摘要 九州農試内の圃場で栽培したソバおよびダッタンソバの品種・系統を製粉して供試した。近赤外スペクトルを測定した結果、蛋白質含量の多いものは、2次微分スペクトルで、2100nmの吸収(デンプン由来)に比較...
甘しょ茎葉の茎葉の機能性を活かした新用途技術の開発(279)
摘要 茎葉利用のためのカンショ3品種、シモン1号、九系58、K66Mu72-2の葉について、収穫時期毎のビタミン、ミネラル、シュウ酸含量を検討し、収穫時期によりこれらの成分含量が変化することを明らかにした。特...
多用途開発を目指したさとうきびの抗酸化能など機能性の解明(278)
摘要 本課題では、さとうきびの多用途開発を目指し、機能性食品素材としての評価および活性成分の特性解明を行う。さとうきび5品種から製造された黒糖の成分を吸着クロマトグラフィにより分画し、NCo310及びNiF3...
カンショのトリプシンインヒビターの特性解明に関する研究(277)
摘要 本研究の目的は、カンショのトリプシンインヒビターの特性を明らかにし、家畜飼料として利用する際の基礎的データを得ことである。トリプシンインヒビターの活性(TI)測定については、合成基質を用いた発色...
摘要 1997年産小麦16品種および1998年産小麦4品種(標準、早播)を供試し、澱粉特性を調べた。「チクゴイズミ」は、アミロース含量が低く、糊化開始温度が高かった。一方「アブクマワセ」は、アミロース含量が高...
高付加価値加工食品創出のための暖地農産物の有用特性の評価(273)
摘要 アントシアニンを含む農産物の潜在特性解明のため、桑果実を未熟(熟度1)~完熟(熟度4)に分け、熟度別にラジカル消去活性を調べた。桑果実にはラジカルを消去する力があり、完熟のものが最も高い活性を...
摘要 甘しょ65品種・系統の塊根から抽出されたβーアミラーゼの熱耐性(62℃、10分間)を測定し、熱耐性の品種間差及び大豆より高い熱耐性を示す品種・系統は存在しないことを示した。Q90105-14の粉末から調...
摘要 今回、カンショ塊根の新機能性として、ヒアルロニダーゼ活性およびヤラピン含量について検討した。本酵素の阻害は抗アレルギー作用や抗腫瘍性につながる。ヤラピンは便通の改善作用が知られている。ヒアルロ...
摘要 腸内細菌によるカンショ繊維の資化性について検討した。供試した全てのカンショ繊維は善玉菌(ビフィズス菌)のB. breveおよびB. infatisによって資化された。B. adolescentisも市販繊維およびジェイレッド...
摘要 南九州地域の基幹作物であるカンショは、塊根については粉末、ジュース化等による新用途開発が精力的に進められている。しかし、茎葉はビタミン、ミネラル等優れた栄養成分を含有するにもかかわらず新用途開...
摘要 世界で栽培される米は多様性に富んでおり、それぞれの米はそれぞれの理化学特性にあった様々な方法で調理されている。各国の消費者の米に対する嗜好も日本のように軟らかく粘りに富んだ米飯を好む場合や、そ...
摘要 開発途上国の多くでは、収穫後の品質低下防止技術は未熟な状態にとどまっており、このことが、米穀を安定的に供給するための妨げになっている。安定供給のためには、米の貯蔵流通過程における品質劣化と損耗...
大豆を主原料とする蛋白質系食料素材化技術の開発および米を主原料とする食品素材の加工技術の開発
摘要 中国の主要な植物性供給源である大豆や米の利用促進を図るため、複合素材としての有効活用を目的とした次のような研究を実施した。大豆利用食品の一例として、豆乳を配合したアイスクリームを試作し、嗜好評...
タイにおける農産物の品質保全および低・未利用地域農産物の高度利用を目指した品質特性に関する研究
摘要 タイにおける低・未利用地域農産物の高度利用を目指し,それらの貯蔵・流通時におけるよりよい品質保全のありかたについて検討し,同時に成分的な品質特性について解明を試みた。強い抗変異原活性が見出され...
摘要 豆腐とビーフンの製造工程の標準化に関する研究を行った。一般に充填豆腐は沸騰直前の温度(約95℃)にて5分程度加熱した豆乳を一度冷却し、凝固剤(たとえばGDL)を添加した後、再び加熱して作られる。豆乳...
摘要 東北タイにおける主要水稲品種であるカオドマリ105について、DNAの差異を利用した品種判別法を適用して、混米の検出を行った。その結果、バンコク市場品から混米を検出することが可能であった。また、香...
摘要 品種の差異の原因であるDNAの構造の差異をとらえる方法を精米に適用するため、精米からのDNAの抽出法として、塩化ベンジルを使用した方法・機械的衝撃を利用する方法と結合水を利用する方法を開発した。結合...
摘要 穀粒の流量やコンバインのホッパタンク質量などから収量を計測する試みが行われているが、これらの“穀粒の量”を収量に換算してマップ化するには、コンバインの位置・刈幅・コンバイン内部での穀粒の搬送遅れ...
イネのアリューロン層形成に関わる遺伝子の単離と構造解析(100)
摘要 米の食味や品質劣化の要因にはぬか層が深く関わっており、炊飯時の粘り・光沢等の食味要素、脂質の蓄積や貯蔵米の保水性に影響するイネ穀粒表層の形態形成に関連する遺伝子を制御することによって、米の長期...
摘要 積雪を地域資源として捉え、農作物貯蔵の冷熱源などとしての利用を推進するため、雪を圧縮成形してブロック化する技術と、効率的なハンドリング方式を確立した。1)雪圧縮成形処理機は、圧縮板の形状変更や油...