要約 日本ナシ「幸水」の自然条件下での自発休眠完了時期及び摂氏7.2度以下の低温要求量は、それぞれ宮崎県と鹿児島県では1月第4~5半旬で700~750時間、大分県では1月第5半旬で900時間である。鹿児島県果樹試験...
要約 ブドウ「巨峰」及び「高墨」の自然条件下での自発休眠完了時期及び摂氏7.2度以下の低温要求量は、それぞれ長崎県と鹿児島県では12月第4半旬で300~ 400時間、大分県と宮崎県では1月第1半旬で400~600時間で...
要約 満開後3~13日にジベレリン25ppmをカンキツ「不知火」の幼果に散布処理することにより、高い生理落果防止効果が得られ、収量が増加する。この落下防止効果は作型、樹勢、樹冠部位に関係しない。熊本県農業研...
要約 「不知火」の加温ハウス栽培では、着果量を樹冠容積1立方メートル当たり14果内外とすることで、果実の大きさが3L~4L果主体となり、細根活性が高く樹勢が維持でき、翌年の着花(果)も良好で安定生産できる...
要約 海草の一種であるアオサは、そのまま畑にすき込むこともできるが、作物の初期生育が抑制される。水洗アオサと剪定屑を重量で等量混合し堆積することにより、堆肥化が可能であり、作物生育も良好になるので農...
捕食性天敵ナミヒメハナカメムシによるキュウリのミカンキイロアザミウマの防除
要約 3月中旬定植の施設栽培キュウリにおいて、捕食性天敵ナミヒメハナカメムシの成虫を定植直後と1週間後に2回放飼すると、ミカンキイロアザミウマの寄生虫数は天敵放飼7日後から急激に減少し、その効果は約1ヶ...
要約 基肥窒素を施用せず、生育に応じて液肥で追肥することにより、窒素の総施用量を慣行の55~61%に低減しても、同等の収量が得られる。高知県農業技術センター・生産環境部・土壌肥料科 背景・ねらい 近年、環...
要約 オウトウ「佐藤錦」の自発休眠覚醒までの必要な低温時間を-6℃から15℃までの範囲で温度ごとに明らかにした。この関係を数式化したモデルにより、施設栽培で加温開始期の決定時に必要な自発休眠覚醒期を高い精...
炭酸ガス施用によるカンキツ「不知火」(「デコポン」)の樹勢強化と品質向上
要約 施設栽培のカンキツ「不知火」(「デコポン」)は、春季の炭酸ガス施用(1,250~2,000ppm)により新梢・新葉の生育が促進され、樹勢が強化される。同時に、着果率が高まる。また、春季に加え秋季にも炭酸ガ...
非病原性フザリウム菌によるロックウール栽培トマトにおける根腐萎凋病の防除
要約 非病原性フザリウム菌をトマトのロックウール栽培において育苗期に接種すると根腐萎凋病に対し高い発病軽減効果が認められる。 背景・ねらい 施設栽培トマトでは抑制栽培を中心に根腐萎凋病が発生し大きな被...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...
「楽々ハイワイヤー誘引システム」の開発による施設栽培トマトの省力軽作業化
要約 施設栽培トマトの、つる下ろし作業を省力化できるハイワイヤー誘引システムを開発した。このシステムにより誘引・整枝などの管理作業の省力化が図れ、作業姿勢が向上する。また、収穫時間が短縮され、収量が...
要約 加温施設において「巨峰」を年2回収穫する二期作栽培が可能であり、5月と12月に収穫する作型(早期二期作)と4月と10月に収穫する作型(超早期二期作)がある。2つの作型とも2作の合計収量1900kg/10a程度が...
日本なし「幸水」の施設作型における燃料消費量の算出法と効率的な温度管理への応用
要約 日本なし「幸水」の施設作型において施設内外温度差と燃料消費量の関係から暖房経費の予測をすることで、一定の収穫期における最も効率的な温度管理法(加温開始期、温度設定)の選択が可能となる。 背景・...
要約 「太秋」の雌花の着生は母枝の節位に支配され、上位節ではかなりの雌花が確保されているものの、着果が不安定で樹勢衰弱となるのは下位のほとんどの節に着生する雄花の多さが原因である。愛媛県立果樹試験場...
有機物連用における施設栽培キュウリ−トマト体系の効率的肥培管理技術
要約 有機物連用施設圃場のキュウリ-トマト栽培体系において、トマト栽培では連用4年目から有機物の減肥が可能である。また、有機物施用量は、作付け前土壌の腐植含有率から推測することが可能である。 背景・...
シンテッポウユリ×スカシユリの切り花用新品種「若狭の歌姫」、「若狭の舞姫」
要約 小球開花性の品種育成を目標に、胚培養によって「若狭の歌姫」「若狭の舞姫」を育成した。これらの品種はシンテッポウユリとスカシユリの種間雑種で、球根養成1年で開花し、年内定植の無加温施設栽培によっ...
耕耘ガス抜きをしない、クロルピクリンテープ剤処理によるメロン黒点根腐病防除
要約 夏季高温時にクロルピクリンテープ剤を畦立後、畦の中央表面に1条処理し被覆する。10日後に被覆を除去し、耕耘によるガス抜きを行わずに定植を行ったが、薬害もなく、メロン黒点根腐病に対して、臭化メチル...
愛媛県におけるマメハモグリバエとナモグリバエの寄生蜂の種構成の比較 愛媛農試
要約 愛媛県下でマメハモグリバエの寄生蜂として3科13種、ナモグルバエの寄生蜂として3科11種を確認した。両種の寄生蜂種構成はほぼ一致する。愛媛県農業試験場・生産環境室 背景・ねらい 愛媛県におけるマメハモ...
黄色蛍光灯とフェロモン剤を用いた施設葉ジソ(オオバ)の鱗翅目害虫の防除 高知農技セ
要約 黄色蛍光灯とハスモンヨトウ交信攪乱用フェロモン剤とを併用処理することで、施設葉ジソに発生するハスモンヨトウのみならず、ベニフキノメイガ、コクロヒメハマキの一種の発生をも同時に抑制できる。高知県...