コマツナ連作は、糸状菌の指標リン脂質脂肪酸割合の増加とリン脂質脂肪酸の多様性低下を引き起こす
要約 糸状菌バイオマスと相関のある糸状菌の指標リン脂質脂肪酸(18:2ω6,9)の含有率はコマツナの作付回数とともに増加する傾向にある。また、微生物由来の全リン脂質脂肪酸組成の多様性はコマツナの作付回数とと...
要約 「コシヒカリ」と比べ、試験ほ場で栽培された有色米および市販の有色米でカルシウムの含量がかなり多く、市販の有色米ではさらに鉄、カリウム、マグネシウム、リンの含量も多い。 キーワード 有色米、ミネラ...
不耕起大豆栽培におけるカバークロップとしての冬作大麦の雑草抑制効果
要約 冬作大麦をカバークロップとして栽培すると、次作の不耕起大豆栽培において雑草を抑制する効果がある。この抑草効果は主として一年生夏雑草の出芽抑制に由来する。 キーワード ダイズ、カバークロップ、不耕...
桑葉に含まれる血糖値上昇抑制物質1-デオキシノジリマイシン量を高める調製加工法
要約 1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は、桑葉に含まれる血糖値上昇抑制物質である。製品中のDNJ含量は、DNJを高含有する桑葉原料とDNJ損失の少ない加工法を組み合わせることにより、従来製法に対し約10倍に高める...
ノンパラメトリックDVR法によるリンドウ‘ふくしまかれん’の開花予測
要約 リンドウ‘ふくしまかれん’の開花日は、日平均気温を予測変数にしてノンパラメトリックDVR法を用いることで腋芽発生(開花約140日前)から予測ができる。また‘ふくしまかれん’は日平均気温21℃で生育速度が...
要約 夏秋出しのハイブリッドカラーでは、簡易隔離床に地下水を通水して地温を抑制しながら土壌水分を一定に管理すると、軟腐病による球根腐敗の発生を抑えることができる。 背景・ねらい ハイブリッドカラーの夏...
要約 夏秋キュウリの有機栽培において、0.4mm目合いの防虫ネット被覆資材を活用すると、生育が促進され、アブラムシの発生が抑制され、収量が多くなる。 キーワード キュウリ、有機栽培、防虫ネット、アブラムシ ...
硫黄酸化細菌を使用したトマトロックウール栽培排液の硝酸態窒素除去法
要約 トマトロックウール栽培温室内に硫黄酸化細菌による浄化装置を設置することにより、硝酸態窒素濃度200ppm程度の排液を10ppm以下まで低下させることができる。 キーワード トマト、ロックウール栽培、排液、...
要約 クサネムの種子の乾熱70度Cの1日処理は、短時間で高い発芽率が得られる簡易な休眠覚醒法である。 キーワード イネ、雑草、クサネム、発芽、乾熱処理 背景・ねらい クサネムの発生は休眠が深く著しく不斉一(...
米糠、菜種油粕の表面散布による除草を行ったときの水田土壌の変化
要約 水田において米糠等の表面散布による除草法を行うと、表面土壌Ehの急激な低下が起こり、二価鉄や酢酸などの発芽や生長に悪影響を与える物質が増加する。一方、5cmの深さでは、米糠等の表面散布によるEhの低...
要約 梅の砂糖漬けを加工する際に行われる梅割作業を連続に行える梅割機である。梅割機を用いると高精度、高能率に梅割を行うことができ、核取り作業も容易になる。 キーワード ウメ、梅割、核取り、砂糖漬、加工...
要約 落葉後に枝を採取し、ごく簡易な方法でNPS(ニンヒドリン陽性物質)含量を測定することにより、モモ樹の初期生育を推定することが可能である。 背景・ねらい モモ園では不順天候や園地の老朽化による樹勢の...
要約 小麦「ゆきちから」の栽培において、基肥に肥効調節型肥料を用い、出穂期追肥を行うことにより、標準施肥に比べて、合計窒素施用量で2割減肥しても、収量が3割程度増加し、子実のタンパク質含量も高まる。 ...
要約 小麦「ゆきちから」を用い、基肥に肥効調節型肥料を利用し、麦踏みで生育を制御することにより、従来の播種適期より10日早い9月中旬播種が可能となり、収量及び子実のタンパク質含量とも安定して高い栽培が...
福島県中通り、浜通りにおける小麦「ゆきちから」の子実タンパク質含量の制御
要約 「ゆきちから」の子実タンパク質含量は、出穂期の止葉葉色だけでは予測が難しく4月上旬の茎数から予測ができる。子実タンパク質含量が11.5%より低下すると予測されるとき、出穂期追肥量を増加することで子実...
携帯型測定器による血中アンモニア濃度は受卵牛選定項目になりうる
要約 ホルスタイン種および黒毛和種とも受精卵移植時の血中アンモニア濃度が不受胎牛で高く、血中アンモニア濃度が受卵牛選定の1つになりうる。 背景・ねらい 県内の肉用牛及び乳用牛の改良促進を図るためには、...
要約 リードカナリーグラスは、化成肥料の投入水準を通常量の75%程度に低減可能であり、また、アルファルファを混播することにより、3番草の嗜好性を改善できる。大面積草地を有し、粗飼料生産に省力性と収量性を...
CDケースを利用した発芽試験と酸素消費量を組み合わせた堆肥の品質評価法
要約 牛ふん堆肥について、酸素消費量測定及びコマツナ発芽試験の組合せによる、品質評価法を開発した。この方法により、現地において、簡易に堆肥の品質評価ができる。 キーワード 家畜ふん尿、牛ふん堆肥、品質...
要約 果樹(もも、りんご)剪定細断枝はオガクズと1:1の割合で混合することで、敷料として利用可能である。また、果樹剪定細断枝と戻したい肥を用い、高さ60cmの発酵床とした場合、床の最高温度が54℃まで上昇し...
背景・ねらい モツゴの産卵期は4~8月で1産卵期における産卵回数は極めて多く、10回を超えることもある。福島県内においてモツゴはコイため池養殖の副産物として生産されており、その生産方法は、春にコイを養殖...