前後のpH差と、添加する水酸化ナトリウム量から求めると、滴定酸度の間に高い相関関係があるため、イチゴの酸度を短時間、簡便に推定でき...
要約 防虫ネット被覆ハウス内では、露地と比較して風速が顕著に低下する。このハウスで夏秋ナスを栽培することにより、傷果、すれ果の発生が軽減され、商品化率、収量が向上する。 キーワード 防虫ネット、気温、...
要約 従来から精製が難しく未利用であった天蚕絹タンパク質セリシンを抽出・精製する方法を見出し、このセリシンを配合すると、紫外線吸収や保湿性に優れ、さらにしっとりとした潤い感のある化粧水を調合すること...
イチゴの「産地」「品種」情報のPRは「リタイア世帯」と「子供あり世帯」がターゲット
要約 イチゴの「産地・品種」因子は、「リタイア世帯」が重視している。また、「子供あり世帯」が「言語情報」因子を重視することから、「リタイア世帯」に加えて「子供あり世帯」に対して「産地」「品種」情報を...
要約 消費者は、全て地元産の素材で作られた「喜多方ラーメン」に付加価値を認めるが、その価値は「会津地域」に居住する人は「会津地域以外」に居住する人より厳しい値であった。また、「高すぎて注文しない」と...
要約 花色が鮮やかな青紫色で、福島県内の阿武隈山間や会津地方等のリンドウ主産地において8月下旬に開花するリンドウ新品種「ふくしましおん」を育成した。 キーワード リンドウ、育種、福島県オリジナル品種 背...
糖度13%、収量4tを実現するナシ新品種「涼豊」の着果管理法
要約 満開後30 日までに予備・仕上げ一括摘果として4~ 6 番果を対象に3 果叢に1 果を残す。満開後121 日頃に横径が8 cm 以下の果実を対象に修正摘果し、1 平方メートル当たり6~ 8 果の着果量とすること...
福島県産豚の安定供給及びブランド化に向けたデュロック種の造成
要約 福島県産豚の安定供給及びブランド化に向けて、三元交雑豚の止め雄であるデュロック種の造成を行う。1日平均増体重は919.9g/日、背脂肪(背)の厚さは1.79cm、ロースの断面積は38.5 ㎠となり、肉豚生産に広く...
要約 福島県において納豆用小粒大豆「すずほのか」は「コスズ」より収量が劣るが、中通り・浜通りにおいて晩播で畦間を70cm、株間を10cmとすることで、「コスズ」に近い収量を得ることができる。また、この時、畦...
出穂期の窒素追肥が硬質小麦「ゆきちから」の灰分含量に及ぼす影響
要約 中華麺用原料に供するためにタンパク質含量の増加を目的とした出穂期の窒素追肥により、ゆきちからの灰分含量は全粒では同等もしくはわずかに高くなるが、ランク区分の許容値を超えることはない。一方,小麦...
土壌のリン脂質脂肪酸組成は有機栽培と慣行栽培で差が認められない
要約 ミニトマト栽培農家圃場において、土壌微生物性の指標であるリン脂質脂肪酸の含量、組成に基づく多様性指数(シンプソン指数)および組成は、有機栽培と堆肥等の有機物を施用している慣行栽培との間で差は...
大豆畑におけるメヒシバのシードバンクは夏までにほとんど枯渇する
要約 東北の大豆畑におけるメヒシバのシードバンクは発芽や死亡により夏までにほとんど枯渇する。また、大豆の不耕起栽培ではメヒシバのシードバンクは地表面に集中する。メヒシバの埋土種子の寿命が短いことがこ...