摘要 口蹄疫ウイルスの抗原変異株に対応可能な単クローン性抗体を新たに選抜して血清型 O に対する抗原診断法を開発し、類症鑑別の際に問題となる豚水胞病、水胞性口炎及びセネカウイルス病の全ゲノム解析法を確...
摘要 口蹄疫の迅速検査キットを民間と共同開発し、薬事承認を経た。本検査は国の公定検査法として採用され、全都道府県に配備中である。さらに、口蹄疫の血清型特異的迅速検査キットについて、海外の野外材料の検...
摘要 1.植物遺伝資源、微生物遺伝資源、動物遺伝資源及びDNAバンクの各分野で、遺伝資源の探索、収集、分類、同定、特性評価、保存、増殖、情報提供を実施し、植物7,622点、植物コアコレクション33セット、微生...
細菌・寄生虫感染症成立の分子基盤の解明と診断・防除のための基盤技術の開発
摘要 より特異性が高く現場で簡便に診断できる手法の開発に関しては、a) 牛の腸管に存在する抗菌性のレクチンであるRegⅢ?の抗酸菌増殖促進機構を解明する為に、ヨーネ菌破砕物を用いてウエスタンブロッティング...
摘要 ゲノムが既知であるCampylobacter jejuni 4株およびC. coli 1株、ならびに鶏糞便由来C. jejuni 16株、市販鶏肉由来C. jejuni 12株、計33株を実験に供試した。いずれの菌株でも25℃と比較して4℃では長期間、菌...
摘要 目的;国内の採卵鶏農場におけるワクモの浸潤率は85%以上である。養鶏業界では深刻かつ緊急な課題であるが、鶏舎内浸潤状況の把握ができないこと、薬剤抵抗性ワクモの出現が防除対策を阻む原因となっている...
摘要 生産段階における食の安全を確保するための簡易かつ特異性の高い診断手法の開発に関しては、a) 腸管出血性大腸菌多様性獲得因子について、ゲノムから挿入配列の切り出しを促進する因子であるIEEは環境応答(...
メタボローム解析やエンドファイト利用による作物の養分循環機能活用生産技術の開発
摘要 エンドファイトの共生による窒素固定の制限要因と活用条件の解明に関しては、a) カンショから分離した窒素固定エンドファイトBradyrhizobium属AT1株から、抗生物質二重耐性株を再分離した。その耐性株を用い...
摘要 高機能飼料調製利用技術に関しては、これまで作製した菌株ライブラリーのうち、MRS培地で培養できる豚回腸粘膜付着菌468株の同定を行い、Enterococcus、Lactobacillus、Pediococcus、Streptococcus、Weissel...
摘要 目的;国内におけるワクモの浸潤率は採卵鶏では85%以上、県内においても同様の浸潤である。ワクモの防除には市販殺虫剤の使用が一般的であるが、抵抗性の出現が報告されており、環境衛生防御資材などの使用...
家畜の外部寄生虫防除技術の確立 、1)採卵養鶏場におけるワクモの防除体系の確立
摘要 目的;国内におけるワクモの浸潤率は採卵鶏では85%以上、県内においても同様の浸潤である。ワクモの防除には市販殺虫剤の使用が一般的であるが、抵抗性の出現が報告されており、環境衛生防御資材などの使用...
摘要 ワクモ、トリサシダニとも市販殺虫剤に対する抵抗性の出現がみられるが、その傾向はワクモでの方が顕著である。ワクモの国内での浸潤率は、平成21年には65%であった。ワクモによる被害は鶏の生産性に及ぼす...
摘要 有色米給与による粗脂肪消化率低下などの負の効果を起こさず、ニワトリに酸化ストレス抵抗性の向上などの正の効果をもたらす有色米配合割合を検討した結果、飼料への有色米の配合割合を考慮することで、粗脂...
摘要 生産段階における食の安全を確保するため、汚染要因のリスク評価や簡易かつ特異性の高い診断手法の開発に関しては、a)サルモネラ血清型迅速同定法として、主要7血清型を迅速に判定可能なマルチプレックスPCR...
摘要 高機能飼料調製利用技術に関しては、a)生体防御に関わる自然免疫系ブタNLRP3細胞内受容体の全構造遺伝子を同定し、Lactobacillus乳酸菌株の刺激により、パイエル板及び腸間膜リンパ節由来細胞においてNLRP3...
摘要 家畜のデータ解析法の改善に関しては、1)制限付き選抜のための新たな遺伝的能力評価法として提示した線形計画法により雌雄同時に制限を付加した選抜方法が、従来法よりも優れていることを明らかにし、プロ...
摘要 hldD遺伝子はC. jejuniの細胞壁の完全性を保つことで鶏腸管内での胆汁酸抵抗性に関与すると推察された。また、serA遺伝子及びhydB遺伝子が、C. jejuniの胆汁酸抵抗性に関与することが示唆された。
摘要 1)腸管出血性大腸菌の遺伝子変異機構の解明に関しては、21年度に引き続いて分子生物学的解析を実施し、新規たんぱく質IEE(IS excision enhancer)の働きにより挿入配列が除去され、ゲノムが多様化するこ...
摘要 1)重要細菌性疾病防除技術の高度化では、豚レンサ球菌の調節系遺伝子clpP欠損株が弱毒ワクチン候補株としての適性を備えていること、同菌のSrtG線毛の形成にはマイナーサブユニットSpg2が必須であり、他の...
摘要 野外試験の結果、新薬剤散布後6週間で成ワクモは消失し、その効果は約4か月間持続した。また、散布された鶏舎から採取したワクモの卵から孵化した幼ダニの脱皮率は4週で0%となった。殺虫剤の抵抗性は各薬剤...